ツールドモンブラン(TMB)1周 宿泊施設編③ Hôtel du Col de la Forclaz !

ヨーロッパアルプスの山々の中でもモンブラン(Mont Blanc, 4810m)は日本人にもその名前は知らない人はいないというほど有名です。この西ヨーロッパ最高峰のモンブランを主峰としてグランドジョラスなどの4000m級の山がこのエリアに塊のように存在しており、その山群の周りを1周する約170kmのロングトレイルが「Tour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)」です。

その特徴としてほぼ毎日峠越えがあり、アップダウンの累積標高差が10000mを越えるなど体力的な条件が求められますが、その分絶景を眺めることができる場所には事欠きません。

さて今年は「Tour du Mont Blanc (TMB: ツール・ドゥ・モンブラン)」1周トレッキングをテント泊と山小屋泊を混ぜて楽しんでみました。

今回はTMB1周トレッキング 山小屋(ホテル)編③ Hôtel du Col de la Forclaz (ホテル・フォルクラ峠)の様子をレポートします。

一個前のレポート(9日目後半)はこちら

西ヨーロッパ最高峰のモンブラン(4810m)を主峰とする4000m級の山塊を1周する約170kmのロングトレイル「Tour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)」。今回テント泊を織り交ぜてTMB1周のトレッキングを行いました。9日目後半のレポートです。

一個後のレポート(10日目前半)はこちら

西ヨーロッパ最高峰のモンブラン(4810m)を主峰とする4000m級の山塊を1周する約170kmのロングトレイル「Tour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)」。今回テント泊を織り交ぜてTMB1周のトレッキングを行いました。10日目前半のレポートです。

今回のトレイル情報

まず、TMBはどこにある?

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上の地図上赤のピンが西ヨーロッパ最高峰のモンブラン(Mont Blanc, 4480m)です。その周囲にはグランドジョラスなどの4000m級の山塊があり、その周りをぐるっと一周するトレイルがTMB(上の地図のブルーのライン)です。

参考として、スイスジュネーブ空港・チューリッヒ空港、ドイツフランクフルト空港、フランスパリシャルルドゴール空港水色のピンを打ってみました。

TMBに最も近いスイスジュネーブ空港からTMB(シャモニ・モンブランの街)へのアクセスについては以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

ヨーロッパアルプスを堪能する2大人気ロングトレイルTMBとHaute route。それらの基点となるのが、フランスのChamonix(シャモニー)です。今回はそのシャモニー(Chamonix)へアクセスと、ジュネーブ空港から簡単 ・便利なALPY BUSの解説を行います。

次に、TMBの概要について

TMB(Tour du Mont Blanc、ツール・ドゥ・モンブラン)フランス・イタリア・スイスの3国にまたがる約170㎞のロングトレイルです。

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TMBの西側半分がフランス内(ブルーのライン)にあり、TMBの南側がイタリア内(グリーンのライン)、TMBの北東側がスイス国内(赤のライン)にあります。

フランス側のシャモニーやレズ―シュからのスタートが一般的ですが、TMBをどこからスタートするか、時計回り・反時計回りにどちらに周るかは完全に自由です。

TMBの楽しみ方・計画の立て方・攻略の仕方について、トレッキング以外にも観光で楽しむシャモニーの街等、以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

モンブラン(4810m)を主峰とする4000m級の山塊を1周するロングトレイルTour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)。今回はテント泊と山小屋泊を交ぜて楽しみました。今回はこのTMB1周トレッキングのまとめその①を行います。
モンブラン(4810m)を主峰とする4000m級の山塊を1周するロングトレイルTour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)。今回はテント泊と山小屋泊を交ぜて楽しみました。今回はこのTMB1周トレッキングのまとめその②を行います。
モンブラン(4810m)を主峰とする4000m級の山塊を1周するロングトレイルTour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)。今回はテント泊と山小屋泊を交ぜて楽しみました。今回はこのTMB1周トレッキングのまとめその③を行います。
モンブラン(4810m)を主峰とする4000m級の山塊を1周するロングトレイルTour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)。本ページは実際にTMB1周トレッキング中に、またはプランニングの際に調べる・利用する可能性が高い情報をまとめた便利帳です。

Hôtel du Col de la Forclaz レポート

筆者がHôtel du Col de la Forclazに到着した日(TMB一周9日目)は下の様な行程でした。

Orsières→Champex→Fenetre d’Arpette(2665m)→Col de la Forclaz

昨夕はのOrsières Train station前にあるホテル「Hôtel Terminus」で思わぬハプニングでビールをごちそうになったりと、楽しい宿泊でした。

今晩はCol de la Forclaz(フォルクラ峠)にある「Hôtel du Col de la Forclaz」でドミトリー部屋での宿泊です。

Hôtel du Col de la Forclazのウェブサイトはこちら

上記ウェブサイトの「HOTEL」ページでは個室の紹介、「GUEST HOUSE」ページではドミトリー部屋の紹介がされています。なお、ホテルの裏にキャンプサイトもあり、テント設営することもできます。

ウェブサイト上にある予約フォームはキャンプサイトの予約のみの受付で、個室やドミトリー宿泊希望の場合は、ホテルに直接電話して予約をします。

筆者が予約した時は電話に出た男性(ご主人?)は英語で会話OKでしたが、その次の電話に出た女性はフランス語のみで、英語ならば他のスタッフ(若い女性?)に替わるので待ってください、と言われました。

電話での予約は他のスイスの山小屋・ホテルの予約の時と同様

・そのホテルに何月何日の夜に泊まりたい

・泊まる人数

をまず伝えます。すると個室やドミトリーの空き状況を教えてくれるので、どちらかを選択して、ディナーの要否を伝えるという順番です。

筆者はOrsières出発が9時になると、Champex→Fenetre d’Arpette(2665m)→Col de la Forclazへの到着が18時を過ぎる可能性があると予想して今回は夕食は予約しませんでした。

そして

Hôtel du Col de la Forclazが素晴らしいのは

ホテルの向かいに売店がある

ホテルの1階に屋内レストラン(宿泊者の夕食用の場所)だけでなく、ホテル前にテラスレストランがあって、そこで普通のレストランのように好きな物を注文して食べることができる(しかもテラスレストランが夜9時までオープンしている)

という点です。

ではTMB1周9日目、Fenetre d’Arpette(アルペットの窓、2665m)を越えてはるばるCol de la Forclazまで下ってきた時点から話を始めます。

Hôtel du Col de la Forclazが見えてきました。時刻は18時30分です。今日も朝から10時間以上ずっとトレイル上にいます。お腹も空きました自然と足取りが速くなります。

ゴールのHôtel du Col de la Forclazが目の前ですが、その前にこの行先盛沢山の標識を一枚。

Hôtel du Col de la Forclaz(ホテル・フォルクラ峠)はスイスのMartigny(マルティニー)とフランスのChamonix(シャモニー)をつなぐ道路上にあります。写真の車道がその道路になります。フォルクラ峠のこの道路はその性質上とても交通量の多い場所になります。

車に気をつけて渡りましょう。

Hôtel du Col de la Forclaz(ホテル・フォルクラ峠)の正面、レストラン側になります。とてもいい雰囲気です。なお、宿泊受付のレセプションは裏手にまわった方の入り口になります。

レセプションでチェックインを済ませて、スタッフが筆者とともに3階に上がって部屋とベッドを教えてくれます。一人旅の人間に優しいベッド配置の部屋でシングルベッドをキープしてくれていました。

お腹も空いているのですが、まずは洗濯物を済ませることが必要です。共同の洗面台も広く、Tシャツの洗濯ぐらいなら十分な広さがあります。

洗濯を終えてTシャツをドミトリーのハンガーに掛けたら、次はシャワーに入ってスッキリしておきます。共同シャワーも特に問題なく快適でした。

時刻は20時、若干暗くなり始めていましたがスタッフに聞くと21~21時30分まではカフェテラスを開けているとのことです。空いているテーブルに一人座って適当に食べ物とビールを注文しました。とてもフレンドリーで対応のいいレストランスタッフでした。

なお、宿泊とともに夕食を予約をしている場合は建物内のレストランでの食事になります。筆者は夕食開始時間(19時~)におそらく間に合わないだろうと予想していたので、夕食の予約はしていませんでした。

ドミトリー部屋でしたがベッドは一人ひとりということで余裕を持って寝ることができました。(ただドミトリー部屋は、他人のイビキが気になる場合がありますので、耳栓を用意しておいた方がいいかもしれません。)

朝筆者が片付けを終えて部屋を出る頃には他のハイカーは皆出発していました。上の写真が筆者の泊まっていたドミトリー部屋です。

他のほぼすべてのハイカーがすでに出発していましたので、空いた別の部屋をちょっと見てみました。

この部屋は雑魚寝タイプの2段ベッド仕様になっていました。

また別の部屋も雑魚寝タイプの2段ベッドでした。

シングル2段ベッドの2人用の個室もありました。

シングルベッドのみの1人用部屋もありました。

ドミトリー部分はホテルの最上部にあって屋根裏のような雰囲気もあります。梁に頭をぶつけないように注意です。

1階レストランの近くの部屋も大きなドミトリー部屋があります。昨夜はこの部屋も団体ハイカーで満員でした。

Hôtel du Col de la Forclazの屋内レストラン部分で朝食です。時刻は朝の7時30分、すでにほとんどのハイカーが朝食を済ませていました。筆者の名前が書いてある紙が張り付けてあるテーブルにはすでに誰かが座って食べた形跡があり。どうしようかウロウロしていたら、ドミトリーで同室だった親子が「あそこ空いてるよ」と一人用の席を教えてくれました。

朝食はパンとバター、ジャムがテーブルにセットされています。飲み物はオレンジジュースです。席につくとスタッフがテーブルまで来てくれます。コーヒー、ホットチョコレート(ココア)、エスプレッソ、紅茶のどれがいいかフランス語で聞いてきますので、英語で結構ですので答えましょう。写真はスイスの山小屋・スーパーでよく見る派手な色で着色された殻のゆで卵です。見た目は「え!?」と思いますが、殻を剝いたら普通のゆで卵です。

スタッフが用意してくれるタップリのコーヒーをいただいて出発です。ホテルの水道の水は勿論飲用可ですので、手持ちのナルゲンボトル1L×2に水を補給します。

スイスの山岳ホテルのいつもの風景です。地下か入口横などに登山靴置き場があって、ホテルのスリッパ(Crocs等)に履き替えます。ストックもこの場所に置きますので、チェックアウト後に忘れずに持ち出しましょう。

チェックアウトを終えてHôtel du Col de la Forclazのホテル部分の玄関を出てきました。ちょうど屋外レストランから裏手に回ってきたところにあります。

準備運動がてらにホテルの裏にあるキャンプサイトを見に行ってみます。

キャンプサイトの使用はHôtel du Col de la Forclazのレセプションで受付です。キャンプサイトには上の写真の小屋が設置されていて中で食事できるようなスペースになっています。

電気が使えて屋内でテーブルと椅子がありますので大雨などのキャンプでもこの小屋は助かります。

右に見えている建物がHôtel du Col de la Forclazです。キャンプサイトは十分広いスペースが棚田のようにあります。

かなりの広さです。ホテル部分のトイレを使用可能です。

ホテル裏のキャンプサイトを見回って、ホテル前の道路に降りてきました。右にホテルがあります。道路を少し進むと売店があります。

Hôtel du Col de la Forclazの向かいにある売店です。スナック類やお土産も販売しています。意外と便利な売店です。

Hôtel du Col de la Forclaz前の道路はスイスのMartigny(マルティニー)とフランスのChamonix(シャモニー)をつなぐ道路になります。今からChamonix向きにこの道路を下って行くことにします。

さあ、今からTrientに下って、そのあとはバルムのコルまでのひたすらの登りです。バルムのコルを越えるとスイスからフランスに入ります。TMB1周10日目、フィナーレに向けて歩き始めます。

次のレポートではTMB1周10日目前半をレポートします。

次のレポート(10日目前半)はこちら

西ヨーロッパ最高峰のモンブラン(4810m)を主峰とする4000m級の山塊を1周する約170kmのロングトレイル「Tour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)」。今回テント泊を織り交ぜてTMB1周のトレッキングを行いました。10日目前半のレポートです。

最後に

いかがでしたか?ツールドモンブラン(TMB)1周 宿泊施設編③ Hôtel du Col de la Forclaz !。さすがホテルだけあって無料で利用できるシャワー、飲用可の水道水は勿論のこと、夜9時までオープンしているホテル前のテラスレストランは到着時間が遅くなりそうな場合は非常に利用価値の高い食事処です。また一人旅の人間にも優しいドミトリーでのベッドの配置、スタッフも気さくで素晴らしい宿泊施設でした。場所的にもTMBだけでなく、Haute route上にもあり、どちらのロングトレイルトレッキングに組み込んでも満足できる宿泊施設と思います!

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