ヨーロッパ最大の氷河を持ち同時に火山活動も世界有数であるアイスランド。まさに「氷と火」の島という表現がふさわしい自然の絶景の宝庫のこの島は、私たちに自然の雄大さ・不思議さ・美しさを肌で感じさせてくれます。
今回アイスランド国道1号線(リングロード)をメインドライブルートとし大自然を楽しみながらアイスランド1周してきましたのでレポートします。
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アイスランド1周 3日目
Framtid Camping Lodging Barrels ⇒ Lifsmotun camping
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デューピボーグル(DJÚPIVOGUR)からミーバトン(Mývatn)方面へ
昨晩カレーをお腹いっぱい食べたおかげで今朝は何も食べなくても大丈夫そうです。早朝降っていた雨も朝9時には止んで、ここぞとばかりに素早くテントを撤収します。今日はアイスランドの北側、ミーバトン(Mývatn)方面に向かう予定です。
奥に赤いウニモグが停まっています。日本では滅多にみられない車をアイスランドでは見ることができます。アイスランドでは違法ではないかと思うぐらいの馬鹿でかいオフロードタイヤを履いたRV車ともしばしばすれ違います。
デューピボーグルを出て間もなくすると、Búlandstindurというピラミッド型の山が見えて来ます。あまりにも綺麗な形に息を飲みます。
939号でショートカット
海岸沿いの1号線をこのまま走ると時間がかかるなぁと思っていた矢先、939号線という道路でショートカットできることを発見。後でわかったことは、1号線は舗装されていてスピードが出せるけれども、その他の道路はスピードが出せないだけでなく舗装は保証されていないということです。地図上で距離が短いと思って入ってみたら、凄まじい山道・オフロードだったりします。
939号線に入ると間もなく、未舗装路になりました。天気もまたぐずついてきています。
1号線は迂回、939号は山越えルートです。雨が強くなってきました。
約30分のオフロード走行の後、再び1号線とのT字路に到着しました。ショートカット終了です。雨でも霧でも羊たちが優先です。彼らが急いで逃げることはまずありません。
再び1号線
939号から再び1号線に入り、オフロードから舗装路に変わります。舗装路の有難みをつくづく感じます。
今日も前にも後ろにも車がいません。走っても走っても、
ずっとまっすぐな道です。
中央奥に見える山に向かって道は進んでいます。1号線はこの平野の真ん中を突っ切るように走っています。
先ほど遠くに見えていた山を通過します。
Hverir geothermal area (クヴェーリル地熱エリア)
Hverir Поле Гейзеровと地図上では表記されますが、読み方はわからないので置いておきます。ミーバトンに着く前にここに立ち寄ることにします。ここには硫黄や水蒸気の吹き出る噴出孔・沼地があります。まさしく別府の地獄めぐりを一か所に集めて、違う惑星に作った感じです。地面からほのかに温かみが伝わってくるのがわかります。
人の大きさと比べて見ると、この硫黄沼が大きいことが分かります。
水蒸気が勢いよくシューシュー言っています。特に柵もないので近づくのは自己責任です。
あらゆるところからポコポコと硫黄の沼地が湧いています。中央奥に見える道が1号線です。
Grjótagjá cave
クヴェーリル地熱エリアを出て1号線を走っていると、左折してミーバトン温泉に向かう道があります。まずはそこを一旦通り過ぎて、このGrjótagjá caveに先に行くことにします。Grjótagjáは1970年代までは入浴できることで人気だったということです。1975年から1984年の火山活動で湯温が50度以上になって入浴できなくなったものの、最近50度以下に下がりつつあるとのことです。
ちょうどこの地面の割れ目の下に洞窟内の湯部分があります。この場所は今までにもいろんな映画に使われているとのことです。
Mývatn Nature Baths (ミーバトン温泉)
Grjótagjá caveから来た道を少し戻りミーバトン温泉に向かいます。1号線からも青い池(湖の一部?)から湯気がたくさん出ているのが分かります。1号線からミーバトン温泉に向かう道路に入って数分で温泉施設に到着です。入場料は大人1人4300ISK(夏期シーズン5月~9月)または3800ISK(夏期以外)となっています。その他タオル・水着もレンタルがあります。1人1泊1000ISK程度でキャンプ場泊をしている身としては入場料は高いと言わざるを得ませんが、ここは是非とも温泉に入りたいところです。
これは1号線から見える風景で、入れる温泉はまた別のところにあります。
外の気温は8℃、温泉の温度は36-40℃です。なんといっても脱衣所から温泉までの30mがめちゃくちゃ寒いです。皆この30mをダッシュしています。温泉に入りながら気づいたことは、日本人はじめアジア人は温泉にジャブジャブ入っていくのに対し、ヨーロッパ人は36~40℃でも熱いと感じるのか、彼らは恐る恐る入っていくことです。温泉に入ってしまえば、微妙にぬるい温度の湯では寒くなってしまうので、皆温泉に浸かりながら温かい場所を求めてさまよっています。面白い光景です。なお、施設自体はとても綺麗に維持されています。
Skútustaðagígar (Skutustadagigar)
ミーバトン温泉で温まった後、ミーバトン(ミー湖)の南側を走る848号線に入ります。848号線はミーバトンを過ぎたあと、1号線に再度合流する道です。Skútustaðagígarはミーバトン(ミー湖)の南岸にあるスポットです。過去に熱く熱された溶岩が湿地帯に流れ込んだ時に起きた水蒸気爆発によってできた大きなクレーターがあります。この湿地帯は保存地域で、バードウォッチングの場所としても人気があります。
クレーターに登る道も整備されています。
このクレーター以外にも近くに大小いろいろなクレーターが点在しています。
Lifsmotun camping (Lifsmotunキャンプ場)
ミーバトンを過ぎ、848号線経由で1号線に再合流する地点から約20分走って今日の宿泊地、Lifsmotunキャンプ場に到着です。木々で綺麗に区画化されており、違うグループのキャンパーとは同じ区画にならないようになっています。あたかもプライベートスペースのように1グループが1区画を使えるキャンプ場です。好きな区画を選ぶまでレセプションの男性が親切にも待ってくれました。
真向かいの区画はポーランドから来た5人家族、隣の区画はイギリスから来た家族が使用していました。車一台と山岳テント2個では十分すぎる広さのプライベート区画です。
白いドアを開けて男女別トイレ・シャワー・洗面所に入ります。キッチンは半屋外になっています。水道と加熱器はあるものの規模は小さく、時間帯次第では順番待ちがどうしても発生します。
Lifsmotunキャンプ場に到着したのが19時、テントを張ったらすぐ雨が激しく降り出しました。止む気配が全くありません。一旦テント内に入ったらずぶ濡れになりなくないので外に出たくないというのが本音です。今晩はテント内で夕食を調理して、シャワー・歯磨き・洗面だけ外の共用スペースを使うことにします。テントに雨が当たる音も中々風情があります。そう思いながら横になっていると気づかないうちに眠っていました。
Lifsmotunキャンプ場の良かった点
- 1グループごとに使える広いプライベート区画
- シャワー・洗面所・トイレが綺麗に維持されている。
- シャワーの湯温が安定。
Lifsmotunキャンプ場のもう1つだった点
- キッチンが小さく、時間帯次第では順番待ちが発生する。
- 共用ダイニングがない。テーブル・椅子・タープ・コンロを持参するオートキャンプには問題ないが、山岳テント+車でのキャンプスタイルには合わない。
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アイスランド1周 準備・ルート検討についてはこちらにまとめています。
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