大迫力の絶景トレイル!Haute Route (オートルート)トレッキングレポート⑭

ヨーロッパアルプスの山々の中でもモンブラン(Mont Blanc, 4810m)マッターホルン(Matterhorn、4478m)は日本人にもその名前は知らない人はいないというほど有名です。この世界が誇るヨーロッパの2大名峰の間をつなぐロングトレイルが「Haute route(オートルート)」です。

Haute routeもその特徴としてTMB同様ほぼ毎日峠越えがあり、毎日1500m~2000mのアップダウンの標高差があります。そのため絶景を見るポイントには事欠きません。

さて今年は「Tour du Mont Blanc (TMB: ツール・ドゥ・モンブラン)」をトレッキングで1周した後に、そのままChamonixからLe Châbleに移動し、Le ChâbleからスタートでこのHaute routeのトレッキングを楽しんでみました。なお、最終目的地はツェルマットです。

本ページでは絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」、ツェルマットまでのトレッキングレポートその⑭(7日目前編)を行います。

一個前のトレッキングレポート(6日目後編)はこちら

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキング6日目前編のレポートを行います。

昨晩泊まったホテル、Hotel Schwarzhornについてはこちら

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回のレポートはHotel Schwarzhorn特集です!。

一個前のトレッキングレポート(7日目後編)はこちら

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキング7日目後編のレポートを行います。

今回のトレイル情報

まず、Haute routeはどこにある?

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モンブラン(Mont Blanc, 4810m)マッターホルン(Matterhorn、4478m)という世界に誇るこのヨーロッパの2大名峰の間をつなぐロングトレイル(総距離150㎞超)が「Haute route(オートルート)」です。

位置関係がわかるように参考として、スイスジュネーブ空港・チューリッヒ空港、フランスパリシャルルドゴール空港水色のピンを打ってみました。

スイスジュネーブ空港からTMB(シャモニ・モンブランの街)へのアクセスについては以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

ヨーロッパアルプスを堪能する2大人気ロングトレイルTMBとHaute route。それらの基点となるのが、フランスのChamonix(シャモニー)です。今回はそのシャモニー(Chamonix)へアクセスと、ジュネーブ空港から簡単 ・便利なALPY BUSの解説を行います。

スイスでの近・中距離移動の際の電車の乗車券購入方法について以下にまとめましたので是非ご覧ください。

4000m超級の山々、大迫力の氷河、美しい湖など、大自然が織りなす景色には事欠かない国、スイス。公共交通機関の発達により観光が快適簡単になっています。今回はそのスイスの観光を支える大黒柱「スイス鉄道・ポストバス」の乗車チケットを自動券売機で購入する方法の徹底解説を行います。

次に、Haute routeの概要について

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Haute route(オートルート)フランス・シャモニーからスイス・ツェルマットまでのトレイルの総距離としては約150㎞以上となります。

Haute routeを通して歩く人とっては、シャモニーやル・シャーブルからツェルマットに向かって歩き、ツェルマットが終点になるような行程がメジャーです。しかしどちら向きに歩くかは完全に自由です。実際歩いた印象としては、通しで歩くひとはツェルマット向きで歩いている人が9割シャモニー向きに歩いている人が1割です。

そして

・Chamonix(シャモニー)⇔Champex(シャンペ)の区間はTMB(Tour du Mont Blanc)のトレイルと重複していること(上のマップ、ピンクの部分)。

・Champex→Sembrancher→Le Châbleの区間が比較的標高の低い谷底をずっと歩くことになること

このことから、

スイスの「Le Châble(ル・シャーブル)」や「Verbier(ヴェルビエ)」をHaute routeの始点もしくは終点にするケースも多いです。

そしてHoute routeの終盤についてですが、Europewegが整えられたためこのトレイルを最後に歩くのが最近は人気となっています。またBrig – Visp – Zermatt間の登山列車も谷底を走行していますので、列車を利用しても独特な面白い風景を眺めることができます。

Haute routeの楽しみ方・計画の立て方・攻略の仕方について、またトレッキング以外にも観光で楽しむシャモニー・ヴェルビエの街等、以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキングまとめその①を行います。
モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキングまとめその②を行います。
モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキングまとめその③を行います。
モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。実際トレッキング中・プランニング中に利用する可能性が高い情報をまとめた便利帳です。

トレッキングレポート

<前回までのあらすじ>

Haute Route(オートルート)トレッキング開始初日

Le Châble(ル・シャーブル)→Verbier(ヴェルビエ)→Les Ruinettes→La Chaux(ラ・ショー) →Les Gentianes→Mont-Fort展望台、頂上→Les Gentianes→La Chaux、La ChauxからトレッキングでCabane du Mont Fort、Cabane du Mont Fortで一晩を過ごしました。

2日目:

Cabane du Mont Fort → Col Termin(2648m) → Col de Louvie(2921m) → Col de Prafleuri → Cabane de Prafleuri (Prafleuri小屋)、Cabane de Prafleuriで一晩を過ごしました。

3日目:

Cabane de Prafleuri → Col des Roux → Lac des Dix(ディス湖) → Pas de Chèvres(パ・ド・シェーブル) → Arolla、Hotel du Pigneで一晩を過ごしました。

4日目:

Arolla、Hotel du Pigne → Les Haudères(レ・ゾデール)でバス乗り換え → La Sageからトレッキング開始 → Col du Tsaté(コル・デュ・タテ、2868m) → Lac de Châteaupré(シャトープレ湖) → Cabane de Moiry(モワリー小屋)、モワリー小屋で一晩を過ごしました。

5日目:

Cabane de Moiry(モワリー小屋)→Lac de Moiry(モワリー湖)→Barrage de Moiry(モワリーダム)→Corne de Sorebois(ソルボワ峠)→Zinal、Hôtel Pointe de Zinalで一晩をすごしました。

6日目:

Zinal、Hôtel Pointe de Zinal → Vissoie → Saint-Luc → Meidpass (2790m) → Gruben、Hotel Schwarzhornで一晩を過ごしました。

本日、Haute route 7日目の行程は以下を予定しています。

Gruben、Hotel Schwarzhorn → Augstbordpass (2893m) → Jungu → Sankt Niklaus → Zermatt、Zermattのホテルで宿泊

今日の行程のポイントは、

・Gruben、Hotel Schwarzhorn → Augstbordpass (2893m)の登り

・Sankt Niklaus → ZermattへはMatterhorn Gotthard Bahnを利用予定。

です。

では7日目の様子をレポートしていきます。

Gruben唯一の宿泊施設、Hotel Schwarzhornの目の前からオートルートの本道が出ています。St.Nillausまでは6時間40分とありますね。時刻は朝の7時です。今日はお昼前から大雨の天気予報になっています。天候が崩れる前にAugastbord pass(2893m)を登り切ってしまおうと考えました。

ホテル前のトレイルは10分間ぐらいはこのようななだらかな斜面の直登になります。

この橋を渡ったらトレイルは木々の中に入っていきます。そこからつづら折りの登り開始です。

北方向を向きながら登ったり、

南方向を向いて登ったりを何十回も繰り返していきます。

つづら折りを登り続けると標高が上がるにつれて周りの木々がなくなってきました。

周りの木々がなくなってもつづら折りの登りはまだまだ続きます。

標識がでてきました。ちょっと見ておきましょう。

Augastbordpassまで2時間10分、Jungenまで4時間50分とあります。とりあえずそこまでは歩く予定です。Jungenからは時間とその際の天候によってロープウェイを利用することにします。

どんどん登っていきます。今日はまだまだ序盤です。

まだまだ続きます。

登っていると途中この標識を通過します。奥に見えている特徴的な形の山はMeidhoru(2876m)です。

何回も何回も南向き北向きを繰り返します。天気がよければ南向きの眺めはもっと楽しめたはずですが残念です。

登っていくとどんどん景色が変わっていきます。この先登るとどんな景色でしょう。

先には沢山の牛が草を食べているアルプでした。

アルプの脇をジグザグに登っていきます。

Mont-Fort小屋、Prafleuri小屋、Alloraまで行程が一緒で、そこから一旦行程が別になったものの、Gruben Hotel Schwarzhorn で偶然にも宿泊が一緒になった日本人ベテランハイカーTさんが筆者の前で登りながらポーズを決めてくれます。

牛たちが、せっせと登る筆者達ハイカーをじーっと眺めています。

牛達のいたエリアを過ぎたら、また単調な登りを登りつづけます。

これから行く先が厚い雲で充満しています。コル越え手前から雨に遭遇することが十分予想される状況です。

トレイルはこのあたりから次第に傾斜がでてきます。

延々と登り続けていますが、この時点ではどこがコルなのかは分かっていません。

登っても登っても先に上がでてきます。トレイルは目の前に見えている小高い丘のような場所を越えていくようです。

トレイルは目の前に見えている小高い丘のような場所をジグザグに登って越えていくようです。

ジグザグに登っていきます。

小高い丘のような場所を登りきった後、雲が充満してはいますが、先にコルのような場所や、上の世界が見えてきました。

しばらく登り続けると、目の前のコルが今から超えていくべきAugastbordpass(2893m)であるとはっきりしてきました。

Augastbordpass(2893m)を正面に見るまでにはまだもう少しジグザグの登りが待っています。

さあ、越えるべきコルが正面に見えてきました。筆者にとってのオートルート最後のコル越えの登りです。今まで越えてきた数々のコルを思い出しながら登ります。

ジグザグが延々と続きます。

標識が立っている場所がコルです。もうすぐです。

Augastbordpass(2893m)に到着しました。

今まで登ってきた道を振り返ってみました。左側にPointe de la Forcletta(3077m)、Le Boudry(3071m)、Pointe de Tourtemagne(3082m)、Le Toûno(3018m)など3000m超の山がひしめいて見えます。

Augastbordpass(2893m)から東側の眺めです。今日は雲が充満してさらに小雨も降っていて視界は良くありません。右端に見えているピークはSteitalhorn(3163m)です。

小雨も降っていますし、今後もあまり天気は良くなさそうです。コルでの眺めを楽しんだらそろそろコルを下って進んでいこうと思います。

Augastbordpass(2893m)から下っていくトレイルは写真のように伸びています。

晴れていたら眺めが良いはずの場所ですが、今日は雲が充満して前が真っ白で少し残念です。

一生懸命登ってきたAugastbordpassですが下りは悲しくなるほどに楽です。

Augastbordpassから比較的直線的に下ってきて、このあたりで一旦平坦なトレイルになります。

振り返ると筆者が先程までいAugastbordpassやその向こう側が青空のようです。少し悔しい気もしますが今日の午後からは何れにせよ大雨の予報ですので、ゆっくりもしていられません。先に進むことにします。

トレイルはまだしばらく平坦が続きそうです。少しスピードアップして歩くことにします。

今日は午後から大雨の予報です。速く歩けるトレイルでは少し速めに歩いて距離を稼いでおくことにします。これからまだまだ下りと東方向へのトラバースが続きます。

果たして最終目的地のZermattに今日到着できるのでしょうか?!

次のレポート「Haute route(オートルート)トレッキング7日目後編」に続く!

次のレポート(7日目後編)はこちら

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキング7日目後編のレポートを行います。

最後に

いかがでしたか?大迫力の絶景トレイル!Haute Route (オートルート)トレッキングレポート⑭。Haute routeトレッキング7日目前編の模様をレポートしました。天気や状況次第では突然の予定変更を考える柔軟さも高標高のロングトレイルではその必要があります。まずは怪我のないように注意しながらHaute route(オートルート)をツェルマットに向かって進み続けます!次のレポートをお楽しみに!

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コメント

  1. M.M より:

    美しいお写真、拝見しました。
    お写真ではとても穏やかな日に見えますが・・・大雨は大丈夫でしたか。
    以前、SJ寝台車の乗り換えでご相談に乗っていただいた者です。
    無事に楽しい旅行を終えました。
    enjoytravelingsolo様のページをたくさん参考にさせていただき、
    おかげさまで色々なところでお得に、そしてとてもスムースに旅ができました。
    本当に、ご親切に、どうもありがとうございました。
    最近は大自然のお写真をゆっくり見せていただいています。
    本当に美しいですね。
    海外は難しそうだけれど、この秋は日本で山に登ってみようかな?などと考えています。
    どうかお身体にお気をつけて、旅を続けてください。
    またレポートを楽しみにしています。

    • enjoytravelingsolo より:

      M.M様 コメントいただきありがとうございます。
      無事に北欧旅行を終えられたことを聞き、そして
      M.M様のスムースな旅行のお力になれたということで、非常に嬉しく思っております。
      北欧関連のページ以外もご覧になって下さりありがとうございます。
      日本の山も特に秋は低山で十分に綺麗な紅葉を見ることができてとても風情がありますね。気温も下がってくるのでお気を付けてお気を楽しみください。
      今後も情報をUP継続していきますのでお楽しみいただければ幸いです。
      この度は励みになるコメント本当にありがとうございました。
      今後ともよろしくお願いいたします。