氷と雪でできた部屋のホテルはスウェーデンのアイスホテルだけではありません。ノルウェーとロシアの国境の街キルケネスにも「スノーホテル」があります。そしてこれがまた素晴らしい施設です。全てが氷と雪で作られた幻想的な部屋は観光客を惹きつけてやみません。この「スノーホテル」、スウェーデンのアイスホテルと同様ハイグレードなサービスに加え、実はアイスホテルにはないすばらしい特徴も備えています。今回は「スノーホテル」各部屋の紹介をしながらこの素敵な場所をレポートします。
Booking.com(ブッキングドットコム)で見てみる(予約も可能)
スノーホテル アクセス・キルケネスの街についてはこちら
スウェーデン ICEHOTEL(アイスホテル)についてはこちら
Snow Hotel (スノーホテル)敷地内マップ
Reception(受付)
敷地内に入って最初にある建物がReception(受付)です。
宿泊予約がある人も、宿泊せずにアイスホテル見学観光のみの人もまずはReceptionに行きましょう。スウェーデンのアイスホテルに比べると田舎感がありますが、これはこれで風情があります。
受付建物の内部です。とってもこじんまりしていますが、その分スタッフはとてもフレンドリーです。入場料を支払った後に、リストバンド形式のチケットを手首に巻いてもらいます。
ジンジャークッキーをくれたり、荷物の預かりや、帰りのタクシーの予約もしてくれ、helpfulなスタッフで非常に雰囲気のよい受付でした。
今回はスノーホテル見学観光のみですので、entrance fee(入場料)を購入します。公式見学時間は朝10時~16時です。
なお、2018年2月時点で入場料は250NOKでした。
Receptionを出て入口を通るとトナカイがどのようにして寒い気候に適応しているかを説明したボード(中央)があります。両端には敷地内にいるトナカイ達の名前などの紹介です。
スノーホテル入口にある標識です。スノーホテル敷地入口入ってすぐ左が「トナカイ」のいる場所、右が「犬ぞりのハスキー犬達」がいる場所、スノーホテル本体とログハウスのキャビン・レストランは一番奥にあります。
ではまず犬ぞりのハスキー犬達を見に行きます。
「犬ぞりのハスキー犬」セクション
敷地内にとても多くの犬小屋があります。全ての小屋に各犬の名札が付いています。犬達は今にも駆け回りたくてしょうがない様子です。
しばらくすると犬ぞりがやってきました。犬小屋でじっとしていた犬達は自分も走りたくてしょうがない様子でしきりに吠えまくります。
走り終わった犬達は、まだまだ走り足りない様子です。そして犬ぞりの際のお決まりの雪を食べる犬です。時には歯茎から血がでるまで激しく雪を食べるため、雪がピンク色になっていることがあります。
では、次に傍にあるGABBAレストランに立ち寄ってみます。
GABBAレストラン
犬セクションのすぐそばにあるレストランです。入口は小さいのですが、中は暖かく広い空間になっています。フッティルーテンのツアー客が午前中利用すると入口に記載されていますが、個人利用客ももちろん利用できます。ホットチョコレート(ココア)でも飲んで温まりましょう。なお、ランチ時間帯は食事も提供しています。
GABBAレストラン内にはスノーホテルのお土産コーナーもあります。スノーホテル内でのお土産コーナーはここと、敷地内奥のレストラン1階部分のみです。
すこし暖まったら次に「トナカイ」セクションに行って見ましょう。
「トナカイ」セクション
スノーホテル敷地入口入って左側が「トナカイ」セクションです。人懐っこいトナカイたちが私たちに近寄ってきてくれます。
物静かに何か考えているような様子です。
雪の色と同化して最初気づいていませんでしたが、とても近くに白いトナカイが長い間ポーズを決めてくれていました。
では、そろそろ本題のSNOWHOTELの本体に行ってみましょう。
SNOWHOTEL本体の入口
スウェーデンのアイスホテルより規模は小さいながら、全容が把握しやすくこのこじんまり度合いも良いと思います。入口のドアを手で開けて中に入ってみましょう。
SNOWHOTEL 内部紹介 2018
お待たせしました。では、SNOWHOTEL 2018年ほぼ全部屋の紹介をしていきます。まずは入口入ってすぐの空間です。
皆がまず最初に感嘆の声を上げる場所です。
ICEHOTEL同様、外も-10℃~-15℃で寒いのですが、中に入るとなおさら冷えてきます。ニット帽や手袋、マフラーなどで顔の保護があれば安心です。
裏に回ってみると、簡易Barになっていました。
トナカイの毛皮が敷かれた氷の椅子、氷のテーブルがあります。壁のアートにも見とれてしまいます。
簡易Bar部分ももちろん氷でできています。写真右奥のブルーのトンネル部分がスノーホテル各部屋への通路です。
ブルーのトンネル部分は階段通路になっています。登りながら期待に胸が高鳴ります。
階段通路を上り終えたら、廊下にでます。この廊下の左右両側にスノーホテルのそれぞれの部屋が作成されています。
では、各部屋を見に行って見ましょう。
SNOWHOTEL 各部屋の紹介
”Ice Room”とアートな”Art Suite”が用意されているスウェーデンのICEHOTELとは異なり、キルケネスのSNOWHOTELはすべてアートな部屋になっています。各部屋には番号は振ってありますが、特別な名前はありません。
和服女性が彫刻された「日本の和」をテーマにした部屋です。
この部屋はカエルがベッドをのぞき込んでました。
お約束の「アナと雪の女王」です。ICEHOTELが各アーティストの独創性がウリなのに対して、SNOWHOTELはカジュアルな感じでとっつきやすいテーマが多い印象です。
この部屋は船の中がテーマです。
どんどん次いきましょう。
あたかも某童話に出てくる一場面のような部屋です。
この部屋は暖炉のある部屋の中をイメージされています。
怖い顔をしたサンタなんでしょうか、何か少し寝にくそうな気もします。
カメレオンがこちらを見ています。体表の模様は非常に作りこまれていました。
この部屋は今までの部屋と違ってパープルピンクの色調の部屋でした。テーマはパンダのようです。
この部屋はうってかわって真っ赤な色調の部屋でした。果たして寝れるのかどうかが気になります。
パープル、レッドときたところで今度はブルーです。この部屋は氷のブロックを積み上げてできたドームのような作りでした。
この部屋は暖炉がある部屋をイメージした作りでした。
(次のページに続く)
コメント