Grindelwaldスイス中欧

グリンデルワルト 多彩な乗り物を乗り継いで楽しむ!乗り物情報まとめ

世界3大北壁の一つ、アイガーの麓の町グリンデルワルト。ロープウェイ・登山鉄道が互いに効率良くつながっており、乗り継いで色々なところに行くことができます。例えばアイガー、メンヒ、ユングフラウ3峰綺麗に眺めることができるミューレン・シルトホルン方面、アクティビティが豊富なフィルスト方面、王道の絶景ユングフラウ鉄道等、豊富な見所と多彩な乗り物が観光客を絶えず魅了しています。本記事ではグリンデルワルトの多彩な乗り物についてまとめます。

ヨーロッパアルプストレッキング旅行の出発前に是非チェックしておきたい、つい忘れがちな物や事についてのレポートをしていますので、是非ご覧ください。

ヨーロッパアルプストレッキング旅行の出発前に必ずチェック!忘れがちな物と事!
サマーシーズンのヨーロッパアルプストレッキング旅行を計画されている方、特にTMBやオートルート等ロングトレイルを歩かれる方は必見!メインのトレッキングや観光準備の陰に隠れて、大事ながらも忘れがちな物や事があります。本レポートでは是非出発前にチェックをおススメする項目をとりあげます。

ヨーロッパアルプス観光・トレッキングに適したレンズ・カメラについて別ページで考察をしていますのでこちらも是非ご覧ください。

ヨーロッパアルプス観光・トレッキングに適したレンズ・カメラは?
ヨーロッパアルプスのトレッキングの様子を今まで数々レポートしてきました。そこでカメラ・レンズについてのお問い合わせを個人的に何度もいただいております。そこで今回は、ヨーロッパアルプス観光・トレッキングにおけるカメラ・レンズの考察をしていこうと思います。

ヨーロッパアルプスを歩く際に必ず必要となるのが目の紫外線対策です。筆者がおススメするクリップオンサングラスについてのレポートを行っていますので、是非ご覧ください。

メガネハイカー必見!それでもやっぱり登山にはクリップオンサングラスが便利!
メガネハイカーの悩みの一つ、登山中に装着するサングラス。オーバーグラス、サングラス+コンタクト、度付きのサングラスレンズを装着する、等の方法がありますが、中でも筆者のおススメはクリップオンサングラスです。 今回は便利なクリップオンサングラス「green glass」を取り上げます。

ヨーロッパアルプストレッキングをはじめ海外トレッキングに行く際、考えないといけないのはその荷物の運び方です。どのようなバッグで行くのか、スーツケースはありなのか等、機内持ち込みバッグをどうするかにも焦点を当ててレポートを行っていますので、是非ご覧ください。

みんなどうしてる?海外トレッキングに行く時の機内持ち込みバッグの件!
海外トレッキングやオーロラ撮影の際はカメラ2台以上、三脚1台以上を携えて現地に向かうことが多く、さらに現地での機動性を考慮すると機内持ち込みのバッグの選び方が重要になってきます。今回は、度重なる飛行機の搭乗で筆者のお決まりパターンになっている方法をレポートします。

グリンデルワルトエリアの他のトレッキング、その他便利情報はこちら

全体像

長らくお待たせしました。著作権の問題が起きないように、拙いですがグリンデルワルトエリアの地図を自作しました。

  • 赤色のライン:地上の列車、赤の点線:地中の列車
  • オレンジのライン:ロープウェイ
  • 黄色のライン:アイガーエクスプレス(2020年12月に新しくできたロープウェイ)

地図上でみる全体像と交通機関一覧

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グリンデルワルト・ラウターブルンネンの交通機関は以下のようになります。(今回はバスを除きました)

  1. 青のライン: グリンデルワルト ⇔ クライネシャイデック(登山鉄道WAB)
  2. 赤のライン: ラウターブルンネン ⇔ クライネシャイデック(登山鉄道WAB)
  3. 紫のライン: クライネシャイデック ⇔ ユングフラウヨッホ(ユングフラウ鉄道JB)
  4. 緑のライン: グリンデルワルトターミナル ⇔ メンリッヒエン(ロープウェイGGM)
  5. 茶色のライン: メンリッヒエン ⇔ ヴェンゲン(ロープウェイLWM)
  6. オレンジ色のライン: ラウターブルンネン ⇔ グリッチュアルプ(ロープウェイBLM)
  7. ピンク色のライン: グリッチュアルプ ⇔ ミューレン(登山鉄道BLM)
  8. 水色のライン: シュッテヘルベルク ⇔ シルトホルン(Schilthornbahn20XX)
  9. 黄緑色のライン: グリンデルワルト ⇔ フィルスト(ロープウェイBGF)
  10. 黒のライン: ラウタ-ブルンネン ⇔ ツヴァイリチューネン⇔インターラーケンオスト(鉄道BOB)
  11. 黒のライン: グリンデルワルト ⇔ ツヴァイリチューネン⇔インターラーケンオスト(鉄道BOB)
  12. 金色のライン: グリンデルワルトターミナル ⇔ アイガーグレッチャー(Eiger Express)

スイストラベルパス(連続・フレックス)使用で、登山鉄道WABユングフラウ鉄道JBは25%OFF、鉄道BOBは無料、その他は50%OFFになります(パス1日分としてカウント)。ただし特例としてラウタ―ブルンネンーヴェンゲン間のWABは無料になります。また、スイス半額パス使用の際は、すべてが50%OFFになります。(以上は2016~2017年の場合)

スイス観光ではすべての旅行者がトラベルパスや半額パスを持っていて当然のようになっていますが、上記の制度が年毎に変更になる可能性があります。最新の情報はウェブサイトで確認が必要です。

①グリンデルワルト⇔クライネシャイデック(登山鉄道WAB)

WABは「Wengernalpbahn」の略です。グリンデルワルトとラウターブルンネンをクライネシャイデックで接続しています。1893年に開業で、世界で最も長い距離のアプト式鉄道です。(アプト式鉄道:急坂用の歯車式鉄道)

路線を地図上で見るとこうなります

グリンデルワルト⇔クライネシャイデック(登山鉄道WAB)は下のマップで青のラインになります。

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【夏季料金の例 (片道/往復)】(2022年現在)

  • グリンデルワルト→アルピグレン:16CHF/32CHF(登山鉄道WABのみの利用)
  • グリンデルワルト→クライネシャイデック:32CHF/64CHF(登山鉄道WABのみの利用)

基本的に通年運行されていますが、1年のうちに数日間メンテナンスで運行休止になりますので注意してください。(例:2022年ならば10月24日~11月16日の間メンテナンスのため運行休止)

ユングフラウ地域の料金まとめ(公式サイト)はこちら

② ラウタ―ブルンネン ⇔ クライネシャイデック(登山鉄道WAB)

WABは「Wengernalpbahn」の略です。グリンデルワルトとラウターブルンネンをクライネシャイデックで接続しています。1893年に開業で、世界で最も長い距離のアプト式鉄道です。(アプト式鉄道:急坂用の歯車式鉄道)

路線を地図上で見るとこうなります

ラウタ―ブルンネン ⇔ クライネシャイデック(登山鉄道WAB)は下のマップで赤のラインになります。

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【夏季料金の例 (片道/往復)】(2022年現在)

ラウターブルンネン→ヴェンゲン:6.8CHF/13.6CHF(登山鉄道WABのみの利用)

ラウターブルンネン→クライネシャイデック:32.8CHF/65.6CHF(登山鉄道WABのみの利用)

乗り継ぎの例

ラウターブルンネン⇒クライネシャイデック(登山鉄道WAB)と、クライネシャイデック⇒グリンデルワルト(登山鉄道WAB)と乗り継ぐこともできます。その際は合計で64.8CHF/129.6CHF(片道/往復)となります。

基本的に通年運行されていますが、1年のうちに数日間メンテナンスで運行休止になりますので注意してください。(例:2022年ならば11月7日~12月2日の間メンテナンスのため運行休止)

ユングフラウ地域の料金まとめ(公式サイト)はこちら

③ クライネシャイデック ⇔ ユングフラウヨッホ(ユングフラウ鉄道JB)

JBは「Jungfraubahn」の略です。アイガーとメンヒの中を貫くアプト式鉄道です。1893年に計画開始、1896年に建設開始、1912年に標高3454mのユングフラウヨッホ駅をオープン、この年に完成となりました。そしてユングフラウヨッホ駅は今でも世界最高地点の鉄道駅です。クライネシャイデックからの1400mの標高差を35分で駆け上がります。

路線を地図上で見るとこうなります

クライネシャイデック ⇔ ユングフラウヨッホ(ユングフラウ鉄道JB)は下のマップで紫のラインになります。

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【夏季料金の例 (片道/往復)】(2022年現在)

クライネシャイデック→アイガーグレッチャー:5~8CHF/10~16CHF(ユングフラウ鉄道JBのみの利用)

クライネシャイデック→ユングフラウヨッホ:52~78CHF/104~156CHF*(ユングフラウ鉄道JBのみの利用)

*備考

ユングフラウ鉄道の運賃は時期により3種類あります。なお、6月1日~8月31日の間が最も価格が高い設定になっています。

ユングフラウ地域の料金まとめ(公式サイト)はこちら

④ グルント(現在はグリンデルワルトターミナルに変更) ⇔ メンリッヒエン(ロープウェイGGM)

GGMは「Gondelbahn Grindelwald Männlichen」の略です。全長6㎞以上あるロープウェイGGMは1978年開業当時からヨーロッパ最長であり、今も変わりません。なお、グルントからメンリッヒエンまでを約30分で結びます。さらにこのロープウェイは4人乗りの鳥かご型で外見上とてもかわいい形のゴンドラです。ロープウェイからは下に草を食む牛達や広大な緑の絨毯を眺めることができます。

2019年12月にリニューアルされて昔ながらの鳥かご型のかわいいゴンドラから10人乗りのガラス張りのゴンドラに進化しました。この新型へのリニューアルにより今まで30分かかっていたところが、19分に短縮されました。

2022年現在、グリンデルワルトターミナル駅からこのGGMに乗ることができるようになっており、グルントからではなく、公式サイトでもグリンデルワルトターミナル⇔メンリッヒエンという表記になっています。

地図上で見るとこうなります

グリンデルワルトターミナル ⇔ メンリッヒエン(ロープウェイGGM)は下のマップで緑のラインになります。

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【夏季料金の例 (片道/往復)】(2022年現在)

グリンデルワルトターミナル→メンリッヒエン:32CHF/64CHF(ロープウェイGGMのみの利用)

夏季運行時刻(2022年の場合)
  • 5月26日~7月1日 登り8:45~16:30、下り8:45~17:00
  • 7月2日~8月14日 登り8:15~17:00、下り8:15~17:30
  • 8月15日~9月18日 登り8:45~17:00、下り8:45~17:30
  • 9月19日~10月23日 登り8:45~16:30、下り8:45~17:00
  • 10月24日~12月9日 メンテナンスのため運行休止

Grindelwald–Männlichen Gondola Cablewayの公式サイトはこちら

ユングフラウ地域の料金まとめ(公式サイト)はこちら

⑤ メンリッヒエン ⇔ ヴェンゲン(ロープウェイLWM)

LVMは「Luftseilbahn Wengen-Männlichen」の略です。英訳するとWengen–Männlichen Aerial Cablewayです。1954年開業、その後ロープウェイ自体や駅舎の数回のリノベーションを施して1999年から今の状態で運航を継続しています。ヴェンゲン(1283m)とメンリッヒエン(2230m)間の945mの標高差を約5分で結びます。最大80人乗りのキャビンが2基で相互通行型です。

地図上で見るとこうなります

メンリッヒエン ⇔ ヴェンゲン(ロープウェイLWM)は下のマップでの茶色のラインになります。

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【夏季料金の例 (片道/往復)】(2022年現在)

メンリッヒエン→ヴェンゲン:26CHF/52CHF

夏季運行時刻(2022年の場合)
  • 5月26日~7月1日 登り8:50~16:50、下り8:50~17:10 (20分毎)
  • 7月2日~8月14日 登り8:10~17:10、下り8:10~17:30 (20分毎)
  • 8月15日~9月18日 登り8:30~17:10、下り8:30~17:10 (20分毎)
  • 9月19日~10月23日 登り8:50~16:50、下り8:50~17:10 (20分毎)

Wengen–Männlichen Aerial Cablewayの公式サイトはこちら

ユングフラウ地域の料金まとめ(公式サイト)はこちら

⑥ ラウターブルンネン ⇔ グリッチュアルプ(ロープウェイBLM)

BLMは「Bergbahn Lauterbrunnen – Mürren」の略です。 Lauterbrunnen-Mürren Rail & Cablewayとも呼ばれます。ラウターブルンネンからグリッチュアルプまでロープウェイ、グリッチュアルプからミューレンまでが登山鉄道で、コンビネーションとして扱われます。2006年にアップグレードされたロープウェイは最大100人乗りで685mの標高差を4分で駆け上がります。

地図上で見るとこうなります

ラウターブルンネン ⇔ グリッチュアルプ(ロープウェイBLM)は下のマップでのオレンジ色のラインになります。

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【夏季料金の例 (片道/往復)】(2022年現在)

ラウターブルンネン→グリッチュアルプ:9CHF/18CHF(ロープウェイBLMのみの利用)

基本的に通年運行ですが、10月後半など秋期に数日間メンテナンスのために運行休止となることがあります。

ユングフラウ地域の料金まとめ(公式サイト)はこちら

⑦ グリッチュアルプ ⇔ ミューレン(登山鉄道BLM)

BLMは「Bergbahn Lauterbrunnen – Mürren」の略です。 Lauterbrunnen-Mürren Rail & Cablewayとも呼ばれます。ラウターブルンネンからグリッチュアルプまでロープウェイ、グリッチュアルプからミューレンまでが登山鉄道で、コンビネーションとして扱われます。登山鉄道は4㎞、最大傾斜は5%で単線です。ミューレンは自動車の乗り入れが禁止されているのでこの鉄道が特に重要な交通手段となります。

地図上で見るとこうなります

グリッチュアルプ ⇔ ミューレン(登山鉄道BLM)は下のマップでのピンク色のラインになります。

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【夏季料金の例 (片道/往復)】(2022年現在)

グリッチュアルプ⇒ミューレン:3.6CHF/7.2CHF(登山鉄道BLMのみの利用)

基本的に通年運行ですが、10月後半など秋期に数日間メンテナンスのために運行休止となることがあります。

このエリアの他の乗り物の例

Allmendhubel funicular: 晴れていたらアルメントフーベルからのトレッキングは3山の素敵な眺めが楽しめます。 

  • ミューレン→アルメントフーベル往復:14CHF
  • 運行時刻 9:00~17:00 (20分毎)

Schilthornエリアの公式サイトでのチケットについてはこちら

ユングフラウ地域の料金まとめ(公式サイト)はこちら

⑧ シュッテヘルベルク ⇔ シルトホルン(Schilthornbahn20XX)

Schilthornbahn20XXは以前LSMS「Luftseilbahn Stechelberg-Mürren-Schilthorn」という名称でした。アイガー・メンヒ・ユングフラウのユングフラウ3山を綺麗に横1列に眺めることができるシルトホルン山頂へアクセスします。山頂の展望台とつながっている360度回転レストラン「Piz Gloria」はかつて映画「女王陛下の007」のセットとして作られました。ビルクからハイキングで下山するルートでは、3山をより迫力ある姿で眺めることができるため人気です。

地図上で見るとこうなります

シュッテヘルベルク ⇔ シルトホルン(Schilthornbahn20XX)は下のマップでの水色のラインになります。

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【夏季料金の例 (片道/往復)】(2022年現在)

  • ミューレン⇔シルトホルン:往復で85.6CHF
  • シュテッヘルベルク⇔シルトホルン:往復で108CHF
夏季運行時刻(2022年の場合)
  • シュテッヘルベルグからの登り7:25~16:25 (30分毎)
  • シルトホルンからの下りは30分毎で、各時間帯:03もしくは:33、最終は17:55

Schilthornエリアの公式ページ(Swiss Skyline)はこちら

Schilthornbahn20XXの公式ページはこちら

ユングフラウ地域の料金まとめ(公式サイト)はこちら

⑨ グリンデルワルト ⇔ フィルスト(ロープウェイBGF)

BGFは「Bergbahnen Grindelwald – First」の略です。別の呼び方で「Firstbahn(フィルストバーン) 」とも呼ばれます。グリンデルワルトからフィルストへの6人乗りのロープウェイです。当初は1947年に完成したチェアリフトを、1990年から6人乗りのゴンドラにするために建設開始、1991年11月に完成となりました。グリンデルワルトからの1105mの標高差を17分で駆け上がります。

地図上で見るとこうなります

グリンデルワルト ⇔ フィルスト(ロープウェイBGF)は下のマップでの黄緑色のラインになります。

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【夏季料金の例 (片道/往復)】(2022年現在)

  • グリンデルワルト→ボルト:17CHF/34CHF
  • グリンデルワルト→シュレックフェルト:29CHF/58CHF
  • グリンデルワルト→フィルスト:32CHF/64CHF
夏季運行時刻(2022年の場合)
  • 7月2日~8月21日 登り8:00~17:30、下り8:00~18:00
  • 8月22日~10月23日 登り8:30~17:00、下り8:30~17:30
  • 10月24日~12月16日 メンテナンスのため運行中止

フィルストエリアの公式サイトはこちら

ユングフラウ地域の料金まとめ(公式サイト)はこちら

⑩ ラウタ-ブルンネン ⇔ ツヴァイリチューネン⇔インターラーケンオスト(鉄道BOB)

BOBは「Berner Oberland-Bahn」の略です。インターラーケンオストからまずツヴァイリチューネンまでが共通路線ですが、その先ラウターブルンネン方向に行くか、グリンデルワルト方向に行くかで分かれます。1890年に開業、1914年に電気化、1999年に一部の区間(ZweilütschinenーWilderswil間の2.5㎞)において複線化されました。

地図上で見るとこうなります

ラウタ-ブルンネン ⇔ ツヴァイリチューネン⇔インターラーケンオスト(鉄道BOB)は下のマップで黒色のラインになります。

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【夏季料金の例 (片道/往復)】(2022年現在)

インターラーケンオスト→ラウターブルンネン:7.6CHF/15.2CHF (2ndクラス利用)

ユングフラウ地域の料金まとめ(公式サイト)はこちら

⑪ グリンデルワルト ⇔ ツヴァイリチューネン⇔インターラーケンオスト(鉄道BOB)

BOBは「Berner Oberland-Bahn」の略です。インターラーケンオストからまずツヴァイリチューネンまでが共通路線ですが、その先ラウターブルンネン方向に行くか、グリンデルワルト方向に行くかで分かれます。1890年に開業、1914年に電気化、1999年に一部の区間(ZweilütschinenーWilderswil間の2.5㎞)において複線化されました。

地図上で見るとこうなります

グリンデルワルト ⇔ ツヴァイリチューネン⇔インターラーケンオスト(鉄道BOB)は下のマップで黒色のラインになります。

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【夏季料金の例 (片道/往復)】(2022年現在)

  • インターラーケンオスト→グリンデルワルト:11.2CHF/22.4CHF (2ndクラス利用)
  • インターラーケンオスト⇒グリンデルワルトターミナル:10.4CHF/20.8CHF (2ndクラス利用)

ユングフラウ地域の料金まとめ(公式サイト)はこちら

⑫グリンデルワルトターミナル ⇔ アイガーグレッチャー(Eiger Express)

グリンデルワルトターミナル⇔アイガーグレッチャー(Eiger Express)は下のマップで金色のラインになります。

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注目

Eiger Express(アイガーエクスプレス)は2020年12月5日に運行開始となったロープウェイです。従来のBOBのGrindelwald駅より1個手前(インターラーケンオスト側)にできたGrindelwald terminal駅から、このアイガーエクスプレスに乗ることができます。Grindelwald terminalからEiigergletscher(アイガーグレッチャー)駅まで6483mの距離をダイレクトに15分で行くことができます。 一つのゴンドラに26席の椅子が備わっていて、計44のゴンドラが動いており、多くの人を運ぶことができます。

【夏季料金の例 (片道/往復)】

グリンデルワルトターミナル⇒アイガーグレッチャー:32CHF/64CHF

グリンデルワルトターミナル⇒ユングフラウヨッホ:82~107CHF/164~214CHF*

*備考

ユングフラウ鉄道の運賃は時期により3種類あります。なお、6月1日~8月31日の間が最も価格が高い設定になっています。

夏季運行時刻(2022年の場合)
  • 4月23日~7月1日 登り8:00~16:45、下り8:00~17:20
  • 7月2日~8月14日 登り7:15~17:45、下り7:15~18:20
  • 8月15日~11月6日 登り8:00~16:45、下り8:00~17:20
  • 11月7日~11月11日 メンテナンスのため運行休止
  • 11月12日~12月10日 登り8:00~16:15、下り8:00~16:50

アイガーエクスプレスについてはこちら(公式サイト)

ユングフラウ地域の料金まとめ(公式サイト)はこちら

最後に

いかがでしたか?多彩な乗り物を乗り継いで広大な自然を楽しめるユングフラウ地域。また各乗り物から壮大な景色やこれぞアルプス!といった景色を眺めることができるのも素晴らしい点です。その都度チケットを買うこともできますが、駅窓口や宿泊するホテルの受付などで目的地と行程を告げれば、金額の計算やその場でチケットを手に入れることができます。是非乗り継ぎを楽しんでユングフラウ地域の観光を楽しんでくださいね。

グリンデルワルトエリアの他のトレッキング、その他便利情報はこちら

筆者が泊まったことのあるホテルの中で、おすすめホテルその①

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<ホテルの外観>

 

<ホテルの部屋からの景色1>

 

<ホテルの部屋からの景色2>

グリンデルワルトの駅からそのままメインのドルフ通りを東方向に10~15分ほど歩いて右側に教会が見えてきたら、そこで左に分岐する坂道の付け根にホテルグレッチャーガルテンはあります。グリンデルワルトエリアの中では東の端に位置しており、結構駅から歩きますが、それを補って余りあるほどのホテルの素晴らしさがあります。まずシャレー造りの景観、次に家族経営ならではの特に女将さんの気前の良さです。ホテルの造りは古く、むしろ伝統的なスイスの宿の形を残しておりスイスの宿に泊まっていると実感することは間違いありません。筆者の場合日帰りトレッキングで予定より帰りが遅くなる時も、夜8時30過ぎのservingになっても夕食を用意してくれたこともあり、またグリンデルワルトを発つときも女将さんの手が空いていたこともあって、グリンデルワルト駅まで車で送ってくれたりとホスピタリティも素晴らしいホテルでした。またグリンデルワルトに来た時は泊まりたいと思えるホテルです。

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