ツェルマット 手軽さと絶景の好バランスのスネガ方面!

アルピニストの聖地マッターホルンの麓にある村、ツェルマット。上りは登山鉄道やロープウェイ、下りはハイキングという楽しみ方ができます。本記事ではツェルマットから最も手軽に行ける高標高の展望台と、そこからのハイキングコースについて取り上げます。

全体像

今回紹介するのは、一番左の紫色で示したラインです。

ツェルマット(Zermatt)から最も手軽に標高の高い展望台に行くことができて、かつマッターホルンの優雅な姿を眺めることができる、まさに好バランスのラインです。

登りのアクセス方法

登りのアクセス方法は以下のようになります。

ツェルマット → スネガ:地下ケーブルカー 3~4分

スネガ → ブラウヘルト:6人乗りロープウェイ

ブラウヘルト → ロートホルン:多人数のり大型ロープウェイ

乗り継ぎがバッチリいけば、20分もしない内にツェルマット(標高1620m)からロートホルン(標高3103m)に行けることになりますが、ブラウヘルトからロートホルンまでの大型ロープウェイは2台で交互運送なので、最大20分ほど待つことを考慮に入れる必要があります。

運賃や乗車場所情報はこちら

アルピニストの聖地マッターホルンの麓にある村、ツェルマット (Zermatt)。上りは登山鉄道やロープウェイ、下りはハイキングという楽しみ方ができます。ツェルマット観光をマスターするためのアクセスは大きく分けて「3本のライン」で説明できます。

絶景をどこでも楽しめる

地下ケーブルカーのスネガの駅内から出た瞬間に、優雅なマッターホルンの姿を眺めることができます。スネガにはテラス席を備えたレストランもあり、そこで食事をしながら絶景を楽しめます。

私が訪れた時は、すでにマッターホルンの東壁に旗雲がたなびいており、これもまたいつものマッターホルンの姿でしたが、絶景を楽しみながら食事をしました。

さらに、スネガ→ブラウヘルト、ブラウヘルト→ロートホルンのロープウェイ乗車中もマッターホルンをしっかり眺めることができます。このラインからは他のラインと比べてマッターホルンから距離があるのですが、その分優雅な全体像を眺めることができます。

ハイキングルート

全体像の中から紫色のラインと周囲のハイキングルートをクローズアップしてみました。

ルート①:ロートホルン → スネガ (所要時間:約2時間30分)

ルート②:ブラウヘルト → シュテリゼー → スネガ (所要時間:約1時間30分)

ルート③:ブラウヘルト → スネガ (所要時間:約1時間)

ルート④:スネガ → ツェルマット (所要時間:約1時間30~2時間30分)

この4つのルートを軸に考えるとハイキングのプランが立てやすいと思います。

ルート①:ロートホルン → スネガ について

シュテリゼー(Stellisee, 標高2537m)。

登ってきたブラウヘルトからのロープウェイを背にしてオーバーロートホルン方向に10~15分進んだ後、分岐で右折して氷河に向かって下っていくルートです。

道沿いにエーデルワイスを発見できるポイントがあります。(エーデルワイスは有名な割には見かける頻度は非常に少ないです)

シュテリゼーやグリンジゼーはブラウヘルトから地図上の直線距離では近いですが、標高差が結構あってブラウヘルトに行くには、長い登りを登りきる必要があります。そのため、ロートホルンから湖を経由して下って行くこのルートでは、ブラウヘルトに寄らずスネガ方面へそのまま下り続けることをおススメします。

また、このルートではライゼー周辺からスネガ駅に行く時も、距離は短いですが登りになります。

ルート②:ブラウヘルト → シュテリゼー → スネガ について

最初はブラウヘルトからシュテリゼーへ最短距離で下っていくルートです。シュテリゼー以降はルート①と同じになります。

このルートでも少し外れた道沿いにエーデルワイスが見られることが知られています。

ルート③:ブラウヘルト → スネガ について

ブラウヘルト – スネガ間のロープウェイのほぼ真下のルートです。ルート中にかわいい羊たちが所々群れてゆっくりしています。こちらの羊は逃げませんので一緒に写真も撮れます。

ルート④:スネガ → ツェルマット について

スネガ駅から10分ほど下るとライゼーに着きます。なお、ライゼーでは湖のほとりや湖上に子供用の遊具があり逆さマッターホルンを楽しめるような雰囲気ではありません。

(なお、この紫色のラインのルートにある3つの湖の中では、逆さマッターホルンを見るなら絶対にシュテリゼーが一番良いです。)

ライゼーを過ぎると上の写真のようにマッターホルンを正面に見ながら下り始めます。

ルート④:スネガ → ツェルマット の注意点

ルート①~③に関しては、バリエーションルートが豊富にありますが、森林限界以上の標高ということもありオープンで見渡しが良いためルート選択に迷うことはまずありません。道を間違ったとしても少し登ればリカバリーできたりとても自由度が高いです。

意が必要なのはルート④です!

ライゼーを過ぎてしばらく下ると森林限界以下に入っていきますので、ルート①~③に比べて格段に先を見渡せなくなります。そして、幸か不幸かバリエーションルートが多数あります。ポジティブに捉えればどの道を通ってもツェルマットに帰ることはできますが、逆に言えば単に遠回りするだけのルートもあることになります。

本記事では以下、ルート④の情報について実際の写真を交えて説明してゆきます。

その前にハイキングルートの全体像をもう一度お見せします。

ルート④はスネガからツェルマットに下っていくルートです。ライゼーを過ぎてから分岐がたくさんありますので、その点を踏まえて説明してゆきます。

ライゼーを過ぎてから

ライゼーを過ぎてしばらく下ったあと、次第に沢下部に向かって下ってフィンデルン(Findeln)という地区に入っていきます。オーバーロートホルンやフリューアルプ方向はこのような風景が広がっています。

フィンデルン地区には数個のレストランがあります。そしてこの地区の端にあるRestaurant Finderhof という素敵なレストランを過ぎてしばらくすると分岐が出てきます。

(分岐というより上下に分かれるというような印象です)

・その分岐で左(下側)のルートを選択すると最短時間でツェルマットに下山するルート(Wichjeweg、ヴィヒユ通り)になります。

・森林内をトラバースするコースに行きたい場合は、この分岐で右(上側)のルート(Gourmetweg、グールメット通り)になります。

以降、右側(上側)のルートを選択したとして話を進めます。

森林内に入って以降

フィンデルン(Findeln)地区からの下りは上の写真のようなしばらく左手に沢、右が山手、そして左側にマッターホルンを眺める景色になります。

森林内に入ってしばらく下っていくと、再度、最短下山ルートに向かう分岐があります。そこで左を選択すると最短下山ルートに合流です。右(道なり)を選択すると森林をトラバースしてゆくコースです。

以降、今回は距離的には少し遠回りになりますが、森林内をトラバースしてゆくルートを実際の写真を交えて説明します。

先ほどの分岐を過ぎてすぐに上の写真の風景になります。右に崖、左にツェルマットの町並みを見ながらトラバースをしてゆきます。写真を見てお分かりのように、この先ずっと上りも下りもなくひたすら同標高の森林(崖沿い)を横切っていきます。

この崖沿いのルートがなかなか綺麗な風景が見えるので個人的に好みです。結構近い距離ですが、マッターホルンと麓のツェルマットを同時に見ることができます。

先ほどの崖の場所から約15分歩いた後、左手にミグロスーパー前のテニスコートやツェルマット中心部が見えていることがわかります。ちょうどこのあたりの地下をツェルマット – スネガ間の地下ケーブルカーが通っています。そして標高は違えど、位置的には地図上では真下にあたる麓に地下ケーブルカーの駅があります。

さらに約15分歩くと下の写真のような少し複雑な分岐・標識がでてきます。

ツェルマット(Zermatt)の行先を示す表示板は2つあります。

ポイントは、

・Ried方面に進むと、さらにトラバースを続けてやや遠回りして下山するルート

・Tiefenmatten方面に進むと、トラバースを終了して下山してゆくルート

です。

以降、

Tiefenmatten方面に進んだ場合で、説明を続けます。

Tiefenmattenでさらに下のような分岐・標識が出てきます。

ここでもツェルマット(Zermatt)行きの表示板は2つあります。(手前方向の表示板が見にくくてすいません、ちなみに手前方向のツェルマットへの所要時間の方がやや短いです。)

ここまできたら、どちらを選択してもまもなく下山終了で町並みの舗装路に戻ってきます。

最後に

いかがでしたか?マッターホルンの絶景を堪能できる最も手軽なルート、スネガ方面。昼過ぎにツェルマットに到着するような旅程でも、その日のうちにスネガに上り、マッターホルンを見ながら食事をして、その後ハイキングで下山することが十分可能です。スイスの山の標識は非常に親切ですので迷うことはまずありませんが、本記事で取り上げたような分岐のポイントをあらかじめ把握しておくと便利です。このアクセスのしやすさと、優雅な絶景が楽しめる好バランスのルート、おススメです!

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レクタングル(大) 336 x 280 ①
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