ヨーロッパ最大の氷河を持ち同時に火山活動も世界有数のアイスランド。まさに「氷と火」の大自然が織りなす絶景は私たちに自然の雄大さ・不思議さ・美しさを感じさせてくれます。冬はオーロラ、夏は白夜の状態、そして代表的なロングトレイルのロイガヴェーグル、その他氷河ツアーや氷のトンネル、火山、ゴールデンサークル等、観光客を魅了して止みません。今回はこのアイスランドの首都レイキャビクへの観光の起点となるケプラヴィーク国際空港の徹底解説を行います。
アイスランド レイキャビクでのホテル選びに関しては以下にい詳しくまとめていますので是非ご覧ください。
アイスランド レイキャビク の位置
上の地図上オレンジのピンがアイスランドのケプラヴィーク国際空港(KEF)です。
参考として、北欧4国の主要国際空港をブルーのピンで打ってみました。
北緯64-66度に位置しており、夏至6月21前後は白夜になります。その間真夜中でも沈まない太陽をみることができ、暗くなりません。
アイスランド ケプラヴィーク空港(KEF)へのアクセス
EU主要国の国際空港からアイスランド ケプラヴィーク国際空港へフライトが出ています。実際Arrival/Departureボードを見ていると、EUからよりもアメリカ合衆国各都市からのフライトの方が多い印象です。
日本からアイスランドを訪れる場合は
ヘルシンキ ヴァンタ―空港やコペンハーゲン カストラップ空港、ドイツ フランクフルト空港、ミュンヘン空港などのEUの代表的なハブ空港からになることが多いと思います。
日本から利便性のよいEUのハブ空港からケプラヴィーク空港までの直通便を狙うなら、メジャーなものは以下になります。
ヘルシンキ(HEL)からならFINNAIRもしくはICELANDAIRの利用
コペンハーゲン(CPH)からならSASもしくはICELANDAIR、WOW airの利用
フランクフルト(FRA)からならLufhansa、ICELANDAIR、WOW airの利用
ミュンヘン(MUC)からならLufthansa、ICELANDAIRの利用
さらにオランダ スキポール空港(AMS)、ミラノ マルペンサ空港(MXP)、パリ シャルルドゴール空港(CDG)からという手もあります。
もちろんその他に、ストックホルム アーランダ空港(ARN)やオスロ空港(OSL)からもSAS、ICELANDAIR、WOW airでダイレクトにケプラヴィーク空港に行けます(筆者の利用するのはこれらです)が、ARNやOSLは日本からダイレクトにつながっていないため、利便性を考えると日本からならば上記の4つが代表的かと思います。
アメリカ合衆国の各都市からはかなりの数の便がでていますので、時間とお金があって冒険したい人は日本⇒アメリカ経由⇒アイスランドでもとても面白いと思いますが、距離と時間的にはやはりEU経由がおススメです。
WOW airについて
アイスランドのLCCです。LCCならでは荷物の大きさ重さのチェックは厳しめです。規定のサイズ・重さを越えると超過料金をしっかり取られます。大幅に遅れることもなく、機内も非常に綺麗でLCCの中ではクオリティが高い方に入り、評判もまずまずです。
ケプラビーク国際空港(KEF) 到着
ケプラヴィーク国際空港はほとんどのケースで降機後屋外に出ることなく空港施設に入ることができます。大体、EU内からならゲートエリアAのゲート、アメリカからならゲートエリアDのゲートに到着します。
降機してから空港施設内(特にゲートエリアAの廊下になります)を歩いてBaggage claimに向かいます。
空港2階部分から降りてきたらすぐ目に飛び込んでくるのが免税店をはじめとする広い面積のショップです。これが他の主要空港と違ってケプラヴィークのユニークな点の一つでもあります。
先程のショップの向かいには多くのターンテーブルレーンが並んでいます。
なお、筆者は大きなウエストハーネスのバックパック(85L)を預けてますので、このターンテーブルでは出てきません。
筆者の預けているような大きなバックパック(特にウエストハーネスの大きくしっかりしたもの)はこの「Odd-size Baggage」からゴロゴロとでてきます。
面白いようにいろんなものがゴロゴロ出てきます。ギター、自転車、ベビーカー・・。勿論多くは大型バックパックです。しばらく待っていると筆者のバックパックも無事ゴロゴロ出てきました。
なお、毎年7月後半~8月前半のピーク時はこの場所はあふれかえるほどのバックパックの海になっていて壮観です。
ターンテーブルの向かいにATMもありますので必要に応じて現金(アイスランドクローナ:ISK)ここで引き出すか、Arrivalでてからももう一か所両替場所はありますのでそちらで現金を入手しておきましょう。
アイスランドは超カード社会ですが、キャンプ場やロングトレイル中にカードが使用できない場面が出てくる可能性がありますので、現金(ISK)は持っておいた方が良いです。
荷物をターンテーブルからピックアップして、必要に応じてATMで現金を入手したらArrival出口に向かいます。
Arrival出口を出てすぐ目の前にある景色がこれです。
アイスランドの首都レイキャビクの街にアクセスするバスの
・Airport Direct
・Reikjavik excursions のflybus
のカウンターがあります。
Reikjavik Excursionsのflybus/flybus+(plus)の利用方法については以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。
2018年改訂版はこちら
Arrival出口出て右側にはアイスランドで旅行者用価格をつけていると”悪評”高いコンビニ10-11があります。コンビニ10-11は遅くまで営業していて街でもとても便利なのですが、何しろ全ての値段が高い!アイスランドで食料等を買うなら個人的には絶対にBonusやKronan、Netttoが値段が安くおススメです。
Simカードを空港にいる間に購入しておくならばこのコンビニ10-11で購入しておきましょう。Simカードについては値段は不変です(と思います)。
アイランドの買い物事情について以下にまとめていますので是非ご覧ください。
メジャーなレンタカー会社は空港内にカウンターを設けています。これらのカウンターはArrival出口を出て左端の方に進むとあります。
その他のレンタカー会社の営業所は空港建物の外にあります。空港から無料シャトルバス出ていて5分以内で到着します。
空港建物自体の出口はAirport Directのカウンターの横です。
出口の写真です。レイキャビクまでのバス(Airport Direct、Reikjavik excursionsのflybus/flybus+)は右側に停車しています。
レンタカー営業所へのシャトルバスは正面(写真奥)から出ます。
Airport Direct、Reikjavik excursionsのflybus/flybus+どちらのバスも見えますね。
レンタカー営業所へのシャトルバス乗り場です。
無料シャトルバスは空港から5分程度の距離にある各営業所を巡回します。
その駐車場が広大なことと、豊富なレンタカー会社の存在によりこのようなことになっています。
ケプラヴィーク国際空港(KEF) 出発
次はケプラヴィーク空港の出発側を解説します。flybus/flybus+を利用してレイキャビクの街からケプラヴィーク空港までやってきました。
空港建物内に入りました。出発カウンターはどうなっているか見てましょう。
右側が大方スターアライアンスグループ、左側がワンワールドグループ、その他になっていますね。
チェックインカウンターまで十分すぎるほどのスペースがあります。勿論筆者の背後には多くの自動チェックインマシンがあります。
チェックインカウンターでチェックインを済ませたら、筆者の場合は大きなバックパックを預けるために引き続き「Odd-size Baggage」のカウンターに行きます。
写真中央の奥が「Odd-size Baggage」カウンターです。
ウエストハーネスのバックルを閉めた状態で預けます。ここで必要なのはチェックインカウンターで発券された搭乗券(もしくはそれに相当するモバイルEチケット画面、チェックインしておくことが必要)とパスポートです。
レイキャビクでガス缶を処分できていなかった場合はここでガス缶を没収されます。筆者が訪れたときもここでガス缶を取り出している旅行者を見かけました。
バックパックを預けるときはいつもちょっと寂しくなります。無事ストックホルムまで到着するように密かに祈ります。
保安検査場外での飲食店としてはお馴染みのカフェテリアがあります。
保安検査場外に一か所両替所があります。行きで利用しても帰りで利用してもどちらでもいいと思います。
保安検査場は2階です。では上がってみましょう。
保安検査場を通過します。通過の前にいつも国籍を聞かれる場所があります。どうやらここで来場者の国籍の統計を作成しているようです。
保安検査場とそのあとの免税店を通過するとこの場所になります。ケプラヴィーク空港は非常にシンプルでこの場所から奥に進んでゲートエリアA、D(1階)、Cとなります。
今、水色の場所にいます。レストランやショップがたくさんある場所です。
ベンチも豊富でコンセントも沢山ありますのでスマートフォンの充電も気兼ねなくできます。アイスランドのブランドのショップもあります。
ブルーラグーンのショップも出店していますので、現地で買い忘れたお土産にいかがでしょう?
EU内の空港なら発着はゲートエリアAです。廊下上になっていて各ゲートが一本道に並んでいるのでわかりやすいです。
さらに進むとゲートエリアD(1階)に行くためのパスポートコントロール(左手)があります。Dは主にアメリカ合衆国の各都市との発着です。
右手のエスカレータ―はアイスランドエアのラウンジ「サガラウンジ」に行くエスカレーターです。
ケプラビーク空港は到着便、出発便がある時間帯に固められていますので、それ以外の時間帯はガランとしていることも多くあります。筆者がCに訪れたときはまさにガランとしていました。エリアCには長く横たわれるベンチも多いため、ここで寝ている旅行客も結構いました。
ケプラヴィーク空港 Q & A
Q:ケプラヴィーク空港にはラウンジはありますか?
A:ケプラヴィーク空港にはアイスランドエアの「サガラウンジ」があります。スターアライアンスグループ・ワンワールド・デルタなどの他の航空系ラウンジはありません。カード系のラウンジもありません。なお、サガラウンジの利用はアイスランドエアの上級クラスのみで、スターアライアンスゴールドなどの他の航空系との互換はありません。
Q:言語は英語ですか?
A:英語です。アイスランド固有の言語もありますが、皆英語を普通に話します。ヨーロッパの各都市で過ごしているよりもむしろ英語が頻繁に聞こえてきます。しかもアメリカ英語が頻繁に聞こえてきます。一つの理由としてアメリカ合衆国各都市からのフライトが多くあり、たくさんの観光客が来ているためだと思います。
以下にケプラヴィーク空港でよくみるモニターの様子をお見せします。
まさにアメリカ祭りですね。
最後に
いかがでしたか?今回、アイスランド ケプラヴィーク国際空港の徹底解説を行いました。アイスランドは、大自然が織りなす絶景をめぐるトレッキングコース、レンタカー・ツアーバスも豊富で、冬にはオーロラ、さらにゲイシールなどの観光客に大人気の場所もあり、いつ訪れても尽きない魅力があります。ケプラヴィーク空港はその起点となる空港です。本ページが素敵なアイスランドの旅の手助けになるなれば幸いです。是非機会があればアイスランドを訪れてみてください。
アイスランド レイキャビクでのホテル選びに関しては以下にい詳しくまとめていますので是非ご覧ください。
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