さあオーロラ観光の真打ち登場です。世界最北の総合大学があり、北極圏のパリとも言われるノルウェー トロムソ。まさにオーロラオーバルの真下にあり頭上に展開されるオーロラを楽しむことができます。
今回はトロムソ空港⇔街中心部へのアクセスについて徹底解説します。
オスロートロムソ空港までのアクセス・オスロ空港・トロムソ空港については以下にまとめていますので是非ご覧ください。
トロムソ空港 到着以降
自分の足で降機し空港施設まで歩きます。冬は暖かい機内から降りたら、いきなり-20℃の世界です。降りる前に防寒具をしっかり装備しておきましょう。
トロムソ空港は北部ノルウェーの中で一番大きな空港になりますので、多くのゲートがあります。降機して施設まで歩いて中に入るときもありますし、施設2階部分にゲートブリッジがかかっていて屋外に出る必要のない時があります。
空港内EXITかBaggage Claimの表示に従って歩くとターンテーブルの場所まで簡単にたどり着きます。
荷物をピックアップしたら右手に見えているEXITに向かいたい気持ちはわかります。2018年春まではトロムソの公共バスを利用するならば、写真左に見えているコンビニ「point」でバスカードを買う必要がありました。2019年度以降はバス停そばにある券売機で1回券もしくは1日券を購入することができるようになりました。
また、空港ー街のシャトルバスが公共バスとは別に運航しています。この空港シャトルバスを利用する場合はEXIT左横にある乗車券販売機で購入、もしくは運転手から直接クレジットカードで購入します。
トロムソ空港⇔トロムソの街 アクセスまとめ
まとめますと公共交通手段としては、
1. トロムソの公共バス利用(40番または42番バス)
2. トロムソ空港ー街のシャトルバス利用
3. タクシー
になります。公共交通手段以外にはレンタカーという手があります。では以下、それぞれの選択肢を解説していきます。
1.トロムソ空港→街 公共バス利用
2018年春まではArrival出てすぐ左にあるコンビニPointで公共バスの乗車券を購入していました。上の写真はそのコンビニ「Point」です。
2019年度からは公共バスのバス停そばにある自動券売機でチケットを購入できるようになりましたので、用がなければPointに寄る必要がなく、空港出口からも出ず、そのまま出口を右に見ながら通り過ぎてしばらく歩きます。
すると下の写真のようなエレベーターが見えてきます。
ちょうど階段部分の下にエレベーターがあり、このエレベーターで下の階に降りましょう。
エレベーターで下の階に降りたらそこは空港駐車場になっています。この写真の地点から少し左に行くと駐車場内に横断歩道がありますので、それを渡って駐車場の向こう側(空港建物から離れていく方向)に向かって歩きます。
駐車場内の横断歩道になっている部分です。空港外に向かってこの歩道を歩いていきます。
駐車場内の横断歩道を歩いてきました。まもなく外にでます。駐車場内に見えているバス停はトロムソの街中心からやってくるバスが停車するバス停です。
空港からトロムソの街中心に行く場合は道路を渡って向かいにあるバス停から40番もしくは42番バスに乗車します。
大雪、強風の際はバスが来るまでこの駐車場内で待機しておいてもよいと思います。すばやく横断する必要がありますが、冬季は完全に凍結していてかなり滑りやすいので道路を横断する際は注意しましょう。
バス乗車時に運転手から購入、もしくはいくつかのバス停にあるマシンで購入の場合(この場合は7日券の設定はなし)
1回券 大人一人:50NOK、子供・老人(67~):25NOK
1日券(24時間券) 大人一人:100NOK、子供・老人(67~):50NOK
注)バス乗車時に運転手から購入する際はNOKでの現金払いのみの対応となります。
トロムソ公共バスを管理するTroms fylkestrafikkの公式ウェブサイトはこちら
空港駐車場から道路を渡ってバス停まで来ました。写真にあるように40番または42番バスがトロムソ街中心に向かうバスです。どのバスがあと何分でバス停に到着するかを示す電光掲示板がありますので便利です。
有効なバス乗車チケットを持っておれば前、中央、後どのドアからも乗車できます。乗車後に必ずカードリーダー(写真中央上)にチケットをかざしておきましょう。1日券はそうすることでその時点から24時間がスタートします。チケットチェックのスタッフが時々乗車しているのでカードリーダーにかざさずに使用している場合は高額な罰金の対象になるので注意してください。
カードリーダーに1日券(24時間券)をかざすと機械の液晶画面に写真のように表示されます。5 hours left to renew the card(5時間残っていますよ)という意味です。
トロムソの公共バスは観光者にも簡単にバス停が分かるように工夫されています。次のバス停や次の次のバス停も後何分か、目で見てわかるようになっています。
40番バス or 42番バス 違いは?
上に40番バスと42番バスの違いを示してみました。
簡単に言うと、40番バスは空港から街まで山越えで、42番バスはひたすらトンネルでショートカットする感じです。40番バスは結構バス停に停まります。
空港から街中心までは40番バスで21分、42番バスで16分です。
「Tromso Sentrum」について
ちなみに「Tromso Sentrum」という駅はありません。これは「トロムソ街中心」という概念にすぎず、実際はバス番号によってトロムソ街中心におけるバス停が異なります。
オレンジのピン:Witoバス停、空港から到着する40番バスはこのバス停に到着します。
ブラックのピン:Sjøgata バス停 (S3)、空港から到着する42番バスはこのバス停に到着します。
どちらのバス停もまさにトロムソの街中心にありますので、バス停から各ホテルまでは歩いて行ける距離の便利な場所です。
その他にもTromso Sentrumにおけるバス停に関してピンを打っていますが、それらについては以下で詳しく説明しますのでよろしければ是非ご覧ください。
2. トロムソ空港→街 シャトルバス利用
荷物をピックアップしてそのままEXITに向かうと、出口左側の階段のふもとに空シャトルバスの券売機があります(写真中央やや右の赤い機械)。
シャトルバスは各フライトの発着時間に合わせて、空港に発着します。ですので、特に慌てる必要はありません。ターンテーブルから荷物をピックアップして特に空港内を寄り道することなければ問題なくシャトルバスに乗ることができると思います。
FLYBUSSEN AIRPORT EXPRESSの料金
大人一人片道100NOK、往復180NOK
子供一人片道70NOK、往復120NOK
その他学割や家族割など料金設定あり。
空港のEXITを出ると、外に出るためにもう一段階空間があります。右側がタクシー乗り場です。左側に出るとシャトルバス乗り場です。
904番バスが「空港→トロムソの街中心(Sentrum)」のシャトルバスです。なお、同じ空港発シャトルバスでもトロムソ大学病院行きのシャトルバス(903番)もあります。バスに乗り込む前に行先を注意して見てから乗るようにしましょう。
スーツケースなどの大きな荷物はセルフで車体下部に入れて、車両前方から乗り込みます。乗車前に券売機で購入している場合はレシート兼乗車チケットを運転手に見せます。また乗車チケットはバスの運転手からも購入は可能です(クレジットカード支払い要)
シャトルバスの停車場所に関してですが、
公共バス42番と同じルートでトンネルをひたすら進み、
ポラリア前→Comfort Hotel XpressやViking Hotelのゾーン→Thon Hotel Tromsø・Thon Hotel Polar・Scandic Grand Tromsøのゾーン→Quality Hotel Saga・Enter Amalie Hotelのゾーン→Radisson Blu Hotel Tromsø・Clarion Collection Hotel Aurora・Scandic Ishavshotelのゾーンの順で停車していきます。
トロムソのホテルの選び方については以下で詳しく説明していますのでよろしければ是非ご覧ください。
3. トロムソ空港→街 タクシー利用
空港出口をでると、外に出るためにもう一段階空間があります。そこから右側に出るとタクシー乗り場です。乗車人数により多少変動はありますが、トロムソ空港から街中心までは約250NOKです。
大人3~4人のグループで、1台の車に荷物が入りきるならばシャトルバスよりもタクシーの方が単純計算で一人当たりの値段としては安くなります。
トランジットでトロムソに寄ったけど時間があまりないので特定の場所に早く行きたい等、あればタクシーも非常に有用な手段です。
4. トロムソの街→トロムソ空港 公共バス利用
トロムソの街から空港に行くのに公共バスを利用する場合も40番バスか42番バスの利用になります。注意点としては「街に到着した時に降りたバス停とは異なるバス停から乗車する」、ということです。
黄色のピン:FR.LANGES GATEバス停 (F1)、40番バスで空港に行く場合の乗車バス停。
ブルーのピン:Sjøgata バス停 (S4)、42番バスで空港に行く場合の乗車バス停。
バスチケットをどこで買う? 街の中編
スーパーやコンビニならどこでも、というわけではありません。トロムソ街中心部に焦点をあててバスチケットを購入できる場所をリストアップしてみました。以下の場所をクリックしていただくとグーグルマップで詳細を確認することができますので是非ご利用ください。
チケットを販売している店舗は
Tromsø Touristinformation (Visit Tromsø)
Troms fylkestrafikk Customer Service Centre (アムンゼン像広場のそばにある交通局事務所)
WITO-kiosk (Stortrogetにあるコンビニ)
Narvesen Stortorget (トロムソ街中心にあるメイン広場のそばのコンビニNarvesen)
チケット販売店舗での買い方
店員とのやり取りは下の①、②だけでとても簡単です。
①直接レジに行って、店員にバスチケットを買いたい旨伝える。
②店員がどの種類のバスチケットが欲しいかか尋ねてくるので、1回券、1日券、7日券のどれかが欲しいかを伝える。
(1回券の場合は英語でSingle ticket、1日券の場合は24hours ticket、と店員に言うと伝わりやすいです。)
トロムソの公共バスの運賃については以下の通りです。
乗車前に店舗で事前購入の場合(店舗で購入の場合のみ特別価格です)
1回券 大人一人:31.2NOK、子供・老人(67~):19NOK
1日券(24時間券) 大人一人:100NOK、子供・老人(67~):50NOK
7日券(168時間券) 大人一人:240NOK、子供・老人(67~):120NOK
チケットの自動販売機は(Tromso Sentrumにおいては以下の2つ)
FR.LANGES GATE (F2)バス停 (KIWIスーパーの前)
Sjøgata(S1)バス停 (ピザレストランPeppesのそば)
バス乗車時に運転手から購入、もしくはいくつかのバス停にあるマシンで購入の場合(この場合は7日券の設定はなし)
1回券 大人一人:50NOK、子供・老人(67~):25NOK
1日券(24時間券) 大人一人:100NOK、子供・老人(67~):50NOK
注)自動券売機の場合はクレジットカードのみの対応となり、バス乗車時に運転手から購入する際はNOKでの現金払いのみの対応となります。
トロムソ公共バスを管理するTroms fylkestrafikkの公式ウェブサイトはこちら
最後に
いかがでしたか?今回はトロムソ空港⇔トロムソ街中心のアクセスについて解説しました。世界最北の総合大学があり、北極圏のパリとも言われるノルウェー トロムソ。まさにオーロラオーバルの真下にあり頭上に展開されるオーロラを楽しむことができます。なお、筆者のおすすめは値段も一番安くなる公共バスの利用ですが、もし3人~4人のグループで1台のタクシーに乗り切れるならばタクシーの方が一人当たりの値段は若干安くなります。トロムソを訪れる際は本ページを是非参考にして旅のプランニングをしてみてくださいね。
オーロラ撮影方法についての超簡単シンプル解説はこちら
オーロラ撮影時の服装・持ち物・注意点等はこちら
オーロラ撮影旅行の際の機内持ち込み・預け入れバッグについての考察はこちら
コメント
こんばんは。
今回高校3年の娘と祖父の二人旅トロムソ旅行を計画するにあたってこちらのブログをたいへん参考にさせていただき助かりました。写真が多くすごく分かりやすかったです。
ありがとうございます。
先ほど娘から無事にトロムソ空港に到着したと連絡があり安心したところです。
ブログにもありましたPOINTで公共バスのチケットが買えなくなったそうです。
お店の人にはバス停での券売機で1日券または1回券のみだが購入できると
教えてもらったと連絡がありました。
実際にバス停での券売機では7日券は買えませんでした。
お時間がある時にでもたいへんお手数ですが情報を更新していただければ参考にする方にとってありがたいと思いましてメールさせていただきました。
娘からはお天気も快晴で飛行機からの眺めに感動したと連絡がありました。
札幌に住んでおりますので雪山は見慣れているはずなのに、感動ってうらやましいです。
どうか綺麗なオーロラが見られますように・・・
2019.2.4
太田様、コメントとご指摘誠にありがとうございます。
個人2人旅での冬のトロムソ、とても素晴らしいですね!晴れさえすれば夜は高率で素晴らしいオーロラを見ることができると思います。またトロムソはそれ以外にも公共バスでいろんな博物館や山からの展望台、徒歩で中央部の散策が楽しめ最高の場所と思っております。ご旅行をされているお二人にもまだ1日の内ほとんどが暗い(明るくなっても薄暗い)季節、路面も凍っており足元に気をつけていただければと思います。
公共バスのチケットの件、ご指摘いただき誠にありがとうございました。以前よりPointでバスチケットを購入する際に、空港に自動券売機があれば便利なのにと私を含め多くの旅行者が感じていた点が改善されてバス停付近に券売機が登場したということになりますね!ブログの方、修正させていただきました。
まだまだ至らない点も多くありますが、拙ブログが太田様のトロムソ旅行のお力になっておればそれは非常にうれしく思っております。他の場所の情報についてもいろんなup date情報をいただくことがあり、本ブログが個人旅行を楽しまれる方々からのご親切な情報提供により情報が補完されていき、さらにそれをもとに今後個人旅行を楽しまれる方のお力になっていければ幸いと考えております。
娘様はオスロからトロムソに飛ばれたのでしょうか、おそらくその際の眼下に広がるノルウェー独特のフィヨルドの光景(西側)、もしくは大雪原の光景(東側・スウェーデンとの国境)、そしてトロムソ島などすべてが雪に覆われていて、機内からみて感嘆の声を上げる人も多くいる光景です。晴れて素敵なオーロラを見ることができることを願っております。
この度はご親切なご指摘をいただきまして誠にありがとうございました。
また何かございましたらお気軽にご連絡・ご指摘いただければと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
enjoytravelingsolo さま
早速の追記感謝いたします。
またアドバイスもいただきありがとうございます。
娘に伝えますね。
enjoytravelingsoloさまがおっしゃったようにオスロからの機内で眼下にフィヨルドが広がっていたようです。
娘の言葉を借りると、「死ぬほど感動した 笑」そうです。
夜中着の便と迷いましたが、昼間着にしてラッキーでした。
このたびはたいへんブログにお世話になりました。
ありがとうございました。