大迫力の絶景トレイル!Haute Route (オートルート)トレッキングレポート⑩

ヨーロッパアルプスの山々の中でもモンブラン(Mont Blanc, 4810m)マッターホルン(Matterhorn、4478m)は日本人にもその名前は知らない人はいないというほど有名です。この世界が誇るヨーロッパの2大名峰の間をつなぐロングトレイルが「Haute route(オートルート)」です。

Haute routeもその特徴としてTMB同様ほぼ毎日峠越えがあり、毎日1500m~2000mのアップダウンの標高差があります。そのため絶景を見るポイントには事欠きません。

さて今年は「Tour du Mont Blanc (TMB: ツール・ドゥ・モンブラン)」をトレッキングで1周した後に、そのままChamonixからLe Châbleに移動し、Le ChâbleからスタートでこのHaute routeのトレッキングを楽しんでみました。なお、最終目的地はツェルマットです。

本ページでは絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」、ツェルマットまでのトレッキングレポートその⑩(5日目前編)を行います。

一個前のトレッキングレポート(4日目後編)はこちら

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキング4日目後編のレポートを行います。

昨晩泊まったホテル、Cabane de Moiry(モワリー小屋)についてはこちら

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回のレポートはCabane de Moiry (モワリー小屋)特集です!。

一個後のトレッキングレポート(5日目後編)はこちら

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキング5日目後編のレポートを行います。

今回のトレイル情報

まず、Haute routeはどこにある?

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モンブラン(Mont Blanc, 4810m)マッターホルン(Matterhorn、4478m)という世界に誇るこのヨーロッパの2大名峰の間をつなぐロングトレイル(総距離150㎞超)が「Haute route(オートルート)」です。

位置関係がわかるように参考として、スイスジュネーブ空港・チューリッヒ空港、フランスパリシャルルドゴール空港水色のピンを打ってみました。

スイスジュネーブ空港からTMB(シャモニ・モンブランの街)へのアクセスについては以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

ヨーロッパアルプスを堪能する2大人気ロングトレイルTMBとHaute route。それらの基点となるのが、フランスのChamonix(シャモニー)です。今回はそのシャモニー(Chamonix)へアクセスと、ジュネーブ空港から簡単 ・便利なALPY BUSの解説を行います。

スイスでの近・中距離移動の際の電車の乗車券購入方法について以下にまとめましたので是非ご覧ください。

4000m超級の山々、大迫力の氷河、美しい湖など、大自然が織りなす景色には事欠かない国、スイス。公共交通機関の発達により観光が快適簡単になっています。今回はそのスイスの観光を支える大黒柱「スイス鉄道・ポストバス」の乗車チケットを自動券売機で購入する方法の徹底解説を行います。

次に、Haute routeの概要について

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Haute route(オートルート)フランス・シャモニーからスイス・ツェルマットまでのトレイルの総距離としては約150㎞以上となります。

Haute routeを通して歩く人とっては、シャモニーやル・シャーブルからツェルマットに向かって歩き、ツェルマットが終点になるような行程がメジャーです。しかしどちら向きに歩くかは完全に自由です。実際歩いた印象としては、通しで歩くひとはツェルマット向きで歩いている人が9割シャモニー向きに歩いている人が1割です。

そして

・Chamonix(シャモニー)⇔Champex(シャンペ)の区間はTMB(Tour du Mont Blanc)のトレイルと重複していること(上のマップ、ピンクの部分)。

・Champex→Sembrancher→Le Châbleの区間が比較的標高の低い谷底をずっと歩くことになること

このことから、

スイスの「Le Châble(ル・シャーブル)」や「Verbier(ヴェルビエ)」をHaute routeの始点もしくは終点にするケースも多いです。

そしてHoute routeの終盤についてですが、Europewegが整えられたためこのトレイルを最後に歩くのが最近は人気となっています。またBrig – Visp – Zermatt間の登山列車も谷底を走行していますので、列車を利用しても独特な面白い風景を眺めることができます。

Haute routeの楽しみ方・計画の立て方・攻略の仕方について、またトレッキング以外にも観光で楽しむシャモニー・ヴェルビエの街等、以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキングまとめその①を行います。
モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキングまとめその②を行います。
モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキングまとめその③を行います。
モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。実際トレッキング中・プランニング中に利用する可能性が高い情報をまとめた便利帳です。

トレッキングレポート

<前回までのあらすじ>

Haute Route(オートルート)トレッキング開始初日

Le Châble(ル・シャーブル)→Verbier(ヴェルビエ)→Les Ruinettes→La Chaux(ラ・ショー) →Les Gentianes→Mont-Fort展望台、頂上→Les Gentianes→La Chaux、La ChauxからトレッキングでCabane du Mont Fort、Cabane du Mont Fortで一晩を過ごしました。

2日目:

Cabane du Mont Fort → Col Termin(2648m) → Col de Louvie(2921m) → Col de Prafleuri → Cabane de Prafleuri (Prafleuri小屋)、Cabane de Prafleuriで一晩を過ごしました。

3日目:

Cabane de Prafleuri → Col des Roux → Lac des Dix(ディス湖) → Pas de Chèvres(パ・ド・シェーブル) → Arolla、Hotel du Pigneで一晩を過ごしました。

4日目:

Arolla、Hotel du Pigne → Les Haudères(レ・ゾデール)でバス乗り換え → La Sageからトレッキング開始 → Col du Tsaté(コル・デュ・タテ、2868m) → Lac de Châteaupré(シャトープレ湖) → Cabane de Moiry(モワリー小屋)、モワリー小屋で一晩を過ごしました。

本日、Haute route 5日目の行程は以下を予定しています。

Cabane de Moiry(モワリー小屋)→Lac de Moiry(モワリー湖)→Barrage de Moiry(モワリーダム)→Corne de Sorebois(ソルボワ峠)→Zinal、Hôtel Pointe de Zinalで宿泊

今日の行程のポイントは、

・Cabane de Moiry(モワリー小屋)→Lac de Moiry(モワリー湖):ガンガン下り

・Barrage de Moiry(モワリーダム)→Corne de Sorebois(ソルボワ峠):ひたすら登り

です。

ではHaute route(オートルート)トレッキング5日目の様子をレポートしていきます。

モワリー小屋を出発する前に、最後にチラッと振り返ります。まだまだ朝日が差し込んでくるには時間がかかりそうです。

モワリー小屋から下り始めます。今日の行程も長いです。まずは気を付けて下っていきましょう。

太陽の光が差し込んできていますが、モワリー氷河が照らされるのはまだ時間がかかりそうです。

モワリー小屋からの序盤の下りがまずは一番の注意どころです。

この後、

昨日の土砂降りの中、修行僧のように登ってきた数十回のつづら折りを今度は下っていきます。

ずっと何十回もつづくつづら折りです。

トレイル状況はそこまでいいわけではありません。注意が常に必要です。

まだまだつづら折りの下りがつづきます。

下ってきた後に少し振り返ってみました。昨日土砂降りの中ひたすら登ってきた急登です。

つづら折りの下りが終わりましたが、まだまだ気が抜けないトレイルが続きます。

朝は雪渓が凍っていて滑りやすいので注意です。

左にある小高い部分に登っていきます。

雪渓から登ってきました。モワリー氷河が見えなくなってきました。写真右奥の雄大なピークの山はPointe de Moiry(3302m)です。

昨日はこの稜線を逆向きに歩いていたことを思い出します。写真中央奥の少し右にある一番高いピークの山がGarde de Bordon(3310m)です。

テンポよく下っていると、前方で何か動く気配がします。

下るスピードを少し緩めて、先を見てみます。

筆者の行く先のトレイル上をアイベックスが歩いています。それにしても立派な角をもったアイベックスです。

しばらくトレイルに沿って歩いたあと、右方向の山肌に向かっていきました。

右方向の山肌を見ると他にも2頭のアイベックスが草を食べていました。

アイベックスの撮影を楽しんだ後はトレイルが平坦になってきました。

平坦なトレイルをしばらく下っていると、2人の日本人ハイカーとばったり出会います。

インスタグラムでスイスの山々の素敵な投稿をたくさんしておられるnamecollonさんご夫婦です。

筆者がTMBからHaute routeに移ってきていることは知っておられたものの、まさにこの場所この時刻でばったりと出会うとは思ってもみませんでした。

というのも、バリエーションルートが多いトレイルですので、すれ違っていた可能性は多いにあった中で、まさに偶然の出会いでした。

3人で記念写真です。ちょうどこの標識が立っている場所がモワリー小屋とモワリー氷河が見える場所になります。namecollonさん夫妻が来ておられるのはHaute routeがデザインされたトレイルハイカーご用達のメリノウールシャツ、IcebreakerのTech liteです。

偶然の出会いに皆喜びを感じながら、お互いあまりゆっくりもしておられない行程とのことで、お互い先に進むことにします。namecollonさん夫妻はいまからモワリー小屋に行かれるとのことです。筆者はいまからモワリー湖、ソルボワ峠に進みます。

せっかくの出会いですので、筆者がオートルートのゴールであるツェルマットに滞在していると予想される日を伝え、お互いの予定が合えばツェルマットで打ち上げでもましょうということで分かれます。

Lac de Châteaupré(シャトープレ湖)が左下に見えてきました。このあたりはバリエーションルートが沢山あり、筆者はLac de Châteaupré(シャトープレ湖)に降りていく本道ではなく、高標高をキープするルートを選択してみました。

この先川を渡るとアルプの中を横切っていくようなトレイルになります。

平和的なトラバース道です。

時々渡渉もありますが、問題なく渡れるレベルです。

まさにアルプの中を横切ります。

絶景の中でゆっくりできる牛達も幸せですね。

トレイル上にいて動いてくれない2頭の牛達です。もー、もー、とお互い鳴きあってます。何か会話しているのでしょうか。

トレイル上から動いてくれないので、筆者の方がトレイルから少し下って通過して、またトレイルに復帰しました。牛達は、筆者の方をチラっと見て、もー、と鳴いてからまた草を食べ始めました。

平坦なトレイルを進んでいきます。左に大きく見えるピークの山はPointe du Bandon(3073m)です。

Lac de Châteaupré(シャトープレ湖)からだいぶ進んできましたので、いったんLac de Châteaupré(シャトープレ湖)やモワリー氷河を振り返って見てみます。

Lac de Châteaupré(シャトープレ湖)の奥にモワリー氷河を見ています。右端の高いピークはPointe de Moiry(3302m)です。モワリー氷河の奥にGrand Cornier(3962m)がピークだけちょこんと頭を出しています。その他見えている山に関しては「Haute Route (オートルート)山小屋編④ Cabane de Moiry(モワリー小屋)!」のレポート参照です。

もう少し進んでからもう一度振り返って見ました。Lac de Châteaupré(シャトープレ湖)の手前には駐車場やポストバスのバス停もあります。

そしてトレイルの進行方向を見ると何とも不思議なブル―の色の湖が見えてきました。まさにあの湖がLac de Moiry(モワリー湖)です。

この先、車道より高標高を維持してトラバースしていくトレイルが見当たりませんでしたので、すぐ目の前の沢をそのまま車道まで下っていくことにしました。

車道まで下ってきました。いまから車道を歩いて左手にLac de Moiry(モワリー湖)を見ながらBarrage de Moiry(モワリーダム)まで歩いて行くことにします。

これから先車道を進んでいくとモワリー氷河が見えなくなっていきますので見納めを一枚撮っておくことにしました。

そしてモワリー氷河と逆方向を眺めると魅惑のブルー、モワリー湖が見えてきています。

もう言葉では形容しがたい湖の色です。不思議で怪しいぐらいの青です。

左手にこの怪しいぐらいの青の湖、モワリー湖を見ながら歩くという贅沢なトレイルです。

筆者の進む方向はこの方向になります。どこまでも青です

不思議な青すぎて、一回眺め始めたら飽きません。ずっとこの青を見て歩きます。

日差しが出てきました。また違った青になってきました。

日差しに照らされて怪しくも蛍光のブルーのような発色です。

写真では合成のじゃないかと思ってしまうぐらいのベターとした青ですが、実際に見るともっとベターとした青で、目を疑います。

なお、筆者が歩き続けている車道はこのような感じです。

車道を歩き続けていると、行く先がダムのようになっている様子が見えてきました。突き当りがBarrage de Moiry(モワリーダム)になります。

と、そこで道端に目をやると、

咲いてます、あの花が。

エーデルワイスです。オートルートではディス湖畔で見るようになってから毎日1回はエーデルワイスを見ています。いつも2つか3つが寄り添って咲いています。

可憐な花です。

エーデルワイスとモワリー湖、青空のトリオで撮ってみました。

路肩に駐車車両がでてきました。Barrage de Moiry(モワリーダム)に近づいてきています。

Barrage de Moiry(モワリーダム)の駐車場に入ってきました。

ポストバスのBarrage de Moiry(モワリーダム)のバス停に到着しました。トイレもありますので諸用を済ませます。

今からBarrage de Moiry(モワリーダム)の様子を見て、そのあとにソルボワ峠まで登る予定です。

今日は今までの写真をご覧になってお分かりの通り快晴で青空の青もすばらしく、モワリー湖の青も怪しく素晴らしい魅惑の青です。

多くの青を堪能して、このままソルボワ峠を越えて今日は快晴のままZinalに無事たどり着けるでしょうか?!

次のレポート「Haute route(オートルート)トレッキング5日目後編」に続く!

次のレポート(5日目後編)はこちら

モンブラン(4810m)のお膝元フランス・シャモニーからマッターホルン(4478m)のお膝元スイス・ツェルマットをつなぐ絶景ロングトレイルの新定番「Haute route (オートルート)」。今回はこのHaute routeのトレッキング5日目後編のレポートを行います。

最後に

いかがでしたか?大迫力の絶景トレイル!Haute Route (オートルート)トレッキングレポート⑩。Haute routeトレッキング4日目前編の模様をレポートしました。。天気や状況次第では突然の予定変更を考える柔軟さも高標高のロングトレイルではその必要があります。まずは怪我のないように注意しながらHaute route(オートルート)をツェルマットに向かって進み続けます!次のレポートをお楽しみに!

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