壮大なスケールの紅葉に感動!秋のクングスレーデン トレッキング!1日目後編

クングスレーデン(スウェーデン語:Kungsleden、英語:King’s Trail、日本語訳:王様の散歩道)は全長440kmにわたるスウェーデン北部に位置する北極圏内のロングトレイルです。最も多くのハイカーに歩かれているルートはクングスレーデン北部(アビスコ~ケブネカイセ)で、夏の期間は白夜でもあり多くのハイカーが訪れます。しかし、北極圏内のこの場所は毎年9月の中旬には冬の兆しが出始め、ほぼすべての山小屋がCloseになります。今回、山小屋がCloseとなった後の9月最終週の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間かけてトレッキングを行いました。

本記事では、「ハイク1日目後編 ケブネカイセマウンテンステーション」をレポートします。

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山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク1日目 前編 キルナ→ニッカルオクタ→ケブネカイセマウンテンステーション」をレポートします。

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山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク2日目 ケブネカイセマウンテンステーションからシンギへ」をレポートします。

ハイク1日目後編 ケブネカイセマウンテンステーション

到着時すでに玄関には20人程度の登山靴が並んでおり、他方面から来たハイカーや、ケブネカイセ登頂を楽しむハイカーがすでにチェックインしていました。

ケブネカイセマウンテンステーション玄関。本館のドミトリー部分は階段を上がった先にあります。階段の右側には水道蛇口があり実際問題なく飲むことができます。なお、ケブネカイセマウンテンステーションまで電気は通じています。玄関・共用部分・ラウンジすべてにおいて清潔に保たれています。

手前、奥両サイドに計4部屋あり、1部屋あたり2段ベッドが2つずつという配置です。施設の古さは否めませんが、利用者個人個人の使用後の掃除が当然の山小屋で、非常に清潔に保たれています。

シャワーは6台、奥にはサウナがあります。シャワー室・着替え室ともに非常に清潔に保たれています。

受付・ドミトリーのある本館から少し上がった所にある共用キッチン。食器・シンク・コンロ、品揃えが非常に充実しています。

共用キッチンと同フロアにある共用ダイニングルーム。明るく落ち着ける雰囲気です。窓からは綺麗な夕焼けを望むことができます。使用する各個人のマナーが良いおかげで非常に清潔に保たれています。

ケブネカイセステーションで3コースディナー

ケブネカイセステーション本館部分にはレストランがあり、夕食は17時45分からの部と20時30分からの2部に分けて、3コースディナー(前菜・メイン・デザート)を楽しむことができます。今回筆者はネットでの宿泊予約時にディナーも予約しており、ハイク初日の最大の楽しみであり、ある意味今後のテント生活前の最後の晩餐的要素もありました。

20時30分、レストランの店員が大きなクラシックスタイルのベルを打ちならし食事開始時間になったことを知らせます。するとディナーを予約していた客達がレストランにぞろぞろと入っていきます。店員は優しく、筆者のような一人旅の人間には気を使ってくれて、スウェーデン人団体客(4人以上の組)と同じテーブルに私を座らせることはしません。2人で旅をしているスウェーデン人のカップルと一人旅のスウェーデン人の男性、おなじく一人旅の筆者の計4人で同じテーブルを囲み、ディナーの開始となりました。

総勢約25人が着席しており、見たところアジア人は筆者一人でした。3人の民俗衣装をまとった若い女性の店員たちが、すべての客が注目する中で本日のディナーをスウェーデン語で説明しはじめます。そして時折笑いが起きます。自分を除く全員がスウェーデン人です。一通り説明が終わったあと、親切にも向かいに座っていた一人旅のスウェーデン人男性が筆者に英語で説明してくれました。前菜はスウェーデン同じみのシンの酢漬け・トナカイの心臓の肉の燻製等、メインはビーフステーキということでした。前菜はブッフェ形式で、前菜時の飲み物、メインの飲み物をオーダーできるとのことでした。

ディナー開始時は静かだった各テーブルが、酒が進むにつれて歌う人が出てきたり、各人で話が盛り上がっていました。向かいに座っていたスウェーデン人男性は昔富士山に登ったことがあるらしく、日本の山や日本食の話、クングスレーデン上の場所の件で食事中盛り上がりました。

アルコール代をディナー後に各人別個にレジで支払い、ベッドに戻るとすでに夜10時過ぎでした。同室者はすでに就寝しており、ヘッドライトをつけながら2段ベッドをよじ登り眠りにつきました。

レストランの様子。夕方以降はディナー会場、朝は朝食会場だ。3コースディナーの料金はSTFメンバーなら405sek、山の中であることを考えるとこの料金の高さは仕方ないかもしれません。

朝食時の写真。朝食は98sek。種類が充実していて清潔に陳列されています。

共用ラウンジ

本館の共用ラウンジは広く、受付もしくはレストランで購入したグラスビールを飲みながら旅の話をする人達や、館内の無料wifiを使ってwebを見ている人、モバイルの充電をしている人達で夕方以降は混みあっていました。しかし、時期的に客入りのピークではないことと、広いラウンジのおかげで難なく椅子に座ってリラックスすることができます。

ラウンジの写真。左奥にレストランに通じるドアが開いているのが見えます。右奥は売店です。

ラウンジは広く雰囲気がとても良い。ソファーの近くにコンセントもあります。これからの電気なしの長旅を考えるとここでバッテリーの充電は完了しておきたいところです。

翌朝、快晴

天気予報では今週1週間は天気が良いとのこと。前日のディナーの心地よさがまだ残る朝、外に出てみると天気予報どおり快晴でした。

右上に写っている建物が、共用キッチン・ダイニング・シャワー・サウナのある施設。本日でケブネカイセステーションが今年度終了となるためスタッフが掃除中でした。

本館エントランスを出て右側の風景。左の階段を上がっていくと共用キッチン等がある施設、奥に見える大きな建物はスタッフ用の建物です。左上に見える建物は別館(Jägar’n)でドミトリータイプになっています。

ケブネカイセステーションTIPS

  • 電気も通っており、キッチンも充実している。ここからシンギ方面へ向かう場合は、バッテリー類の充電・水の補給をここでしっかりと行うのが望ましいと思います。
  • 3コースディナーは値段はそれなりにするが食事は美味しく雰囲気もよく、楽しむ価値は十分にあります。
  • ベッドカバー・枕カバー・タオルのセットレンタルは200sek。
  • ケブネカイセ山頂へのベースにもなっており、マウンテンステーション発のツアーも用意されています。次の機会はケブネカイセ山頂アタックを考えるのも良いと思います。

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トレイルハイクレポート

筆者の秋のクングスレーデン トレッキング 全リポートです。

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秋のクングスレーデン まとめ

準備・ルート検討についてはこちらにまとめています。

山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では秋特有の事情を踏まえた北部クングスレーデンへの準備・ルート検討をレポートします。

環境条件・装備についてはこちらにまとめています。

山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では秋特有の事情を踏まえ北部クングスレーデンの環境、装備のまとめをレポートします。
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