ノルウェー Bodø 圧巻の展示!ノルウェー航空博物館!(軍用機編)

1994年にオープンし、10000m2以上の広さで北欧の中では最大規模の航空博物館のノルウェー 航空博物館(Norwegian Aviation Museum)。ここではノルウェーの歴史ととも飛行機がこの世に開発されてきた時代から現在に至るまでを軍用機セクション、民間機セクションに分けて展示しています。展示の方法も非常にムードがあり必見の博物館です。

今回はノルウェー 航空博物館(Norwegian Aviation Museum)を訪れましたので、実際の写真と解説を交えて紹介します。本ページでは軍用機編を紹介します。

民間機編は以下に詳しく紹介していますので、是非ご覧ください。

10000m2以上の広さで北欧の中では最大規模の航空博物館のノルウェー 航空博物館(Norwegian Aviation Museum)。ノルウェーの歴史ととも戦闘機、民間機セクションに分けて圧巻の展示をしています。今回は実際に訪れた写真と解説を交えて紹介します。

ノルウェー Bodø の位置

上のマップ上、オレンジのピンがBodøです。

比較として、ブルーのピンを打ってみました。ブルーのピンは北欧4国各国の首都の空港です。

Bodøへのアクセスについて以下にまとめていますのでどうぞご覧ください。

北極線の北側に位置し北部ノルウェーにおいてトロムソについで2番目に大きい都市の「Bodø」(ボードー・ブーデ)。6月から7月中旬にかけて白夜となり、そしてロフォーテン諸島への起点となる場所でもあります。今回はこのBodøへのアクセスについて解説します。

Norwegian Aviation Museum(ノルウェー航空博物館)へのアクセス

Bodøの街中心部の地図に色分けしたピンを打ってみました。

オレンジのピン:ホテル

グリーンのピン:スーパーマーケット、ショッピングモール

ブルーのピン:教会、博物館、観光案内所

茶色のピン:空港・駅・フェリーターミナル

上のマップの最上部グレーのバー左端のアイコンをクリックすると、それぞれのピンの詳細表示をご覧になることができます。

Bodøのホテルに関しては以下にまとめていますので是非ご覧ください。

ちょうど北極線の北側に位置し北部ノルウェーにおいて2番目に大きい都市の「Bodø」(ボードー・ブーデ)。6月から7月中旬にかけて白夜となり、ロフォーテン諸島への起点となる場所でもあります。今回はこのBodøの街におけるホテルの選び方について解説します。

街中心からも空港からも徒歩圏内

Bodøの街中心から航空博物館までは徒歩で30分もかかりません。上の写真のような街の通りを歩いていきます。分かりやすい場所に博物館がありますので、スマートフォンでGoogle mapやmaps.meで現在地を確認しながら歩けば迷うことはまずないと思います。

Bodøの街中心から歩くこと約20分、Norwegian Aviation Museum(ノルウェー航空博物館)の敷地内に到着しました。第二次世界大戦中にノルウェー軍が使用していたイギリスの戦闘機「Hawker Hurricane Mk II B – Fibreglass model」が迎えてくれています。

Norwegian Aviation Museum(ノルウェー航空博物館)の入り口です。では建物内に入ってみましょう。

入ると正面にチケットカウンターがありますので、入場料を支払います。カウンター向かって右にはカフェテリア、左にはお土産ショップがあります。

入場料等情報

月~金:10時~16時、土日:11時~17時

夏期(6月1日~8月31日):月~日:10時~18時

close:5月1日、5月17日

大人一人:175NOK、子供一人90NOK、家族割等の他料金設定あり。

Norwegian Aviation Museum(ノルウェー航空博物館)の公式ウエブサイトはこちら

入場チケットはまるで本物の航空チケットのような大きさ形で発券されます。おしゃれです。

チケットカウンター向かいのお土産ショップです。小さな子供向けの物から大人がハマってしまう模型まで販売されています。

チケットカウンター横のカフェテリアです。Norwegian Aviation Museum(ノルウェー航空博物館)はじっくり展示を見て、たまにカフェテリアで休んで、という感じでいると一日つぶせそうです。

Norwegian Aviation Museum(ノルウェー航空博物館)

入場料を支払い中に入るとあるのが「Northrop F-5A/RF-5A Freedom Fighter」という戦闘機が展示されている場所です。ここから左に行くと軍用機セクション、右に行くと民間機セクションです。「Northrop F-5A/RF-5A Freedom Fighter」は戦闘機・偵察機ともに種類がありUnited Statesから1960年後半にノルウェー空軍が購入し2000年まで使用されていました。

「Northrop F-5A/RF-5A Freedom Fighter」とともに展示されているのが「Grunau 9」というドイツのグライダーです。1930年代はじめにグライダーに対する関心が高まり、航空クラブなるものがその当時色んな国に設立され始めました。展示されているグライダーは1940年に制作され、1959年に実利用されなくなったものです。

先に民間機セクションに行きましたので、今度は軍用機セクションに行ってみることにしましょう。

民間機セクションについては以下に詳しく紹介していますので、是非ご覧ください。

10000m2以上の広さで北欧の中では最大規模の航空博物館のノルウェー 航空博物館(Norwegian Aviation Museum)。ノルウェーの歴史ととも戦闘機、民間機セクションに分けて圧巻の展示をしています。今回は実際に訪れた写真と解説を交えて紹介します。

Northrop F-5A/RF-5A Freedom Fighterの左にAir Force Galleryという名前で軍用機セクションの入口があります。では入ってみましょう。

ノルウェーとスウェーデンの連合が1905年に解体され、砲撃の弾着観測目的のためにいわゆる「Balloon Captif」もしくは「Dragon balloon」が政策されました。この気球は地上の乗り物にロープで繋げられて観測者を約1000mの高さまで上昇させていました。地上の乗り物が動くことでこの気球も動くことができました。これがノルウェー軍が初めて上空に人を上昇させる道具を使用した機会だと言われています。なお、第一次世界大戦時に西側の前線でこのような気球が使用されました。

第一次世界大戦より前の時期(1911~1912年)にも飛行機は使用されており、投下させるための爆弾を搭載する試みもされていましたが、この時期の主な目的は偵察でした。飛行機が地上からの砲撃で撃ち落とされることはあっても、この時期にはまだ空中戦は存在しませんでした。

第一次世界大戦(1914年~1918年)における飛行機に関する実写真と当時のイラストが展示されています。

第一次世界大戦の際のPublic warningの張り紙の展示です。ドイツ軍なのかイギリス軍なのか、その形状からすぐ見てわかる必要があります、という警告です。

1900年代初頭の飛行機制作風景を再現した展示です。

そして展示は第二次世界大戦へと移っていきます。ドイツ軍がスカンジナビアの中でも隣国のデンマークの次に攻め込んで占領したのがノルウェーである理由は、対イギリスという意味と、ノルウェーに航空基地があれば大西洋北部における広大なエリアに戦闘機が到達することができ、連合国側にとっての脅威になると考えてのものでした。

第二次世界大戦の間、潜水艦と航空機は海における戦争の重要な要素となりました。戦争開始初期は航空機は偵察目的でかつ飛行距離も短いものでしたが、次第に装備が進化していきました。ドイツ軍は多くの潜水艦を所有しており、それらは連合国の戦闘物資輸送に対して脅威でした。

第二次世界大戦中のドイツ軍の侵攻・占領によりノルウェーはドイツ軍と連合国軍の激しい戦場になりました。ノルウェー内の産業・造船業・ドイツ軍軍事施設は常にダメージを受け続け、多くのノルウェー人が亡くなりました。ここでは多くのダメージを受けた北部ノルウェーの写真の展示があります。

対イギリスで中々局面が進まなかったドイツ軍が1941年6月にソビエト連邦へ攻め込み(結果、同年の冬の厳しい寒さとソ連軍の反撃に遭い同年12月にソ連から退却)、ドイツがそれまで存在したドイツーソ連の不可侵条約を破った時点で、ソ連は対ドイツの立場に変わりました。ちょうど同時期(1941年12月8日)に日本のハワイ真珠湾奇襲攻撃後にアメリカが参戦となりました。そして日本と同盟を結んでいたドイツ・イタリアもアメリカに宣戦布告する結果となり、こうしてドイツ・イタリア・日本からなる枢軸国(the axis)とソ連・イギリス・アメリカなどの連合国(the Allies)の戦いがはじまりました。

なお、写真は「Petlyakov Pe-2 FT」という第二次世界大戦中のソ連の航空機のものということです。

ノルウェー航空博物館には特に第二次世界大戦における戦闘機・軍用機の多くの展示がされているとともに、当時のノルウェーの様子を写した写真も多く展示されています。

1913年に市場に出始めた「Avro 504」という飛行機です。第一次世界大戦の初期に活躍し、その後は次第に訓練機として使用されていたようです。

1920年代~1930年代に制作された「De Havilland DH-82A Tiger Moth」という航空機で、特に軍用訓練機の目的で使用されました。当時では新エンジンを搭載し前方の視界がそれまでの航空機より改善されました。

民間機セクションも展示数は凄いのですが、軍用機セクションはさらに凄い数の展示です。中央のブルーの機体にイエローの主翼の航空機はUnited Statesで制作されていた訓練機「North American T-6H/J Harvard」で多くの国々の空軍によって使用され、最初に制作飛行されたのは1938年にさかのぼるということです。

航空機の展示だけではなく、空軍指令室の再現ルームもあります。

1960年代から制作が開始され、戦後において最も広く使用されたUnited Statesの航空機の一つと言われる「Northrop F-5 A Freedom Fighter」です。ノルウェーには1966年から空軍が使用を開始し、展示されている実機は1970年に制作されたもので、以降ノルウェー空軍に登録・使用されており、1997年に虎模様がペイントされました。

1950年~1953年の朝鮮戦争時にアメリカにとって最も重要な戦闘機だった「North American F-86 K Sabre」です。翼の改良と新コンプレッサーを搭載したターボジェットによりおよそマッハ1のスピード(音速)で飛行することが可能になりました。

イギリスの航空機会社De Havillandにより制作された航空機「De Havilland DH 98 T. Mk. III Mosquito」です。モスキートタイプと言われ、第二次世界大戦中に最も広く使われ始めました。ノルウェー沿岸部を占領していたドイツ軍軍事基地や海上から見える潜水艦Uボートを攻撃するためにノルウェーの空軍が使用しました。

「Supermarine Spitfire LF.MK.IXe」は第二次世界大戦においてイギリス軍の最も重要な航空機でした。最初のモデルが世に出たのは1936年で、その後ドイツ軍の戦闘機と競うように改良・新装備が重ねられました。

ヨーロッパでは1943年9月8日イタリアの無条件降伏、1945年5月7日ドイツの無条件降伏、一方アジア・太平洋戦争では1944年7月のサイパン島の日本軍玉砕の後、アメリカ軍による本格的な日本本土への空襲が開始されました。1945年3月10日東京大空襲、1945年8月6日に広島に原子爆弾投下、さらに1945年8月9日に長崎に原子爆弾が投下されました。そして1945年8月15日正午、日本はポツダム宣言を受けて降伏、こうして第二次世界大戦が終わりました。

ここはノルウェーの航空博物館ですが広島の様子を示す展示もあり、原子爆弾のモデルも展示されています。日本からこんなに離れた場所ノルウェーでも日本のことをしっかり取り上げて解説展示しているのを見ると、自分が日本人であり過去の大戦について学ぶことを避けてはならないという責任を感じます。

航空博物館軍用機セクションには軍用機だけではなく、他にも過去の大戦における写真などの多くの貴重な資料が保存・展示されていました。単に機体をみるだけでも興味深いのですが、歴史をじっくり学ぶこともできる場所になっています。

最後に

いかがでしたか?今回は北欧の中で最大規模の航空博物館、ノルウェー 航空博物館(Norwegian Aviation Museum)の軍用機セクションの紹介を行いました。ノルウェーにおける航空の歴史から始まり、実機が展示されている下の階に向かってパネル展示等を見ながらスロープを降りていくのですが、下の階に行くまででも充実した内容でじっくり見ていると結構時間がかかります。天井から吊り下げられている展示のプロペラ機、下の階に展示されている各機体、その他の展示含め非常に内容の濃い博物館です。機会があれば是非Bodøのノルウェー 航空博物館(Norwegian Aviation Museum)を訪れてみてくださいね。

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レクタングル(大) 336 x 280 ①
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