世界最北の総合大学があり、北極圏のパリともいわれるノルウェー トロムソ。オーロラ観測や極地研究のベースとしての歴史も長く、ここではまさにオーロラオーバルの真下にあり頭上に展開されるオーロラを楽しむことができます。そしてトロムソにはそれだけではなく、年間を通して大人も子供も楽しめる施設としてこの水族館Polaria(ポラリア)があります。ここでは北極圏に生息する海洋生物を近くで見ることができます。
今回は水族館Polaria (ポラリア)を訪れましたので、実際の写真と解説を交えて紹介します。
ノルウェー トロムソの位置
上のマップ上、オレンジのピンがトロムソです。
比較として、ブルーのピンを打ってみました。ブルーのピンは北欧4国各国の首都の空港です。
トロムソへのアクセスについて以下にまとめていますのでどうぞご覧ください。
トロムソ空港⇔街中心のアクセス
トロムソ空港⇔街中心のアクセスについては以下に詳しくまとめましたので、是非ご覧ください。
トロムソの観光
トロムソの観光について観光スポットを以下に詳しくまとめましたので是非ご覧ください。
トロムソのホテル
トロムソのホテルの選び方について以下に詳しくまとめましたので是非ご覧ください。
水族館Polaria(ポラリア)へのアクセス
オレンジのピン:Arctic Cathedral (北極教会)
赤色のピン:トロムソ橋
黄色のピン:The Polar Museum(北極圏教会)
グリーンのピン:Tromsø Cathedral(街の中心的目印)
紫のピン:ショッピングモールNestranda
ブルーのピン:水族館Polaria(ポラリア)
上の地図でお分かりの通り、水族館Polariaは街の南寄りにあります。街中心から十分歩いていける距離ですが、公共バスを利用しても良いと思います。
水族館Polaria(ポラリア)へのアクセスについては以下がメジャーな方法です。
1.徒歩で中心地から向かう
2.33番、37番、42番バスにのってPolaria(ポラリア)バス停で降りる
トロムソの街の公共バス利用については以下に詳しくまとめましたので是非ご覧ください。
では今回はトロムソの街中心から徒歩で水族館Polaria(ポラリア)に行く際の解説をします。
街中心からは非常にシンプルです。メイン通りのStorgataをずっと南下する方向に歩くだけです。
メイン通りの一本海側にはStrandgataという通りもあって、ショッピングモールNestrandaもありますので寄り道しても良いですね。
Storgataをずっと南下していると右手にØlhallenがあります。Ølhallenはマックビール直営のビアホールとして1928年に開業しました。この敷地内に世界最北のビール会社マックビール(Mack Øl)のビール工場がありましたが、2012年に工場が移転して以降もビアホールはこの場所で営業を続けています。トロムソで最も古いパブです。67種類もの異なるTap beer (タップビアー: 蛇口のようなところからジョッキに注ぐビール) があります。
なお、Ølhallenを過ぎるとすぐ左手に水族館Polariaが見えてきます。
水族館Polaria(ポラリア)
ポラリアは1997年ノルウェーの環境庁が中心となり、北極圏の海洋生物、環境の絵知識を広げることを目的として開業しました。横から見た外観は大きな海氷の塊ががドミノのように倒れているような印象です。
水族館Polariaの隣には、MS Polstjerna(The Polar Star)という過去の北極圏開拓時代にアザラシ狩りに使われた船の博物館があります。展示されている船は1949年に建造されたもので、レプリカではなく本物です。1981年まで、この船は33シーズンの航海に使用され、97000頭のアザラシを本土に持ち帰り、さらに北極圏開拓にも使用されました。2003年に写真のようなガラスハウスで保存展示され、北極圏開拓のモニュメントとして役立っています。
MS Polstjernaの入場料等情報
Openは夏季のみ:6月15日~8月15日 11時~17時
入場料:大人一人25NOK、他に料金設定あり。
さあ、本題の水族館Polaria(ポラリア)の方に戻りましょう。入口から中に入ってみます。
入口入ってすぐのチケットカウンターで入場料を払います。
水族館Polariaの入場料等情報
5月18日~8月31日:10時~19時、
9月1日~5月17日:10時~17時、12月24日、25日のみ13時~16時。
アザラシの餌やり・訓練時間は以下の通り
冬季:12時30分、15時30分。
夏季:12時30分、15時30分。
(備考:ノルウェーでは他のヨーロッパ諸国と同じように夏時間・冬時間があります。簡単に言うと、夏時間は日本から7時間遅れ、冬時間は日本から8時間遅れになります。冬時間→夏時間の切り替えは3月の最終日曜の夜中、夏時間→冬時間の切り替えは10月最終日曜の夜中です)
入場料:大人一人130NOK (他に料金設定あり)
パノラミックシアターではIvo Caprino作の「Svalbard – Arctic Wilderness(スヴァールバルー北極の大自然・野生動物・植物)」というフィルムが上映されています。
フィルムの内容はスヴァールバルの大自然の風景をヘリコプター等を使用して色んな角度から記録した内容になっています。
スヴァールバルのロングイェールビーン空港にもあったような北極グマがあります。現地の子供たちが交代で上に乗ってずっと遊んでいました。
左角は小さな子供たちのプレイルームになっています。小さな子供たちにも退屈させないスペースがちゃんと用意されています。右方向に進むと水族館です。
Polariaは大きな魚が泳ぎまわっているタイプの水族館ではありません。北極圏の海洋生物が近くで見れるということがウリの水族館です。
思わず見入ってしまうヒトデ達です。
北極圏のサメやその子供などの海洋生物も見ることができます。
そしてアゴヒゲアザラシの水槽です。ポラリアのメインですね。みんな可愛いアザラシの自由自在に泳ぐ姿に目が釘付けです。
球面ガラスの観察場所もあります。
この水族館のメイン中のメイン、アザラシの水槽の中の通り抜けです。頭上に大きなアゴヒゲアザラシが悠々と泳いで通るのを下から眺めることができます。
時にはガラスに衝突するんじゃないかと思うぐらいスレスレを通ってアザラシ達は楽しんでいます。
アザラシの尾ひれをじっくりみたのは初めてです。こんな風になっているんですね。
アザラシの水槽は下からだけではなく、施設の2階部分からも眺めることができます。
眺めていると一頭のアザラシがこちらに来て、直立でこちらを眺め返してきました。
これがこのアザラシの得意ポーズなのでしょうか。直立で反り返った感じでアゴの裏をこちらに見せてきます。
得意ポーズをした後にご褒美が欲しかったのかな?ポーズをしてはまたこちらをこんな感じで眺めて、またポーズをしての繰り返しをしていました。
アザラシの可愛さに癒された後出口に向かいます、出口前の上階にはカフェテリアがあります(水族館内部から階段を上ってアクセスします)。
出口の前にはお土産ショップです。
最後に
いかがでしたか?年間を通して大人も子供も楽しめる施設、トロムソの水族館Polaria(ポラリア)。北極圏に生息する海洋生物を近くで見ることができます。その中でもやはりメインは可愛いアゴヒゲアザラシのプールで、その悠々と泳ぐ姿に見入ってしまうこと確実です。オーロラ観光でトロムソを訪れた際には水族館Polaria(ポラリア)にも行ってみてくださいね。
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