大迫力の絶景トレイル!Haute Route (オートルート)トレッキングレポート⑬

ヨーロッパアルプスの山々の中でもモンブラン(Mont Blanc, 4810m)マッターホルン(Matterhorn、4478m)は日本人にもその名前は知らない人はいないというほど有名です。この世界が誇るヨーロッパの2大名峰の間をつなぐロングトレイルが「Haute route(オートルート)」です。

Haute routeもその特徴としてTMB同様ほぼ毎日峠越えがあり、毎日1500m~2000mのアップダウンの標高差があります。そのため絶景を見るポイントには事欠きません。

さて今年は「Tour du Mont Blanc (TMB: ツール・ドゥ・モンブラン)」をトレッキングで1周した後に、そのままChamonixからLe Châbleに移動し、Le ChâbleからスタートでこのHaute routeのトレッキングを楽しんでみました。なお、最終目的地はツェルマットです。

本ページでは絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」、ツェルマットまでのトレッキングレポートその⑬(6日目後編)を行います。

一個前のトレッキングレポート(6日目前編)はこちら

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキング6日目前編のレポートを行います。

昨晩泊まったホテル、Hôtel Pointe de Zinalについてはこちら

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回のレポートはHôtel Pointe de Zinal特集です!。

一個前のトレッキングレポート(7日目前編)はこちら

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキング7日目前編のレポートを行います。

今回のトレイル情報

まず、Haute routeはどこにある?

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モンブラン(Mont Blanc, 4810m)マッターホルン(Matterhorn、4478m)という世界に誇るこのヨーロッパの2大名峰の間をつなぐロングトレイル(総距離150㎞超)が「Haute route(オートルート)」です。

位置関係がわかるように参考として、スイスジュネーブ空港・チューリッヒ空港、フランスパリシャルルドゴール空港水色のピンを打ってみました。

スイスジュネーブ空港からTMB(シャモニ・モンブランの街)へのアクセスについては以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

ヨーロッパアルプスを堪能する2大人気ロングトレイルTMBとHaute route。それらの基点となるのが、フランスのChamonix(シャモニー)です。今回はそのシャモニー(Chamonix)へアクセスと、ジュネーブ空港から簡単 ・便利なALPY BUSの解説を行います。

スイスでの近・中距離移動の際の電車の乗車券購入方法について以下にまとめましたので是非ご覧ください。

4000m超級の山々、大迫力の氷河、美しい湖など、大自然が織りなす景色には事欠かない国、スイス。公共交通機関の発達により観光が快適簡単になっています。今回はそのスイスの観光を支える大黒柱「スイス鉄道・ポストバス」の乗車チケットを自動券売機で購入する方法の徹底解説を行います。

次に、Haute routeの概要について

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Haute route(オートルート)フランス・シャモニーからスイス・ツェルマットまでのトレイルの総距離としては約150㎞以上となります。

Haute routeを通して歩く人とっては、シャモニーやル・シャーブルからツェルマットに向かって歩き、ツェルマットが終点になるような行程がメジャーです。しかしどちら向きに歩くかは完全に自由です。実際歩いた印象としては、通しで歩くひとはツェルマット向きで歩いている人が9割シャモニー向きに歩いている人が1割です。

そして

・Chamonix(シャモニー)⇔Champex(シャンペ)の区間はTMB(Tour du Mont Blanc)のトレイルと重複していること(上のマップ、ピンクの部分)。

・Champex→Sembrancher→Le Châbleの区間が比較的標高の低い谷底をずっと歩くことになること

このことから、

スイスの「Le Châble(ル・シャーブル)」や「Verbier(ヴェルビエ)」をHaute routeの始点もしくは終点にするケースも多いです。

そしてHoute routeの終盤についてですが、Europewegが整えられたためこのトレイルを最後に歩くのが最近は人気となっています。またBrig – Visp – Zermatt間の登山列車も谷底を走行していますので、列車を利用しても独特な面白い風景を眺めることができます。

Haute routeの楽しみ方・計画の立て方・攻略の仕方について、またトレッキング以外にも観光で楽しむシャモニー・ヴェルビエの街等、以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキングまとめその①を行います。
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モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。実際トレッキング中・プランニング中に利用する可能性が高い情報をまとめた便利帳です。

トレッキングレポート

<前回までのあらすじ>

Haute Route(オートルート)トレッキング開始初日

Le Châble(ル・シャーブル)→Verbier(ヴェルビエ)→Les Ruinettes→La Chaux(ラ・ショー) →Les Gentianes→Mont-Fort展望台、頂上→Les Gentianes→La Chaux、La ChauxからトレッキングでCabane du Mont Fort、Cabane du Mont Fortで一晩を過ごしました。

2日目:

Cabane du Mont Fort → Col Termin(2648m) → Col de Louvie(2921m) → Col de Prafleuri → Cabane de Prafleuri (Prafleuri小屋)、Cabane de Prafleuriで一晩を過ごしました。

3日目:

Cabane de Prafleuri → Col des Roux → Lac des Dix(ディス湖) → Pas de Chèvres(パ・ド・シェーブル) → Arolla、Hotel du Pigneで一晩を過ごしました。

4日目:

Arolla、Hotel du Pigne → Les Haudères(レ・ゾデール)でバス乗り換え → La Sageからトレッキング開始 → Col du Tsaté(コル・デュ・タテ、2868m) → Lac de Châteaupré(シャトープレ湖) → Cabane de Moiry(モワリー小屋)、モワリー小屋で一晩を過ごしました。

5日目:

Cabane de Moiry(モワリー小屋)→Lac de Moiry(モワリー湖)→Barrage de Moiry(モワリーダム)→Corne de Sorebois(ソルボワ峠)→Zinal、Hôtel Pointe de Zinalで宿泊

本日、Haute route 6日目の行程は以下を予定しています。

Zinal → Vissoie → Saint-Luc → Meidpass (2790m) → Gruben、Hotel Schwarzhornで宿泊

今日の行程のポイントは、

Saint-Luc → Meidpass (2790m)の登りを

・Hôtel Weisshorn経由で全てトレッキングで登るか

・Saint-Luc →Tignousaまでケーブルカーで登って(短い距離ですが)、そこからトレッキングで登っていくか、

でした。

前回、6日目前半の行程、Lac d’Arminaまで到達した時点までレポートしていました。

今回はLac d’Arminaから出発する時点から話を再開します。

Lac d’Arminaという湖に到着します。正面にドーンとMeidspitz(2934m)が大迫力で構えています。

トレイルからLac d’Arminaを眺めるとその奥に白い山、Bella Tolaが見えています。湖畔で少し休憩です。

次の機会には登りたいと思わせる山、Bella Tola(3025m)です。

しばしの休憩を終えて、Lac d’Arminaを後にします。

Lac d’Arminaを出て、左にはBella Tola、右にはMeidspitzという贅沢な眺めで長い上りが始まります。

時々Bella Tola方向に向かって歩く時もあります。この雪ではなく白いこの山は周りの山々の中でも異彩を放っています。

トレイルは基本的にMeidspitzに向かって登り続けています。

Pigne de Combavert(2860m) というそそり立つ岩のような山が正面奥に見えてきました。

ココから先の登りの全容が見えてきました。急な登りが始まる前に気持ちの準備をします。

岩がゴロゴロしている箇所も多くこのあたりにでてきますので、浮石に注意してすすみます。

登り傾斜が明らかにこの先で変化しています。

このポイントがT字になっています。筆者はこのまままっすぐ登っていきます。右から登ってきたトレイルはホテルバイスホルンからのルートです。

大きくジグザグに登っていくトレイルです。今南向きに歩いています。

そして次に、北向きに進んでいます。

大きなジグザグ登りが終わったら、コル部分をはっきり見ることができるようになります。Meidspitz(2790m)とPigne de Combavert(2860m)の間にあるコルが筆者がこれから越えるべきMeidpassです。

Meidpassに向かってひたすらの登りが始まります。

直登ではなく、ここでも大きくジグザグに登っていくトレイルです。

大分登ってきました。Pigne de Combavert(2860m)が目前に迫ってきました。

まだまだジグザグに登り続けます。

ひたすらジグザグに登り続けて本日最高点のMeidpass(2790m)に到着です。Pigne de Combavert(2860m)の巨大な壁が正面に見えています。

Meidpass(2790m)からの西向きの眺めです。グランコンバン(Grand Combin de Grafeneire、4314m)、グランドジョラス(Grandes Jorasses/ Pointe Walker 4208m)、モンブラン(Mont Blanc – Monte Bianco、4810m)、Tour Salière(3220m)、Haute Cime(3257m)などそうそうたる面々が見えています。

それぞれを拡大してみましょう。

それぞれオートルートで通過もしくは近くで見てきた山ですね。

TMBで見てきた山々もここから見えていることになりますね。

Meidpass(2790m)からの北向きの眺めです。目の前に見えているピークがまさにMeidspitz(2790m)です。その奥の白い山がBella Tola(3025m)、そしてその奥に尖ったピークのRothorn(2998m)が構えています。

Meidpass(2790m)からの南東向きの眺めです。この向きが大迫力で圧巻です。Weisshorn4506mやBishorn4151m、スイス内に山全体がある山としては1番高い山のDom4545mも見えています。もうすこし拡大してみておきます。

Weisshorn4506mやBishorn4151mとBrunegghorn(3831m)の間に大きな氷河Brunegggletscherが見えています。

Meidpassからの360°の景色を堪能したら、そろそろGrubenに向けて下り始めることにします。下って2時間と見積もります。

これから行く先を見わたします。行く先左方向に湖があります。あの湖がMeidseeです。まずはMeidseeまで下ってもう一度休憩することにします。

トラバースしながらの下りが始まります。

トラバースしながらの下りを終えるとトレイルは東向きにしばらく平坦に進みます。

右手には遠くにDom(4545m)やTäschhorn(4491m)を見ながら歩くことができる区間です。

写真右端に写っている遠くの雪があるピークはFletschhorn(3985m)、右端で手前にある高いピークはSchwarzhorn(3201m)です。どんどん進んでいきましょう。

小高い丘のような場所を登り切ったら湖Meidseeが見えてきます。

湖畔を歩くとMeidpassで見た以上に大きな湖と感じます。湖畔で釣りをしている人もいます。

湖近くのトレイルを歩いていると今まで見た中で一番背が低いかもしれない標識が出現しました。ちょっと見てみます。

まずここがMeidseeですよと言っています。Grubenまでは1時間30分とあります。ではMeidseeの湖畔まで少し下って休憩することにします。

Meidseeなかなか綺麗な湖です。後から他のハイカー達も下ってきて皆湖畔で休憩しています。

写真正面に見えているピークはRotiggrat(2840m)です。

Meidseeでの小休憩を終えてGrubenへの下りを再開することにします。まずはトレイル本道に復帰するために湖畔から少々登ります。この方向は相変わらず大迫力の山々が見えています。

何度見てもWeisshorn(4506m)Bishorn(4151m)が大迫力で迫っています。そして右端には特徴的な尖がり具合のZinalrothorn(4221m)が見えています。

トレイル本道に復帰しました。写真中央はÜssers Barrhorn(3610m)ですが、右にBrunegghorn(3831m)、そしてWeisshorn(4506m)が存在感バッチリで構えています。

本格的な下りが始まりました。Weisshorn(4506m)がずっと見えています。

ヘアピンカーブを繰り返しながらつづら折りに下っていきます。

まさにつづら折りの下りです。

どこまで下ってもWeisshorn(4506m)がドーンと構えています。

トレイルは一時的にしばらく平坦になります。それにしても今日の後半はWeisshorn(4506m)の存在感が凄まじいです。

トレイルは再び下りが始まりました。下に小屋が見えてきました。

Meide Oberstaffelという場所になります。

小屋群を抜けると標識が出てきます。ちょっと見ておきましょう。

Grubenまで1時間とあります。

Meide Oberstaffelからは車道(未舗装)が登場します。しばらく車道を歩いていきます。

車道を下っていると標識がまた出てきます。ここで右に下り登山で下っていくことにします。

Meide Mittlere Staffelという場所になります。レストランもあります。

このMeide Mittlere StaffelからはÜssers Barrhorn(3610m)、Weisshorn(4506m)、Punta Burnaby(4135m)、Les Diablons(3609m)などが織りなす大迫力の景色を眺めることができます。

正面に見えている氷河はTurtmanngletscher(トゥルトマングレッチャー)です。見えている山々の図解を下にしておきます。

グランジャンダルムの尖り具合が素敵です。

Meide Mittlere Staffelで絶景を楽しむのもほどほどに、集落を通過して下りを再開します。

集落を過ぎてからはしばらくトラバース気味の下りが続きます。

ひたすら下り続けることで標高が下がってきました。周りの木々が背が高くなってきています。

トレイルは木々の中に突入です。ここからつづら折りの下りが続きます。

湧き水でトレイルが滑りやすい場所も多くあるので注意してテンポよく下ります。

舗装路を走る自動車の音がクリアに聞こえるようになってきました。左下にGrubenの集落が見え始めます。

Grubenの村までもうすぐです。

Meidpassからひたすらの下りののち、Grubenの村に到着しました。左に集落、Hotel Schwarzhornが見えています。そちらの方へ進むことにします。

Grubenの村をHotel Schwarzhornに向かって歩いていきます。Zinalはス―パーも大きくツェルマットに近づいてきたんだなぁと実感していましたが、ここGrubenは逆にまた田舎に戻ったような雰囲気です。駐車場も小さく、宿泊施設も代表的なものはHotel Schwarzhornしかありません。

Hotel Schwarzhornとその前のテラスの雰囲気がとても素敵です。筆者が到着時にはすでに多くのハイカーがテラスで日光浴をしながらビールを楽しんでいました。

Gruben唯一の宿泊施設といっても良いホテル、Hotel Schwarzhornに到着です。レセプションへはこちら側から入っていくことになります。今日の宿泊は大部屋雑魚寝タイプのドミトリーです。

Hotel Schwarzhornについては以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回のレポートはHotel Schwarzhorn特集です!。

次のレポート「Haute route(オートルート)トレッキング7日目前編」に続く!

次のレポート(7日目前編)はこちら

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキング7日目前編のレポートを行います。

最後に

いかがでしたか?大迫力の絶景トレイル!Haute Route (オートルート)トレッキングレポート⑬。Haute routeトレッキング6日目後編の模様をレポートしました。天気や状況次第では突然の予定変更を考える柔軟さも高標高のロングトレイルではその必要があります。まずは怪我のないように注意しながらHaute route(オートルート)をツェルマットに向かって進み続けます!次のレポートをお楽しみに!

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