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270度氷河!スイスの名峰と絶景の宝庫!Saas-Fee (サースフェー)!①

ツェルマットやグリンデルワルトにも負けてない素晴らしい絶景の場所、270度を氷河に囲まれた村サースフェーです。4000m超の名峰を間近に眺めることができ、世界最高地の地下鉄「メトロアルピン」もあります。比較的空いていて絶景を楽しめるサースフェーをレポートします。

次のレポートはこちら。

Saas-Fee(サースフェー)について

Zermattやグリンデルワルトほどの規模はありませんが、年中を通してオープンしているスキー場があり、4000m峰をかなりの数間近で見ることができるこのエリアは筆者のお気に入りでもあります。村の様子はZermattほど賑やかではありませんが、前述の2つの場所に比べ観光客が少ない分ゆっくり自然を楽しめるのも特徴です。

Saas-Feeへのアクセス

VispからZermattに行く方は多いと思います。サースフェーはその「筋違い」と言えばわかりやすいのかもしれません。Zermattとはアルプフーベル、Domという4000m超級の名峰を挟んだ向こう側にサースフェーはあります。

Vispからはスイスを旅行したことのある人ならおなじみの「PostBus」でサースフェーエリアまで行くことができます。VispやBrig発でサースフェー行のPostBusが出ていますので、それぞれの駅の自動販売機や窓口でPostBusの乗車券を購入することが簡単にできます。

スイスでの近・中距離移動の際の電車の乗車券購入方法について以下にまとめましたので是非ご覧ください。

さあ、Mittelallalin(ミッテルアラリン) までGo!

行程をまとめると以下になります。

  • Saas Fee → Felskin : ロープウェイ
  • Felskin → Mittelallalin:世界最高所を走る地下鉄「Metro Alpin(メトロアルピン)

では実際の写真を交えて解説していきます。

今回はサースフェーの村中心にある教会(Herz Jesu-Kirche)からスタートすることにします。サースフェーエリアは約80%の人がローマ・カトリックのキリスト教を信仰しています。

この教会を見て、サースフェーバスターミナルに引き返す方向に少しあるいて右に下っていく通りを歩いていくのがメトロアルピンにつながるロープウェイ乗り場への近道です。

しばらく歩いていると正面右奥にロープウェイ乗り場が見えてきました。

もう少しでロープウェイ乗り場です。アスファルトの道を登っていきます。

途中芝生の小道を通ってショートカットしてロープウェイ乗り場に到着です。

ロープウェイステーションの建物です。では中に入ってみましょう。

サースフェーエリアは夏でも氷河部分がスキー場としてオープンしており、各国のナショナルチームや、ファミリー層まで多くのスキーヤー、スノーボーダーが楽しんでいます。ロープウェイステーションの前にはどのリフトが運航中なのかを示す看板があります。

乗車券売り場で、一番上のミッテルアラリンまで行きたいんだけど、と告げます。この日は途中メトロアルピンの乗り場でメトロアルピンの往復チケットを別に購入するようにスタッフから説明されました。

ロープウェイの乗車チケットを購入したら乗り場に向かいます。

スノーボーダーからナショナルチームのスキーヤーまで多様な人がいます。

多人数乗りのロープウェイがサースフェーの村を後にしてグングン上昇していきます。

したからは雲で見えなかったアルプフーベルがきれいに見えてきました。

気づくとサースフェーの村から結構登ってきていました。

アルプフーベルやテッシュホルン、ドームに見とれているとロープウェイの中継点にもうすぐ到着です。

このMoreniaで一旦ロープウェイは中継になります。

サースフェーで乗り込んだ人たちと同じロープウェイにもう一度Moreniaからロープウェイに乗りこみます。

今度は正面奥に白く輝く雪に覆われたピークのアラリンが姿を現しました。

特徴的な台形の形をしたアルプフーベルもテッシュホルン、ドーム、レンシュピッツも間近に見ることができます。

ロープウェイ窓からの景色に見とれていると終点に近づいてきました。

ロープウェイを降りるとそこはFelskinという場所になります。降りてそのまま進み右に進むとメトロアルピンの乗り場になります。

メトロアルピンの乗り場はここで右です。

メトロアルピンの乗り場へはこのチューブ状のトンネルを歩いて進んでいくことになります。

トンネルを進むと、左手にカウンターがありそこでミッテルアラリンとFelskinの往復のメトロアルピンの切符を購入します。世界最高の地を走る地下鉄、それがこのメトロアルピンです。

メトロアルピンの往復切符を購入したら乗り場前のエリアでドアが開くまで待機です。

メトロアルピンが到着して降車客が終わったらドアが開きます。そこで乗車客が乗り込んでいくスタイルです。

地下鉄といっても傾斜に沿って車両も階段状になっているケーブルカーです。

先頭車両と一番後ろの車両では結構な高低差があります。

出発するとまさに地下鉄です。真っ暗な中のかなりの傾斜を一気に駆け上がります。

ミッテルアラリン駅に到着しました。一気に標高3500mにきましたので空気が薄いことが実感できます。

メトロアルピンが駆け上がってきた地下道です。すさまじい傾斜を一気に登ってきた地下ケーブルカーです。

素敵な地下鉄メトロアルピンに別れを告げて、絶景のミッテルアラリン駅外に出てみます。

駅外に出る前に、アルピニストやジュニアスキーレーサー達が支度を整える場所があります。

さて、ミッテルアラリンステーションを出てみましょう。一気に3500mの世界です。どんな絶景が待ち受けているのでしょうか!?

次のレポートに続く!!

最後に

ツェルマットやグリンデルワルトにも負けてない素晴らしい絶景の場所、270度を氷河に囲まれた村サースフェー。4000m超の名峰を間近に眺めることができ、世界最高地の地下鉄「メトロアルピン」もあり、他のスイスの観光客が多い場所に比べると比較的空いていて、ゆっくりと絶景を楽しめるサースフェーは筆者のお気に入りの場所の一つです。特にツェルマットから眺める景色とはまた別の4000m峰の眺めになり、こちらの方が間近で見れる分迫力があります。スイス山岳観光に訪れる際は是非このサースフェーも検討に入れてみてくださいね。

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