壮大なスケールの紅葉に感動! 秋のクングスレーデン トレッキング 前日・前々日

クングスレーデン(スウェーデン語:Kungsleden、英語:King’s Trail、日本語訳:王様の散歩道)は全長440kmにわたるスウェーデン北部に位置する北極圏内のロングトレイルです。最も多くのハイカーに歩かれているルートはクングスレーデン北部(アビスコ~ケブネカイセ)で、夏の期間は白夜になります。そして北極圏内のこの場所は毎年9月の中旬には冬の兆しが出始め、ほぼすべての山小屋がCloseとなります。

今回、山小屋がCloseとなった後の9月最終週の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間かけてトレッキングを行いました。

本記事では、トレッキング開始前日・前々日のレポートを行います。

1つ後のレポートはこちら

山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク1日目 前編 キルナ→ニッカルオクタ→ケブネカイセマウンテンステーション」をレポートします。

トレッキング開始 前々日 ストックホルム→キルナ(夜行列車泊)

今回のキルナへの移動は夜行列車です。ストックホルム中央駅22時40分発、翌朝10時30分にBoden駅で乗り換え、キルナ駅に14時20分に到着します。一国内の移動ながら計15時間30分かかり、これだけでもスウェーデンの広大さを感じます。

夏の間は大きなバックパックを背負ったハイカー達でにぎわう夜のストックホルム中央駅ですが、山小屋close時期の9月の最終週はバックパックを背負った人間は自分を含めプラットフォームに5人だけでした。

夜行列車はLuleå(ルレオ) 行きで、翌朝途中のBoden駅でNarvik(ナルビーク)行きの列車に乗り換えとなります。写真左:セカンドクラス(銀色)、写真右:ファーストクラス(黒色)の車両。夜行列車でのファーストクラスは1室2名分の上下ベッド、シャワー・トイレ付のプライベート空間が約束された部屋で、一人で利用も勿論問題ありません。ストックホルムからキルナ向きの際は、進行方向先頭がファーストクラス(1車両)になることが多いです。

写真左:ファーストクラス部屋の概要。部屋内に収納スペースも用意されていますが、ウエストハーネスがしっかりした大型バックパックを入れるには小さいです。写真右:スペースを有効に使用する都合上トイレとシャワーは同じ場所にあります。シャワールームの上部にある棚には飲料水が4パック(1パック250㏄)用意されています。

列車でのTIPS

  • 頭を廊下側に向けて寝る: 窓側を頭にすると絶え間ない外からの列車音と窓の隙間からくる外気で寝にくい。
  • Narvik行きの列車は検札が来るまで、予約通りの座席に着席している人が多いが、検札後は結構な人数が好きな座席に移動している。係員も気にしない様子。

スウェーデン国鉄SJのチケット予約・購入方法については以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

長距離路線利用時には必須のスウェーデン国鉄SJのウェブチケット予約・購入システム。非常にシンプルで利用しやすく、行先として他国コペンハーゲンや、オスロまでカバーしています。今回ストックホルムからアビスコに行く際の寝台列車を例に予約プロセスを解説します。

スウェーデン キルナへのアクセスについては以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

スウェーデンのキルナ。アイスホテルやアビスコに訪れる際に必ずといっていいほど利用するキルナ空港・キルナ駅があり、乗り継ぎの関係で宿泊する可能性も高く、ラップランドの要となる場所です。今回はストックホルムからキルナ空港・駅、街内へのアクセスについてまとめます。

ハイク開始 前日 キルナ泊

キルナ駅はそこまで1日の総発着本数が多くなく、列車の発着に合わせてキルナ駅ーキルナバスステーション間の無料シャトルバスが出ています。列車から降り立ち、すぐ分かるところにシャトルバスが待っています。

宿泊予定のSTF Malmfaltens Folkhogskola (マルムフェルテンス フォルキョグスコーラ) にチェックイン後、キルナバスステーション付近に戻り現地調達品の買い物を行いました。

右側に進むとすぐICAスーパーマーケット、道なりに左に進んでいくとintersport(スポーツ用品店)やその向かいのアウトドア用品店があります。

intersportやその向かいのアウトドアショップでプリムスのガス缶を購入することができます。大半の店が18時で閉店なのでそれまでに買い物を終了させておくことが重要です。Systembolagetはグーグルマップではワイン専門店と表記されますが、スウェーデンの国営の酒類販売店です。

2018年1月時点でキルナの中心にあったこのICA Nära Toppenが閉鎖されているのを確認しました。ですので、徒歩内でできるキルナ街内での食料の買い物「Östlunds Snabbköp ICA Nära」か「Coop Kunsum」になります。

以下にキルナのスーパーマーケットを始め観光スポット情報をまとめていますので是非ご覧ください。

スウェーデンのキルナ。アイスホテルやアビスコに訪れる際に必ずといっていいほど利用するキルナ空港・キルナ駅があり、乗り継ぎの関係で宿泊する可能性も高く、ラップランドの要となる場所です。半日~1日余裕ができたけど、キルナ観光どうしよう?そんな時の味方です!

キルナでの宿泊先の選び方については以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

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STF Malmfaltens Folkhogskola (STF マルムフェルテンス フォルキョグスコーラ)

Folkhogskolaはスウェーデン内に複数ある施設で、異なった年齢・バックグラウンドにかかわらず、スウェーデン内の誰でもが利用できる絵画・写真・文学・語学・その他文化的活動の学び舎としての役割(有料のクラスに参加する型)があります。

STF Malmfaltens Folkhogskolaはそれに隣接する敷地内でSTF(Swedish Tourist Association)が営む宿泊施設です。STF全般に言えることは安く宿泊でき、ある一定のクオリティ(清潔さ等)が満たされていることです。キルナで贅沢を極めるならば迷わず他のホテルにすべきだが、一人旅・山行に伴う宿泊ならば十分満足できるレベルです。

写真上左:左に行けばSTFのレセプション、まっすぐ行けば日本人に人気のキャンプ リパン。キャンプ リパンとSTFは高低差はあるものの隣近所です。写真上右:レセプションのある建物の入り口。STFの施設である証明マーク(黄色と青色)が掲げられています。写真下左:本日宿泊する部屋があるhostel部分のKursgårdという建物。写真下右:宿泊施設以外にもカンファレンスルームなどがあり、朝食の食堂はレセプション部分の2階にあります。

hostelではおなじみの共用キッチン。食器・皿はもちろん鍋やフライパンも使用できます。とても綺麗に保たれています。共用冷蔵庫も同スペース内にあります。

キッチンと続きにある共用スペース。テレビもありくつろぐことができます。これは地上階のスペースだが、地下にもこれより大きな共用スペース・キッチンがありました。

このhostelの個室部屋にはトイレと洗面台はありますが、シャワーに関しては共用シャワーを使用する。清潔に保たれていますが、足元が気になる人はバックパッカー必携のおなじみのビーチサンダルを持って行ってもいいと思います。

共用シャワールームの続きの部屋にはサウナがあります。秋のこの時期は宿泊客が少ないおかげで終始独占状態でした。

朝食場所も清潔で、本来の広さに比べるとパーティションで区切られ半分でしたが、この時期の宿泊者数(10名以下)には十分すぎるほどの大きさでした。朝食内容は充実している北欧のホテルには及びませんが、個人的には必要十分でした。

「STF Malmfältens Folkhögskola」(別名、STFキルナ)について以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

夏も冬もラップランドを楽しむ上で要(かなめ)となる場所、それがスウェーデンのキルナです。値段とクオリティーのバランス、その他好条件を備えた「STF Malmfältens Folkhögskola」(別名、STFキルナ)を紹介します。

キルナでのTIPS

  • キルナでの外食のためのレストランの数は多くありません。夏には遅くまで開いていても秋には早く閉店するなど、夕食場所として期待できるところは少ないです。ICAスーパーで食材を購入し、STFのキッチンで夕食を作ってしまうというのが一番安上がりで、部屋でゆっくりできる方法だと思います。

1つ後のレポートはこちら

山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク1日目 前編 キルナ→ニッカルオクタ→ケブネカイセマウンテンステーション」をレポートします。

秋のクングスレーデン トレッキングレポート

Enjoy traveling soloの秋のクングスレーデン ロングトレイルトレッキング全リポートです。

山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク前々日 ストックホルム→キルナ」「ハイク前日 キルナ泊」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク1日目 前編 キルナ→ニッカルオクタ→ケブネカイセマウンテンステーション」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク1日目 後編 ケブネカイセマウンテンステーション」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク2日目 ケブネカイセマウンテンステーションからシンギへ」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク3日目 シンギからサルカへ」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク4日目 前編 サルカからチェクチャへ」をレポートします。
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山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク5日目 前編 チェクチャからアレスヤーレへ」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク5日目 後編 アレスヤーレ小屋とテント場」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク6日目 前編 アレスヤーレからアビスコヤーレ①」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク6日目 中編アレスヤーレからアビスコヤーレ②」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク6日目 後編アビスコヤーレからアビスコツーリストステーション」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク終了翌日アビスコツーリストステーションからストックホルムへ」をレポートします。

秋のクングスレーデン まとめ

準備・ルート検討についてはこちらにまとめていますので是非ご覧ください。

山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では秋特有の事情を踏まえた北部クングスレーデンへの準備・ルート検討をレポートします。

環境条件・装備についてはこちらにまとめていますので是非ご覧ください。

山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では秋特有の事情を踏まえ北部クングスレーデンの環境、装備のまとめをレポートします。
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