Kirunaオーロラスウェーデン北欧

スウェーデン キルナ オーロラ 撮影レポート 2018

夏も冬もラップランドを楽しむ上の要の場所、それがスウェーデンのキルナです。今年もキルナで毎冬恒例のオーロラ撮影をしてきました。今回のキルナ2泊3日の内、到着したその日が夜空が晴れており、オーロラを捉えることができました。本レポートではその時のオーロラの写真と、今回の撮影環境等について取り上げます。

オーロラの撮影方法については以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

オーロラ撮影時の服装・持ち物については以下にまとめていますので是非ご覧ください。

Kiruna (キルナ)について

上の地図の中でオレンジのピンの位置がキルナです。スウェーデンの北の端でアビスコより東にあります。

ストックホルムからキルナへのアクセス

【1月のキルナ空港、夜7時撮影】

メジャーなアクセスの概要は以下の通りです。

方法①ストックホルム駅から夜行列車でキルナ駅。

   キルナ駅→キルナバスステーション(無料シャトルバス)

方法②ストックホルム アーランダ空港→キルナ空港(飛行機)

   A:キルナ空港→キルナバスステーション(有料シャトルバス)

   B:キルナ空港→キルナ街中(VisitKirunaの有料送迎サービス)

ストックホルムからキルナ街内までのアクセスについて以下に詳しくまとめていますのでどうぞご覧ください。

キルナ空港からキルナ街中へのアクセスは非常にシンプルです。キルナ空港到着便の時刻に合わせて、キルナバスステーション(街の中心部)行きの有料シャトルバスが待機してくれています。

 

宿泊予定のホテルがバスステーションから遠い、荷物が非常に大きい等の特殊な理由があればVisitKirunaの有料送迎サービス(175sek)も利用価値が高いと思います。

 

VisitKirunaのウェブサイト(トランスファーサービスのページ)はこちら

 
 

キルナでの観光・食事・スーパー情報

キルナの観光・食事・スーパーについて以下にまとめていますのでご覧ください。

キルナでの宿泊

キルナのホテルについて以下にまとめていますのでご覧ください。

キルナのどこでオーロラを見るか

(f2.8、無限遠フォーカス、SS8秒、ISO800、街灯あり)

①キルナの街の北側がおススメ

②アクティビティツアーを利用して特定の場所に行く

③自分で好きなところに行く

①のキルナの街の北側ですが、Camp Ripan(キャンプリパン)STF Malmfältens Folkhögskola (STF マルムフェルテンス フォルキョグスコラ)の周囲にある自然散歩道がおススメです。キルナの街の光から離れようとすると自然と街の北側に来ることになります。徒歩で行ける距離内では街の光の影響を完全には避けることができないのがキルナの玉にキズな点です。
②のアクティビティツアーですが、ガイドが良い場所まで連れて行ってくれるので、雲のない夜を狙って、かつオーロラが強い日を事前に調べて申し込みたいところです。筆者の個人的経験として、オーロラ予報は強かったものの100%曇りの日にアクティビティツアーに参加し、終始オーロラを見ることはできず、ひたすら30kmスノーモービルで爆走するだけだった夜もありますオーロラ強度はここまで来たらあまり重要ではありません。雲の無い日がまずマストな条件です。
③雲がなく活発なオーロラが見えるときは街中心部からでもオーロラを見ることができます。ただ写真におさめようとすると街灯等が露出オーバーになってしまいます。街中でも街灯の無いところを探せば可能ですので、昼間の内に時間があれば場所をチェックしておいても良いのかもしれません。

キルナ オーロラ撮影レポート 2018

(f2.8、無限遠フォーカス、SS10秒、ISO400、街灯あり)

今回のカメラ・レンズ・三脚

カメラOLYMPUS OM-D E-M10 Mark II

 

レンズLAOWA Laowa 7.5mm f/2 MFT

三脚Manfrotto Befree Advanced 旅行用三脚

現像:Adobe Photoshop Lightroom Classic CC

今回も「軽量・コンパクト・お値打ち価格」での「OM-D E-M10 Mark II」と「Laowa 7.5mm f/2 MFT」の組み合わせでのオーロラ撮影です。今年は決してハイクラスではないこの組み合わせでどこまでいけるか攻める予定です。

すべての写真において「手振れ補正OFF」セルフタイマー2秒」「無限遠フォーカス」「ノイズリダクションなし」としました。

撮影後のRAWファイル現像でおススメはLightroomとPhotoshopが使用できるお得な以下のプランです

Lightroomのみのプランは以下になります。

オーロラ・天候条件

<1晩目> Kp値:4、雲50%以下。観測値気温:-21℃、街灯あり。

広範囲にみられるオーロラ予報ではなかったのですが、晴れた夜空のためにオーロラをとらえることができました。

<2晩目> Kp値:5、夜空には雲が100%。観測値気温:-22℃、降雪あり。

広範囲にみられるオーロラ予報でしたが、充満した雲のためオーロラを見ることは全くできませんでした。

写真紹介

お待たせしました。ここからは実際の写真を紹介してゆきます。

(f2.8、無限遠フォーカス、SS4秒、ISO800、街灯あり)

先ほどまで輪状だったオーロラが形を変えていきます。

(f2.8、無限遠フォーカス、SS4秒、ISO800、街灯あり)

輪状のオーロラがはじけました。

(f2.8、無限遠フォーカス、SS4秒、ISO800、街灯あり)

次第に全体的に淡くなって消えていきます。

(f2.8、無限遠フォーカス、SS10秒、ISO400、街灯あり)

しばらくしてから次に出現したオーロラは、肉眼でもわかるたなびくグリーンの光と直線上のピンクの光でした。

(f2.8、無限遠フォーカス、SS10秒、ISO400、街灯あり)

ゆらゆらとたなびいているのが肉眼でもわかるオーロラでした。

(f2.8、無限遠フォーカス、SS10秒、ISO400、街灯あり)

ヒラヒラとたなびいて一点に濃く収束して消えていきました。

(f2.8、無限遠フォーカス、SS10秒、ISO400、街灯あり)

場所を変えて撮る時間があるほどこの日は比較的長時間オーロラを見ることができた日でした。これはキャンプリパンの横にある空き地で撮った写真です。

最後に

いかがでしたか?

以上、本年(2018年)1月のスウェーデン キルナでのオーロラ撮影をレポートしました。今回は各種予報をチェックして2泊3日で狙い撃ちでキルナを訪れ、到着した初日の夜にクリアな夜空のおかげでオーロラを捉えることができました。なおオーロラ強度の予報が強かったのは2日目でしたが、不運にも100%の曇りでオーロラを捉えることは全くできませんでした。キルナまで来たらオーロラ強度はあまり重要ではありません。雲の無い日がまずマストな条件です。なお、キルナやアビスコは1月は特に太陽がほとんど昇らず、昼間2~3時間のみ薄暗く、その他はずっと真っ暗です。それでも色んなアクティビティーは盛んですので、オーロラだけでなく昼間のアクティビティーも楽しんでいただくことをお勧めします。最低3晩の滞在と、もしオーロラが全く見れない時でも、アクティビティーを満喫するというのがおススメの旅行プランです。

オーロラの撮影方法については以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

オーロラ撮影時の服装・持ち物については以下にまとめていますので是非ご覧ください。

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