壮大なスケールの紅葉に感動!秋のクングスレーデン トレッキング!4日目 前編

クングスレーデン(スウェーデン語:Kungsleden、英語:King’s Trail、日本語訳:王様の散歩道)は全長440kmにわたるスウェーデン北部に位置する北極圏内のロングトレイルです。最も多くのハイカーに歩かれているルートはクングスレーデン北部(アビスコ~ケブネカイセ)で、夏の期間は白夜でもあり多くのハイカーが訪れます。しかし、北極圏内のこの場所は毎年9月の中旬には冬の兆しが出始め、ほぼすべての山小屋がCloseとなります。今回、山小屋がCloseとなった後の9月最終週の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間かけてトレッキングを行いました。

本記事では、「ハイク4日目 前編 サルカからチェクチャへ」をレポートします。

1つ前のレポートはこちら

山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク3日目 シンギからサルカへ」をレポートします。

1つ後のレポートはこちら

山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク4日目 後編 チェクチャ小屋」をレポートします。

ハイク4日目 サルカ から チェクチャ へ

  • 開始:Sälka(サルカ) (10時00分)
  • 到着:Tjäktja(チェクチャ) (16時00分)
  • 距離:12㎞

霧と霜の中、出発

夜の間外はかなり寒かったのですが、サルカ小屋スタッフのご夫婦の暖かいもてなしのおかげで、一度も途中起きることなく朝を迎えることができました。テントを開けて外を見ると昨日同様、雲が手に取れるぐらいに低い位置にあります。濃い霧と霜の寒い朝でしたが雨は降っておらずテントの撤収には手間取りませんでした。川から水を汲み、チェクチャに向けて出発です。

朝起きるとテントとポールには霜が張り付いています。

テントを片付けていると次第に晴れてきました。一面霜が降りて、水たまりは凍っています。

テントを片付け終わる頃には、陽の光が差し込んできました。やはり陽の光が当たると暖かくなります。

出発前に川の水を何度か沸騰させるため使用した後のガス缶。周りについた水滴がパッキングまでに凍ってしまいました。

サルカ小屋のご主人に挨拶をして出発します。先ほど少し晴れたと思ったら、すぐまた一面霧の世界になってしまいました。

先が見えないほど長い板のトレイル。不意に踏み外して足を挫かないように注意が必要です。

今日も霧で見通しが遮られるのが少し残念です。

サルカ小屋から歩き始めること1時間、晴れてきて気温も上がってきました。

進行方向右の景色。太陽の光が当たると綺麗な橙色のカーペットです。

足を挫かないように注意しながら進まみます。

長いU字谷を歩いてきたが、行く先が右も左も奥も山になっていることにこの時に気付きます。ここから先どこかで山越えなのでしょうか?

行く先が完全に山で囲まれていることを確認。この先が山越えであることに気付いて、適当な石で大休憩。外付けのZレストソルのおかげでバックパックが絶妙な角度で自立します。緑のナイロン袋はサンダル、赤いのはテントポールが入った袋です。

チェクチャ峠越え

U字谷の底部をここまでずっと歩いてきましたが、ここにきて三方が山に囲まれていることが分かりました。南から北に行くことには変わりはありません。今からしなければならないのは山越えです。大休憩で水分・糖分補給を済ませて急坂を登り始めます。

登り始めてしばらくすると、一気に霧に囲まれました。目印のオレンジペイントを見失いそうになります。

もう少しで登り切れると思いきや、最後はかなりの急登です。

急登を終えて霧を抜けました。霧の上は快晴です。しかし緩やかながらもまだ登りは続きます。

振り返って見ると、たっぷりの霧(雲)でU字谷が満たされていました。

緩やかな登りを上り続けます。霧(雲)もじわりじわりと追いかけてくるように上がってきました。

じわりじわり追いかけてくる雲に追いつかれまいと黙々と登り続けていると、登りのピークに小屋があることに気付きました。いつものように無意識に速足になります。

Tjäktjapasset(チェクチャ峠避難小屋)でちょっと休憩

チェクチャ峠を登り切ったところにチェクチャ峠避難小屋があります。距離的にはサルカ小屋から8.8km、チェクチャ小屋まで3.8㎞の地点です。流れる水の確保が難しいのであくまでも緊急避難小屋ですが、他の避難小屋と同じくストーブが備わっており、一泊の緊急避難には十分耐えうる作りになっています。

避難小屋からはチェクチャ小屋方面(北側)やサルカ小屋方面(南側)が見渡せます。今日はサルカ小屋方面はU字谷に雲がたっぷりと満たされていて雲海のみが見えるという状況でした。

緊急避難一泊するには、寝袋とマットがあれば十分寝れるスペースがあります。

他の避難小屋と同様ストーブが備わっています。

巻木が足りなくなったら各自セルフでカットすることが期待されています。

トイレ2機の内1機が開放されていました。

チェクチャ避難小屋からチェクチャ小屋方面(北側)を見渡します。

チェクチャ峠ピークが分水嶺

チェクチャ峠ピークより南側(サルカ・シンギ側)では川の流れは北から南へ、チェクチャ峠ピークより北側(チェクチャ小屋・アレスヤーレ側)では川の流れは南から北へ、です。この峠の登り降りの途中で、ところどころ地面からの湧き水を観察することができます。これらが、色々な支流と合流してやがてアビスコを流れる大きな川になるのだと思うと感慨深いものです。

チェクチャ峠を降りてきました。峠前と後で道の性質が少し変わる印象があります。岩と柔らかい土で構成される比較的歩きやすい道になっていきます。

チェクチャ峠を降りてからはずっと平坦な道です。右膝の痛みも強くなってきており、そろそろチェクチャ小屋が見えてほしいという希望を持って歩着続けます。

1つ前のレポートはこちら

山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク3日目 シンギからサルカへ」をレポートします。

1つ後のレポートはこちら

山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク4日目 後編 チェクチャ小屋」をレポートします。

トレイルハイクレポート

筆者の秋のクングスレーデン トレイルトレッキング 全リポートです。

山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク前々日 ストックホルム→キルナ」「ハイク前日 キルナ泊」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク1日目 前編 キルナ→ニッカルオクタ→ケブネカイセマウンテンステーション」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク1日目 後編 ケブネカイセマウンテンステーション」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク2日目 ケブネカイセマウンテンステーションからシンギへ」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク3日目 シンギからサルカへ」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク4日目 前編 サルカからチェクチャへ」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク4日目 後編 チェクチャ小屋」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク5日目 前編 チェクチャからアレスヤーレへ」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク5日目 後編 アレスヤーレ小屋とテント場」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク6日目 前編 アレスヤーレからアビスコヤーレ①」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク6日目 中編アレスヤーレからアビスコヤーレ②」をレポートします。
山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では、「ハイク終了翌日アビスコツーリストステーションからストックホルムへ」をレポートします。

秋のクングスレーデン まとめ

準備・ルート検討についてはこちらにまとめています。

山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では秋特有の事情を踏まえた北部クングスレーデンへの準備・ルート検討をレポートします。

環境条件・装備についてはこちらにまとめています。

山小屋がCloseとなった後の秋の北部クングスレーデン(ニッカルオクタからアビスコSTFまでの110km)を6日間のトレイルハイクしました。本記事では秋特有の事情を踏まえ北部クングスレーデンの環境、装備のまとめをレポートします。
スポンサーリンク
レクタングル(大) 336 x 280 ①
レクタングル(大) 336 x 280 ①

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする