トレイルへの持ち出しや各地への旅行用に欲しかった三脚をようやく買いました。
Manfrottoの三脚、「befree advanced」です。
多くの方がそうであるように私も購入に至るまで多いに悩みました。他社を含めた比較に関してはまた別記事で紹介しようと思います。
本ページでは購入・開封レビューでbefree advancedの紹介をしてゆきます。
(2018年2月、日本名では「befree アドバンス」に決まったようです。)
オーロラ撮影で大活躍の筆者のbefree アドバンスですが、2018年夏のロングトレイルトレッキングではさらに軽量・コンパクトで耐荷重4kgの「Elementトラベル三脚スモール」を頻用しました。
「マンフロットElementトラベル三脚スモール」についてはこちらに詳しくまとめていますので是非ご覧ください。
三脚選びで重視したこと
今回私が三脚選びの際に重視したことを簡単に触れておきたいと思います。重要視したのは以下の3点です。
(具体的には機内持ち込みサイズ以下=折りたたんで全長55㎝以下)
②耐荷重4㎏以上であること
③展開した時に全高140㎝以上になること
まず第一にトレイルや旅行に携帯することを前提としましたので、軽いことそして、バックパック内もしくはサイドに簡単に取り付けることができる、ことを考えました。
そして今使用しているカメラとレンズにしてはオーバースペックなのですが、今後カメラ・レンズのグレードアップの可能性も考え耐荷重4㎏以上を条件にいれました。
今回の三脚にはコンパクトに振りすぎて全高が低くなるのは避けたいと思い(中腰がきつくなった!?)、全高140㎝以上を条件にしました。
以上の軽くてコンパクト・耐荷重・全高の条件の中で今回選んだのが「befree advanced」です。
Manfrotto befree シリーズについて
befreeシリーズはManfrottoの数ある種類の三脚の中では軽量・コンパクトがウリのトラベル三脚(ボール雲台キット)という位置付けです。
現在のbefreeシリーズは以下のような種類があり、スペックを比較すると下の表のようになります。
今使用しているカメラに十分対応するbefree oneも非常に魅力的でしたが、将来的にカメラ・レンズをグレードアップする可能性を考えて耐荷重の面で今回は選択肢から最初に外しました。
次にbefreeアルミとカーボンで迷いました。私の住んでいるスウェーデン国内で購入を考えた場合、両者には約20000円の価格差があります。
アルミの手頃な値段と適度な重さと、
カーボンのアルミほど冷たくならず、さらに軽くて丈夫な点、
どちらにしようかしばらく迷っていました。
そんな時、
スウェーデン国内のカメラ関連のウェブショップを何気なく眺めていたところ
偶然見つけてしまったのが、「befree advanced」でした。
Manfrotto befree advancedの特徴
befree advancedにはレバータイプとツイストタイプの2種類があります。それぞれ新機構を搭載しています。
レバータイプ:QPLトラベルレバー(Manfrotto三脚190、055シリーズで使われているレバーロックの改良)の採用で簡単・確実なセットアップ・しっかりと安定した三脚使用が可能。
ツイストタイプ:M-lock ツイストロック (90°回すだけでロック・アンロックが可能)の採用。より簡単により素早く使用することが可能なManfrottoの新機構。
そして、両タイプどちらも脚ロック方式以外は共通の以下の特徴を持っています。
・3段階の開脚角度を可能にするサイドプルセレクター
・フリクションコントロール (適度な抵抗でボールヘッドの微調整が容易に)
・Manfrotto RC2とアルカスイスタイプに互換性のあるクイックリリースプレート
・安定性を増すための重りを引っかけるフックを装備
Manfrotto befree advanced 開封・レビュー
それでは開封しながらbefree advancedの紹介をしてゆきます。パッケージ内容品はこちら。
三脚本体に加え、三脚バッグ、付属品が梱包されています。
付属品は下のようになっています。
- 六角レンチ2種類
- クイックリリースプレート
- 説明書
ではセットアップしてみます。雲台側に折りたたまれた脚を180°回転させて、脚を開いてい行きます。
開き始めて1発目の「カチッ」という音で89°の開脚です。
さらに開き続けて2発目の「カチッ」という音で54°の開脚です。
さらにさらに開き続けて3発目の「カチッ」という音で22°の開脚です。
なお、センターポールを抜いて向きを入れ替えることで地面すれすれの超ローアングル撮影も可能です。
では脚を伸ばしてみましょう。
2段目を引き出して、3段目と4段目を収納したままの状態です。
3段目まで引き出した状態です。これでも十分使用できる高さです。
4段目まですべて引き出した状態です。センターポールで全高128㎝~151㎝まで調節できます。
雲台・クイックリリースプレート
他のbefreeシリーズと異なるbefree advancedの特徴は何と言っても「フリクションコントロール」です。
大きなノブ(ボールヘッドの固定)の内側に「フリクションコントロール」のためのツマミを備えています。このツマミでフリクションを好みに調整することができます。ボールヘッドの傾き等を微調整する時にも重宝します。
左人差し指でグレーのレバーを押して回転させ、左親指でブラックのレバーを下に押してアンロックします。その状態でシューを溝に沿って挿入後、ロックして固定完了です。
シューを取り付けたところです。
シューをカメラの底部に取り付けた様子です。この状態で簡単にシューをクイックリリースプレートに取り付けることができます。特に道具を必要としません。
開脚サイドプルセレクター・重りフック
begfree advanced には三脚を安定させるための追加ウエイトをぶら下げることができるフックが備わっています。
また各脚の根本にあるシルバーのボタンのようなものが開脚角度を決めるサイドプルセレクターです。このセレクターを押しながら脚を狭めたり広げたりします。規定の角度の場所でセレクターが「カチッ」と音を立てますので確実に固定されていることが分かります。
befree advancedは日本未発売!?(2018/1/1時点) →日本での発売開始は2018/3/5からに決定!
本記事で購入・開封レビューを中心にbefree advancedを紹介しました。なお、使用レビューは後日アップしようと思います。
軽く・コンパクトしかし丈夫という条件を満たす必要があるトラベル三脚は購入に大いに迷います。全ての条件を満たすというよりは、どの条件を重視するかを決めないとなかなか購入に踏み切れません。
ちなみにbefree advancedの値段はスウェーデンでは1999SEK(約27000円)でした。
物価の高い(消費税25%)スウェーデンですから、日本ではこの金額よりは安く販売されているのだろうと思って調べたところ、
日本でまだ発売されてない!?(2018/1/1時点)
あれ!?
もし今後日本で販売されなかったら日本語で書いたレビュー意味ないかも!?
ということで、
今後日本で販売されるのかどうかもわからない中で、私は頑なにこの三脚を使い倒して今後使用レビュー等をアップしてみようと思います。
三脚選びに迷い中の方々の何かしらのお力になれると願って…
2018年2月19日にマンフロット社から
befree advanced の日本での発売が2018年3月5日(月)になると発表されました。
なお、日本での販売価格(定価)は34380円のようです。
オーロラ撮影で大活躍の筆者のbefree アドバンスですが、2018年夏のロングトレイルトレッキングではさらに軽量・コンパクトで耐荷重4kgの「Elementトラベル三脚スモール」がを頻用しました。
「マンフロットElementトラベル三脚スモール」についてはこちらに詳しくまとめていますので是非ご覧ください。
今回取り上げたElementトラベル三脚より大きく価格帯が上がりますが質・値段のバランス・コストパフォーマンスが良く、格納高45㎝程度で脚径32~36mm、丈夫で持ち運びができるカーボン三脚のLeofoto(レオフォト)の今後の推移も要注目です。
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