オーロラ観測・極地研究のベースとして有名なノルウェー トロムソ。トロムソ大学の敷地内にあり、2011年にオープンした北ノルウェーサイエンスセンターは北極圏の気候・自然現象、地球全体の環境・エネルギー問題などについて子供たちが(大人ももちろん)面白く楽しく学ぶことができる場所になっています。さらに最上階のプラネタリウムで特大のオーロラ映像を頭上でみることができますので、トロムソに来てもオーロラが見れなかったらここにくれば映像ですが凄いものが見れます。
今回はこの北ノルウェーサイエンスセンターの実際の写真とともに紹介します。
ノルウェー トロムソの位置
上のマップ上、オレンジのピンがトロムソです。
比較として、ブルーのピンを打ってみました。ブルーのピンは北欧4国各国の首都の空港です。
トロムソへのアクセスについて以下にまとめていますのでどうぞご覧ください。
トロムソ空港⇔街中心のアクセス
トロムソ空港⇔街中心のアクセスについては以下に詳しくまとめましたので、是非ご覧ください。
トロムソの観光
トロムソの観光について観光スポットを以下に詳しくまとめましたので是非ご覧ください。
トロムソのホテル
トロムソのホテルの選び方について以下に詳しくまとめましたので是非ご覧ください。
北ノルウェーサイエンスセンターへのアクセス
オレンジのピン:北ノルウェーサイエンスセンター
赤色のピン:トロムソ橋
グリーンのピン:The Polar Museum(北極圏博物館)
紫のピン:Tromsø Cathedral(街の中心的目印)
黄色のピン:水族館Polaria(ポラリア)
ブルーのピン:トロムソ空港
上の地図でお分かりの通り、北ノルウェーサイエンスセンターはトロムソ島の北寄りにあります。街中心からは公共バスを利用して行かれることをお勧めします。
北ノルウェーサイエンスセンターへのアクセスについては以下がメジャーな方法です。
1.トロムソ街中心から行く場合
20番、34番バスに乗り、Planetarietバス停で降りる。
2.トロムソ空港から行く場合
40番、42番バスに乗り、Giæverbuktaバス停で33番バスに乗りかえ、Planetarietバス停で降りる。
Planetarietバス停
Planetarietバス停の様子です。UiTもしくはUiTøはトロムソ大学の略です。北ノルウェーサイエンスセンタ―はトロムソ大学の敷地内・隣接した土地にあります。そして素晴らしいプラネタリウムがありますので、バス停としては名前は「Planetariet」になります。乗り過ごさないように注意しましょう。
トロムソの街の公共バス利用については以下に詳しくまとめましたので是非ご覧ください。
北ノルウェーサイエンスセンター
Planetarietバス停を降りたらすぐ目の前にあるガラス張りの建物が北ノルウェーサイエンスセンターです。拍子抜けするぐらい素朴な小さな建物に見えますが、メイン部分はここからエレベーターや階段で2階下ったフロアで、結構大きい面積の施設です。
入口の看板です。現在4階部分にいますのでエレベーターか階段で2階まで降ります。2階にチケットカウンターがあります。展示等は2階と1階、プラネタリウムは4階にあります。今回は先に2階と1階に行ってみることとします。
2階に降りると、サイエンスセンターのチケットカウンターがありますので、ここで入場料を支払います。入場料を支払うと、体の好きな部分に入場券代わりにスタンプを押してくれるシステムです。
入場料等情報
下記の休業日を除いて毎日営業。11時~16時。
休業日:1月1日、5月17日、12月24日、25日、26日、31日。
入場料:大人一人120NOK、その他料金設定あり。
プラネタリウムのオーロラフィルム「Extreme Aurora」上映時刻
平日:14時45分(ドイツ語)、15時15分(英語)
休日や週末:13時15分(英語)、14時45分(ドイツ語)、15時15分(英語)
入口のチケットカウンターの先には知的玩具の販売コーナーがあります。童心にかえって眺めるだけでも結構面白い玩具が販売されています。
トロムソの冬は日中の外の気温は平均-15℃程度ですので、施設内ではダウンなどの上着、スノーブーツを置いておけるクロークルームがあります。このようなクロークルームは北部ノルウェーの他の博物館も大体備えています。
バックパックや大きなカバンを持っている場合は無料のロッカーに入れて預けてからセンターを楽しむように受付スタッフに説明があります。
クロークやロッカーのそばに休憩スペースもあります。十分に広いスペースにテーブルとイスが豊富にあり、持ち込みの軽食も食べることができます。
この北ノルウェーサイエンスセンターの設立目的が、北ノルウェーの自然・環境問題などに興味をもってもらい、子供たちが次世代の研究者になることや、自然保護に対するアクションを継続させることです。2002年に設立され、以降子供から大人まで楽しんで学べる場所になっています。
サイエンスセンター(科学館)の名のごとく色んなインタラクティブなアトラクションがあります。ちょうどこの時は女の子が「水の渦を作ろうコーナー」で一心不乱にハンドルを回していました。
氷の結晶をその場で作成して拡大モニターで見てみようのコーナーです。
ノルディックスキー体験マシーンで風を体験してみようコーナーです。
どうやってCO2排出を減らして温暖化を抑えることができるかをゲーム形式で考えるブースです。
どんな枚数、どんな形の羽の風車が一番発電できるでしょう?のコーナー。
水力発電はどのような仕組みになっているでしょう?のコーナー。
日本の科学館でも時々見かける「自分で走って発電してみよう」のコーナーです。決して罰ゲームではありません。
bernoulli blowerです。肝心のビーチボールがありません。探していると近くの子供があそこにあるよと教えてくれました。ではブロワーをONにしてビーチボールをブロワーから出るジェット気流の中に入れてみます。
するとどうでしょう!ビーチボールがジェット気流に吹き飛ばされることなく浮いているではありませんか!?これが世界の科学館で子供たちに人気のbernoulli blowerです。これぞ有名なBernoulli effectを体験できることができます。ちなみにこれはドライヤーとピンポン玉でも同じことができます。
数遊びの玩具がたくさんそろっているコーナーです。
頭を使うのに疲れたら体を使うアトラクションもあります。子供向けボルダリングコーナーです。
自分の型を取ってみようのコーナーです。裏側に回ってみましょう。
シンプルでかつ分かりやすく、感触もクセになるのでしょう。子供たちが列を作るほど人気でした。
天気予報キャスターになってみようのコーナー。お馴染みグリ―ンカーテンのクロマキー装置です。自分も子供の頃、「こうやってテレビ番組は背景と人を合成するのかぁ」と日本のどこかの科学館で感動した覚えがあります。
プラネタリウムへ
1階、2階のサイエンスセンターを楽しんだ後、4階に登ってきました。次はプラネタリウムに行ってみます。
2008年からデジタルプロジェクターにアップグレードされ、ノルウェーの中でも最も大きいプラネタリウムになっています。ここでは毎日オーロラの映像、オーロラがどうやってできるか等のフィルムを上映しています。(上映時間は上記参照)
施設入口入って左側に、プラネタリウムの入り口があります。上映されるフィルム「Exterme Auroras」はノルウェーの超有名オーロラ写真家Ole Salomonsenが5年かけて作成したもので、ドキュメンタリー調になっています。26分間のフィルムです。
プラネタリウムなので360度頭上で展開される映像になります。かなりの迫力です。
そして見事なのは、フィルム内ではすべてタイムラプス動画でオーロラを表現しています。
実際のオーロラ撮影で時々あるのですが、360度オーロラが出ているときどうすればそのまま360度を表現できるのだろうという疑問です。
答えがでました。プラネタリウムならできます。
トロムソに来たけど天気悪そうでオーロラ見れないかもということになれば、是非北ノルウェーサイエンスセンターのプラネタリウムを見ておきましょう。おススメです。
最後に
いかがでしたか?トロムソ大学の敷地内にあり、2011年にオープンした北ノルウェーサイエンスセンター。北極圏の気候・自然現象、地球全体の環境・エネルギー問題などについて子供たちが(大人ももちろん)面白く楽しく学ぶことができる場所になっています。さらにプラネタリウムで特大のオーロラ映像を頭上でみることができますので、トロムソに来てもオーロラが見れないという場合、ここでは映像ですが凄いものが見れます。実際にオーロラが見れてもここの映像は一見の価値ありです。オーロラ観光でトロムソを訪れた際には北ノルウェーサイエンスセンターにも行ってみてくださいね。
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