冬のラップランドを楽しむ! アイスホテル編 「宿泊・アクセス」完全ガイド!

北極圏以北に位置するラップランド。フィヨルドや深いU字谷、クングスレーデンに代表される壮大な大自然が広がる地域です。冬のラップランドもアクティビティがいっぱい。前回は「犬ぞり」を紹介しましたが、今回は「アイスホテル」です。これもまた人気のアクティビティー(アトラクション?)の一つです。

今回は「アイスホテル」に泊まってきましたので実際の写真を交えて紹介します。

アイスホテル 2018年(ほぼ)全部屋についてのレポートはこちら

キルナの東、ユッカスヤルビィという場所に世界中の人々がこの季節やってきます、そのお目当ては「アイスホテル」です。全てが氷で作られた幻想的な部屋は多くの観光客を惹きつけてやみません。今年は宿泊なしのアイスホテル観光に焦点をあてて、各部屋の紹介をしてゆきます。

アイスホテルってどんなとこ?

毎年12月から4月の間、スウェーデンの北部・ユッカスヤルヴィという場所にできる、壁から各部屋のベッド、椅子に至るまですべて氷で作られたホテルです。テーブル・カクテルのグラスも氷でできているICEBAR、すべてが氷でできている教会も敷地内にあります。さらに2016年にはICEHOTEL365が敷地内に作られました。このICEHOTEL365は一年を通して氷の部屋が楽しめる施設です

各氷の部屋の壁は氷のブロックを積み重ねてできています。氷のブロックはそばを流れるTorne Riverから採取され、施設内は自然に-5℃以下に維持されています。

ICEHOTEL氷の部屋は毎年作り変えられます。氷の部屋、デコレーションに関しては世界中からアーティストが招かれて作成に携わります。各氷の部屋には入口に部屋番号とともにアーティスト名と部屋のタイトルが彫刻されます。

アイスホテルで何ができるの?

ICEHOTELには大きく分けて2種類、氷でできた「Cold room」と普通のログハウス調の「Warm room」の2種類があり、どちらも宿泊可能です。

「Cold room」内には「氷でできたベッド」しかありません。

(氷のベッドの上にはマットレスとトナカイの毛皮が置いてあります。その上で寝袋で寝ます。)

もちろん「Cold room」利用者は、受付棟の更衣室やシャワー・サウナを使用することができます。(ICEHOTELと受付棟はつながってますが、ICEHOTEL365と受付棟はつながっていません)

「ICEBAR」や「RESTAURANT」の利用だけでなく、

  • ICEHOTEL 作成ツアー、Ice彫刻体験
  • 犬ぞりツアー (野外1泊、日帰り、ICEHOTEL⇔空港)
  • スノーモービルツアー (昼、夜)
  • オーロラツアー
  • トナカイと触れ合うツアー        
  • クロスカントリースキー、スノーシューのレンタル 

などのプログラムが冬季は用意されています。

ICEHOTEL(アイスホテル)のウェブサイトはこちら(ウェブサイトからの予約も可能です)

アイスホテルはどこにある?

アイスホテルはスウェーデンのキルナ(Kiruna)の東(19㎞)、地名はユッカスヤルヴィ(Jukkasjärvi)という場所にあります。

  • キルナ空港からは14㎞、車で約15分
  • キルナ駅からは19㎞、車で約25分

アイスホテルまでのアクセス

まずスウェーデン キルナ空港、もしくはキルナ駅(列車駅)まで来ることが最初のステップです。

スウェーデン キルナ空港・キルナ駅までの行き方について以下にまとめていますのでご覧ください。

スウェーデンのキルナ。アイスホテルやアビスコに訪れる際に必ずといっていいほど利用するキルナ空港・キルナ駅があり、乗り継ぎの関係で宿泊する可能性も高く、ラップランドの要となる場所です。今回はストックホルムからキルナ空港・駅、街内へのアクセスについてまとめます。

次のステップがキルナ空港、キルナ駅からICEHOTELへ向かうことです。行き方としては以下の4種類がメジャーです。

なお、最安値は選択肢③選択肢④ですがそれぞれ泣き所もあるのでご注意ください。

選択肢① アイスホテルのウェブサイトで送迎を申し込む。キルナ空港、またはキルナ駅⇒ICEHOTEL

選択肢② VisitKirunaのウェブサイトで送迎を申し込む。キルナ空港⇒ICEHOTEL

選択肢③ キルナ駅⇒シャトルバス(無料)(A)⇒キルナバスステーション⇒501系統バス(C)⇒ICEHOTEL

選択肢④ キルナ空港⇒シャトルバス(有料)(B)⇒キルナバスステーション⇒501系統バス(C)⇒ICEHOTEL

(A)キルナ駅⇔キルナバスステーション間のシャトルバス時刻表はこちら

(B)Kiruna Airport Transfer busについてはこちら

(C)501系統のバス時刻表はこちら

ではそれぞれの選択肢について説明してゆきます。

選択肢① アイスホテルのウェブサイトで送迎を申し込む

ICEHOTELのウェブサイトで送迎を申し込むことができます。時間が限られている場合はタクシーがやはり便利です。犬ぞりもきっと良い体験になることでしょう。

  • タクシー:キルナ駅→ICEHOTEL 250SEK/人
  • タクシー:キルナ空港→ICEHOTEL 165SEK/人

タクシーの運転手が飛行機や列車の到着に合わせてホワイトボードに予約者の名前を書いて立っていてくれますのでわかりやすいです。

ウェブでの予約画面の行き方

(ICEHOTEL HOME→About ICEHOTEL→How it works→スクロールしてHow do we get there?→Book transfer online)

  • 犬ぞり:キルナ空港→ICEHOTEL 6150SEK/人
ウェブでの予約画面の行き方

(ICEHOTEL HOME→See & Do→Activities→Dog sled transfers from airport)

ICEHOTELのウェブサイトはこちら

選択肢② VisitKirunaのウェブサイトで送迎を申し込む

VisitKirunaのウェブサイトでも送迎を申し込むことができますVisitKirunaは空港ーICEHOTEL間だけでなくキルナやアビスコへの送迎、その他多彩なアクティビティを主催しています。上の写真に写っているような10~11人乗りのバンでキルナ空港に迎えにきてくれます。

  • キルナ空港→アイスホテル 175SEK/人

VisitKirunaのウェブサイト(トランスファーサービスのページ)はこちら

選択肢③ キルナ駅 ⇒ シャトルバス(無料) ⇒ キルナバスステーション ⇒ 501系統バス ⇒ ICEHOTEL

列車がキルナ駅に到着するタイミングでキルナ列車駅⇔キルナバスステーションのシャトルバス(A)が待機しています。

キルナバスターミナルは街の中心にありますので、そこからキルナの街を散策を楽しんでください。小さな街ですので見て回るのに時間はかかりません。

なお501系統バス(B)はキルナバスステーションが始発(終点)です。

キルナバスステーションから約30分でユッカスヤルヴィ アイスホテル(Jukkasjärvi Icehotel)というバス停に到着しますので、そこで降ります。

(A)キルナ駅⇔キルナバスステーション間のシャトルバス時刻表はこちら

(C)501系統のバス時刻表はこちら

この選択肢には泣き所があります。501系統のバス時刻表ではキルナバスステーション9:00発の次が13:10発なのです。

ちなみにストックホルムからの夜行列車は朝の9時24分着と、14時37分着の1日2本です

つまり、朝の9時24分キルナ着の夜行列車を利用した場合で、すぐにICEHOTEL行きたい!という人には501系統のバスでは待ち時間が長すぎるのです。

そんな人にはタクシーという選択肢になります。

タクシー料金の目安はキルナ駅・キルナバスステーション→ICEHOTELで約500SEK(1台)です

・ICEHOTELのウェブサイトで送迎を申し込むこともできます。

→「選択肢①ICEHOTELのウェブサイトで送迎を申し込む」をご覧ください

・また、Kiruna Taxiをあらかじめ予約しておくこともできます。

→ Kiruna Taxi (メールでの予約対応OK)

選択肢④ キルナ空港 ⇒ シャトルバス(有料) ⇒ キルナバスステーション ⇒ 501系統バス

アーランダ空港から飛行機(1時間40分のフライト)でキルナ空港に到着するパターンです。飛行機の到着に併せて空港⇒キルナ市街行きの有料シャトルバスが待機しています。

この有料シャトルバスは正確には「Kiruna Airport Transfer bus」 (B) といいます。大人110SEK、子供55SEKでクレジットカードで乗車時に支払います。

キルナバスステーションで降りキルナの街を散策した後は、上記の選択肢②と同様の501系統のバス(C) に乗ります。

(B)Kiruna Airport Transfer busについてはこちら

(C)501系統のバス時刻表はこちら

この選択肢にも泣き所があります。

まず、キルナ空港に到着する飛行機はアーランダ発のもので、大方の場合9:55着、12:25着、13:10着、18:30着(土日曜)、19:30着(金曜)、23:20着となります。

朝9:55空港着でその後すぐにICEHOTEL行きたい!という場合はやはりタクシーが便利です

Baggage claimを過ぎた所にある出口の脇に、「Kiruna Taxi直通の無料電話機」がありますので、その場でタクシーを呼ぶことができます。

・また、ICEHOTELのウェブサイトで予約手配することも可能です。

→「選択肢①ICEHOTELのウェブサイトで送迎を申し込む」をご覧ください。

・また、Kiruna Taxiをあらかじめ予約しておくこともできます。

→ Kiruna Taxi (メールでの予約対応OK)

・さらに、VisitKirunaのウェブサイトで予約手配をすることも可能です。

→「選択肢②VisitKirunaのウェブサイトで送迎を申し込む」をご覧ください。

501系統のバスについて

Länstrafikenというバス会社が運営しています。

ちなみに、キルナバスステーション→アイスホテルまで42SEK(大人1人)と良心的価格設定です。(支払いは乗車時で、クレジットカードのみ、という点に注意してください

Länstrafikenの時刻表、運賃についてのウエブサイトはこちら

501系統バスの時刻表はこちら

アイスホテルに着いたら

アイスホテルの概略図を下に示します。

MarknadsvägenからICEHOTEL内の敷地に入ったらまずReceptionに行きましょう

<宿泊の場合>Receptionで宿泊の予約をしている旨伝えます。

そこで受付スタッフから以下が説明されます。

  • 「Cold Roomの宿泊なら”Riverside Lobby”のChanging roomを利用してください」
  • Riverside Lobbyで防寒具の貸し出し、シャワー・サウナの利用ができます」
  • Cold Roomはチェックインが18時からで、チェックアウトが10時です
  • 「夕食(別途支払い要)、朝食(費用込み)はレストランでできます」

<見学のみの場合>Reception(またはICEHOTEL shopのカウンター、Riverside Lobbyでも可)でTicket for entrance and guided tourを購入します。大人1人345SEKで、ガイドによる30分間のツアーは正午開始と午後2時開始があり、参加に関しては任意です。公式見学時間は朝10時~18時です。

Receptionを済ませたら

Receptionを済ませたらRiverside Lobby(Changing roomのある建物)受付に行き、今夜Cold roomに泊まる旨をスタッフに伝えてください。

すると、スタッフが以下を説明してくれます。

  • あなたの泊まる部屋は〇〇〇(数字3桁か4桁)です。
  • スノースーツ(中綿が入ったつなぎの防寒具)、スノーブーツ、スノーグローブがレンタルできます。(レンタルすることを強くお勧めします)
  • 着替えるには、受付右奥の更衣室で着替えてください。更衣室の鍵カードを渡します。
  • この建物自体は24時間openしています。寒くなったらここにあるラウンジ(入ってすぐがちょっとしたラウンジ)で自由に休めます。
  • 寝袋が冷えてしまったら交換しますので持ってきてください。

18時まで数時間あるようなら、スーツケースなどの荷物を更衣室(鍵付き)に置いて、ICEHOTEL内部の見学するなどして過ごしましょう。

公式見学時間は10時~18時

18時以降も宿泊者はCold roomを見学できないことはないですが、18時以降はチェックインを済ませた宿泊者がCold room内にいますので、公式見学時間を守りましょう。

18時以降になったら

Cold roomにチェックインできます。しかし寝るにはまだ早い時間です。Cold roomでじっとしていてもすることはありませんし、何よりも寒いです。

チェックイン以降の時間は、レストランでの夕食、是非ICEBARに是非繰り出しましょう!

ICEHOTEL RESTAURANT

ICEHOTELの敷地とはMarknadsvägenを挟んで向かいにあります。夕食に関しては値は張りますが、雰囲気よくとても美味しい食事ができます。やっぱりおすすめはコースでしょうか(一番高いのですが…)。

このレストランは朝食の場所でもあります。やっぱり北欧のホテルの朝食が一番好きです。

ICEBAR

ここまで来ればもう説明が必要ないですね。

すべてが氷でできたバーです。部屋が氷でできているのはもちろん、テーブル、グラス、椅子まですべて氷でできています。

2016年からICEHOTEL365(新棟)が出来ました。これは1年365日いつでもICEHOTELが楽しめるという新しい施設です。なお、ICEBARは新棟側にあります。

ICEBARでオーダーできるカクテルですが、この年(2017年)はグリーン、レッド、イエロー、ブルーというカクテル名の4種類で分かりやすく分けられていました。写真はレッドです。ビールも注文できますが、ビール瓶はガラス製です。

上の写真は2018年のICEBARメニューです。ホットチョコレートやホットリンゴンベリーも注文できますね。支払いは部屋代にツケもできますし、その場でクレジットカードで支払うこともできます。

オーロラ観察

レストラン、ICEBARを堪能した後は、外に出て空を見上げてみましょう。これだけは天候次第です。

アイスホテル宿泊のTIPS

・各Cold roomにはドアも無ければ鍵もありません。各部屋結構オープンですので、貴重品は身に着けておくか、更衣室に置いておくことになります。

寝袋は本当に寝る前に受付に受け取りにいきましょう。寝袋だけCold roomに放置したら冷えた寝袋になってしまい、到底寝れる代物ではありません。そして寝袋が冷えてしまったら躊躇なく交換しにいきましょう。

・寝袋のおかげで体は暖かいのですが、顔の冷たさ・吸い込む冷気対策が必要です。タオルを顔にかぶせるか、寝袋フルクローズで対応するしかないかも?

寒さのせいでスマートフォンのバッテリーがものの見事に減っていきます。果てには自然に電源OFFになっています。寒すぎて寝袋から手を出してスマホを見る気にはならないので、まあどうでもいいかもしれませんが…。

・寒くて辛い時は、Riverside Lobbyのラウンジで座りながら休みましょう。無理は禁物です。

・アイスホテルのレストランでの夕食は少し値が張りますが、サービスも良く雰囲気が素晴らしいです。

・ICEBARも雰囲気良くて素晴らしいです。記念に是非氷のグラスでカクテルを飲んでみてください。

最後に

いかがでしたか。毎年冬このアイスホテルに世界中から多くの人が訪れます。もちろんこの場所はアイスホテルだけでなく、昼間に各種アクティビティがあったり夜はオーロラが見えるため非常に人気の場所です。アイスホテル、氷の各部屋の見学でも十分価値があるのですが、ここまで来たら是非宿泊も貴重な体験になります。

ICEHOTEL(アイスホテル)のウェブサイトはこちら(ウェブサイトからの予約も可能です)

アイスホテル 2018年(ほぼ)全部屋についてのレポートはこちら

キルナの東、ユッカスヤルビィという場所に世界中の人々がこの季節やってきます、そのお目当ては「アイスホテル」です。全てが氷で作られた幻想的な部屋は多くの観光客を惹きつけてやみません。今年は宿泊なしのアイスホテル観光に焦点をあてて、各部屋の紹介をしてゆきます。

Cold roomという氷の部屋が一押しですが、Warm room という普通の部屋もありますので、宿泊のオプションは多彩です。是非冬のラップランドに行かれる機会のある方はご検討ください!

氷と雪でできたホテルは何もスウェーデンのICEHOTELだけじゃない!ということでノルウェー キルケネスのSNOWHOTELも頑張っています。ぜひこちらもご覧ください。

氷と雪でできた部屋のホテルはスウェーデンのアイスホテルだけではありません。ノルウェーとロシアの国境の街キルケネスにも「スノーホテル」があります。全てが氷と雪で作られた幻想的な部屋は観光客を惹きつけてやみません。今回はスノーホテル各部屋の紹介をしてゆきます。
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