Nordkappノルウェー北欧

ノールカップの拠点!ノルウェー ホニングスボーグ ホテル・観光・食事・スーパーの解説!

ヨーロッパ最北端の岬、ノールカップ (Nordkapp)。ここノールカップも天気さえよければ高確率でオーロラを観察できるノルウェー最北部のFinmarkエリアに属します。夏は一日中太陽が沈まない真夜中の太陽が見れる観光地として多くの人が訪れますが、冬の夜となると話は全く別です。冬のノールカップへはまずアクセスが限られます。昼も夜もブルドーザー型のトラックを先頭に後続の車が隊列を組んで現地へ向かう方法しかありません。さて、ノールカップに行くにはまずファーストステップとしてノルウェー ホニングスボーグまで来る必要があります。

今回はノールカップの拠点となる「ホニングスボーグ」の街のホテル・観光・食事・スーパーについて解説します。

なお、ノールカップ施設そのものの解説、オーロラ撮影レポートを以下にまとめていますので是非ご覧ください。

ホニングスボーグの位置

上のマップ上、オレンジのピンがホニングスボーグです。

比較として、ブルーのピンを打ってみました。ブルーのピンは北欧4国各国の首都の空港です。

グリーンのピンはトロムソ空港(TOS)です。ホニングスボーグを含むフィンマルクエリアの玄関口になります。

ホニングスボーグへのアクセスについて以下にまとめていますのでどうぞご覧ください。

ホニングスボーグの街中心の地図

ホニングスボーグの街中心部の地図に色分けしたピンを打ってみました。皆さんお分かりの通り宿泊場所や観光すべきところが豊富というわけではありません。

紫色のピン:ホテル

グリーンのピン:スーパーマーケット

ブルーのピン:教会、博物館、観光案内所等

オレンジのピン:レストラン

上のマップの最上部グレーのバー左端のアイコンをクリックすると、それぞれのピンの詳細表示をご覧になることができます。

Scandic Bryggen (スカンディック ブリッゲン)

実際冬のホニングスボーグの宿泊先としてはこのホテル一択です。

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他のScandicホテルと同様にハイレベルのサービス、ロケーション、朝食の充実で、値段もそこまで高くないという申し分のないホテルです。筆者もここに宿泊しました。受付の対応も丁寧で、チェックアウトが朝5時台であったためタクシーの予約と朝食パックを作ってくれました。

朝食の場所もスペース十分で、勿論朝食の種類も充実しています。みなコーヒーを楽しみながらゆっくりとした時間を過ごしていました。

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Scandic Honningsvag

ホニングスボーグにあるもう一つのScandicホテルです。立地場所はツーリストセンターからすぐ近くにありいいのですが、冬季は営業していませんですので冬のホニングスボーグはScandic Bryggenの一択です。

Tourist Information Center

おそらく観光客が必ず立ち寄るであろうホニングスボーグの観光案内所です。ノールカップに行く際も、バスのチケットを販売(時々バス内で販売)、絵葉書の販売・郵便ポストもあります。個人的にレンタカーで冬の夜のノールカップに行く場合もここに事前に連絡をしておく必要があります。

観光案内所の中です。極寒の外と違って中は暖かいです。観光案内所のスタッフも非常に親切に教えてくれます。筆者が訪れたときはちょうどフッティルーテンを降りてきた観光客が大勢観光案内所に入ってきました。みなノールカップに行く方法やレストランについて尋ねています。

ノールカップに行く公共バス(Snelandia社の運航する211番バス)はこの観光案内所横から出発します。冬は1日1便11時30分発のみですので、遅れないようにしましょう。

Arctic suvenir

観光案内所に隣接されたお土産ショップです。ホニングスボーグの中では一番大きいですが、ノールカップのお土産を購入したい方はここではなく、ノールカップのお土産ショップで購入することをお勧めします。ちなみにノールカップにあるお土産ショップはかなり充実しています。

ノルウェーといえばトロール(Troll)です。

トロールとはノルウェーの伝承に登場する妖精の一種です。北欧の各地においてその場所独特なトロールがあります。一般的なトロールのイメージは大きな胴体で、深い傷を負っても体組織が再生出来、醜悪な容姿で、かつあまり知能は高くない。粗暴で大雑把、というものの様です。

Nordkappmuseet (ノールカップ博物館)

NordKappmuseet (ノールカップ博物館)については実際に行ってみた体験を交えて以下に詳しくまとめていますのでご覧ください。

ホニングスボーグ教会

この教会はノルウェーの極北、フィンマルクエリアで第二次世界大戦じに破壊されなかった数少ない教会の内の1つです。街中心部からこの教会へは少し坂道を登る感じになります。途中に小学校があり、校庭で遊んでいる子供たちから「Welcome to Norway!」と陽気な声をかけられました。彼らにとっては母国語ではない英語でもこんな小さい時から話しているんだなぁと少し考えさせられます。

第二次世界大戦後、この教会は街が再建されるまでの間人々の一時的な家になったということです。教会自体は1885年に建造され、220人が座ることができます。

豪華客船の船着き場

ホニングスボーグはノールカップ観光のベースになるため各豪華客船の発着する場所があります。写真はかの有名な「フッティルーテン」です。

豪華客船はフッティルーテンだけではありません。Cruise and Maritime Voyages社(CMV、本社はUK)のノルウェークルーズもヨーロッパではかなり人気があるクルーズです。

これらの大型豪華客船が、観光案内所の背後にあるホニングスボーグ港に到着します。多くの乗客が一旦ここで降りノールカップへ向かうわけです。船旅の乗客用に専用バスが用意されていますので、筆者のような個人の陸路と飛行機のみの旅行客とバスの取り合いになることはありません。

Supermarket 「coop prix」

中心部にある唯一のスーパーマーケット「coop prix」です。中心から少し離れたところにスーパー「joker」もありますが歩いていくには少し遠いです。

寒いところではなぜか喉が渇きます。暖房のせいでしょうか。思わずペットボトルを買おうとしてしまいますが、ここはノルウェー、一本300円以上します。ノルウェーの水道水は飲めますので水道水で節約することができます。(水道蛇口からでる水道水に関しては、冷たい水道水は問題ありませんが、お湯に関してはタンクに貯められているのか流水なのか少し不安が残ります。)

野菜や果物も豊富に販売されていますが、ご存知のとおりすべて例のノルウェー価格です。

例の如く豊富なヨーグルト、肉や魚の冷凍も豊富です。お酒も販売しています。

なお、ノルウェーではスーパーで買えるのはアルコール度数4.7%以下までと法律で決まっています。それ以上のアルコール度数の酒類は「Vinmonopolet (ヴィンモノポレ)」という、国営のリカーショップに行く必要があります。 販売時間は平日はスーパーで20時まで、Vinmonopoletで18時までです。土曜日はスーパーマーケットやコンビ二では18時まで、Vinmonopoletでは15時までとなっています。祝祭日、日曜日はどこのお店でもアルコール購入は出来ません。それ以外ではBARなどでアルコールをオーダーすることが可能です。

総じて必要十分な品ぞろえで冬のオーロラ鑑賞の長期滞在にも十分利用価値があるスーパーです。

レストラン「Corner」

ホニングスボーグに来たらここに行かないという選択肢はない、というぐらい素晴らしいレストランです。ホニングスボーグの中心地にあります。料理の美味しさ・店内の雰囲気・スタッフの親切さ全て良いです。値段だけがノルウェー価格で、そこだけ我慢です。このレストランがあるからもう一回ホニングスボーグに来ようかなと思わせるぐらい筆者自身は気に入っています。

レストラン「Corner」については実際に行った体験を交えて以下に詳しくまとめていますのでご覧ください。

最後に

いかがでしたか? ヨーロッパ最北端の岬、ノールカップ (Nordkapp)のベースとなる街ホニングスボーグ。夏は一日中太陽が沈まない真夜中の太陽が見れる観光地として多くの人が訪れますが、冬はノールカップへのアプローチ方法がマニアックになることもあり、夏ほどの人が訪れません。その分このノルウェーの極北部をゆっくり楽しめると思います。冬の夜のノールカップにも機会があればトライして見てください。極寒の地ですので事前に情報を収集して、無駄なく街を歩かれることをお勧めします。その際は本ページを是非参考にしてみてくださいね。

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