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トレッキングには結局Peak Design(ピークデザイン)のリーシュとキャプチャーな訳!

カメラのストラップにはPeak Design(ピークデザイン)の「Leish(リーシュ)」、そしてバックパックには同社のCapture(キャプチャー)をつけることが、筆者のトレイルトレッキングのいつものスタイルになっています。今回はこの鉄板の組み合わせの便利な点についてレポートします。

トレッキング中に、突然絶景が現れる、動物が現れる、などいつでもどこでも撮りたいときに撮れたら・・という思いを、実現させてくれるキャリーシステムの内の一つで、試行錯誤の後筆者の場合はPeak Design(ピークデザイン)Capture(キャプチャー)を使用続けています。

トレッキングの際にカメラをどのように持ち運ぶか?

Peak Design社の「Capture(キャプチャー)」のパッケージです。筆者は上の写真のようにバックパック(時にはサブパック)にカメラをつけてトレッキングを行っています。

そして、キャプチャーのみでカメラを装着してトレイルトレッキングを行うのは心もとないので、さらにカメラにストラップをつけて首にかけています。

Peak Design社の「Leash(リーシュ)」のパッケージです。このリーシュをカメラにつけて、さらにキャプチャーシステムでバックパックに装着してカメラを持ち運んでいます。

Peak Designの「Capture(キャプチャー)」

Peak Design社の「Capture(キャプチャー)」のパッケージを開封するとこのようになっています。では中身を取り出してみましょう。

小さなポーチと、六角レンチ、カメラに取り付けるプレート、エクストラのネジ(ノーマルより2㎜程長い)が入っています。

バックパックのショルダーベルトを挟む部分は滑りにくくするようにゴムのような素材になっています。

ネジを緩めると上の部分のパーツがクルリと回ります

ちなみに裏から見るとこのようになっています。

カメラ側に装着するプレートです。カメラと接触する部分はギザギザになっています。

裏から見るとこのようになっています。付属の六角レンチを用いてカメラの三脚用のネジ穴に装着します。

ハードに使い倒しても壊れない優れ物!

Laugavegur、ロフォーテン諸島トレッキング、TMB、Hauteroute等でかなりハードに使い倒してきましたが壊れることなく、しっかり使用できています。塗装の剥げや若干滑りが悪くなるなどがありますが、実使用に問題ありません。

Captureにカメラを取り付けるには、写真のように上からスライドさせてプレートをキャプチャーに滑り込ませます。

ある程度プレートを挿入するとカメラの重さでスーっと自然に入っていきます。

スーっと入ってカチャッと気持ち良い感じでハマります。

カメラを外す際は、右サイドにあるレバーを指で押さえてロックをはずします。

レバーを押さえたまま、カメラをもう一方の手で取り外します。

これでカメラが取り外せました。筆者はプレートにアンカーリンクスを装着していますが、それでも難なくキャプチャーとの取り付け・取り外しができます。

実際に装着の様子の例(キャプチャー)

両サイドのネジを緩めて上のパーツを押し上げてクルリと回すとこのような感じです。

今回は街歩きに使うようなデイパックのショルダーベルトにつけてみます。

上のパーツを元の位置に向かってクルリと戻します。

上のパーツをはめ込んだら両サイドのネジを締めてキャプチャーをショルダーベルトに固定します。

上の写真のようにキャプチャーがショルダーベルトを挟み込む形になります。

キャプチャー用プレートを装着したカメラをキャプチャーに装着してみましょう。

先に説明したように、プレートを上から滑り込ませる要領ではめ込みます。

スーッとすべりこませます。使い込んでもまだまだ滑らかな感じです。

スーッと滑り込ませて、カチャッと気持ちよく固定されます。

ちなみにトレッキング中にカメラが落下したことはまだ一度もありません。簡単に固定できる割にはかなりしっかりカメラを保持してくれる素晴らしいシステムです。

キャプチャーが挟むことができるショルダーベルトの太さ・厚みであることがポイントになりますが、ショルダーベルトにサブストラップなどがある場合など工夫次第で太い・厚いショルダーベルトにもキャプチャーを装着することができます。

筆者のロングトレイルに使用するドイターのAir Contact pro 70+15 はショルダーベルトが太く・厚みもありますが、ショルダーベルトについているサブストラップにキャプチャーを装着しています。

キャプチャーのサイズについて

付属のネジは2種類です。ノーマルのネジは左の2本で、さらに3㎜長いネジ2本(黒)が付属しています。

ノーマルのネジでの最大の間隔は上の写真のようになります。

2本のエクストラネジ(黒)を使用した場合は上の写真のようになります。

エクストラネジ(黒)を使用する場合は開け閉めに付属の六角レンチが必要です。実際のトレッキング時に調整する可能性がありますので、このネジを使用するならば六角レンチを忘れずに。

1世代前のキャプチャーよりも全長が短く、丸みを帯びた形になってトレッキング中に体にあたることがなくなりました。

この方向の長さは上の写真のようになります。

キャプチャー自体の厚みは写真のようになります。

Peak Designの「Leash(リーシュ)」

Peak Design社の「Leash(リーシュ)」のパッケージを開封すると、上の写真のように4つのアンカーリンクスと六角レンチ、ポーチとシールが入っています。

Peak Design(ピークデザイン)のカメラストラップシステムの肝、アンカーリンクスの接続部分です。非常に良くできたシステムです。

リーシュに搭載されているQuick Adjusterシステムです。これも良くできている仕組みです。

なお、6D Mark2+16-35 F4の組み合わせにも、この「リーシュ」を装着しています。アンカーリンクスを2個以上つけておくことも何ら問題ありません。

6D Mark2にはPeak Design社のDual Plate(デュアルプレート)を装着しており、さらにそこにアンカーリンクスをつけています。

実際に装着の様子の例(リーシュ)

ではアンカーリンクスをリーシュにはめ込んでいきましょう。

実に簡単かつ、しっかりしたシステムです。

バネになっていますので指で軽く押し込みます。

カチッと気持ちよくハマります。

次は取り外しを行ってみます。指でアンカーリンクスの丸い部分を押さえます。

指で丸いプラスチック部分を押さえながらずらしていくとスルっとはずれます。

ハイ、簡単にはずせました。

アンカーリンクスは色々便利

Peak Design社のカメラストラップ「Leash」や「SLIDE」、「SLIDE LITE」に付属する「アンカーリンクス」です。まさにPeak Design社のストラップの肝となる部品です。

筆者が旅行時・トレッキング時にカメラを収納している「Toploader Zoom 50 AWⅡ」です。アンカーリンクスはカメラだけでなく、カメラバッグにも取り付けることができます。

こんな感じです。

リーシュの受け側にアンカーリンクスをはめ込みます。

アンカーリンクスをスライドさせて押し込みます

カチッと気持ちよくハマりました。

こんな感じです。こうやってカメラをカメラバッグにいれて肩にかけることもできます。

リーシュのサイズについて

Peak Design(ピークデザイン)社の人気の3種類のカメラストラップを並べてみました。

上段が「SLIDE(スライド)」で、肩パッドが入っていてカメラをそのまま持ち運ぶ人に大人気のストラップです。

中段が「SLIDE LITE(スライドライト)」で、SLIDEよりも細くLeashよりも太いという、中くらいのサイズ感でこれまた大人気のストラップです。

下段が「Leash(リーシュ)」です。上の2つと比較すると明らかに細いことがわかります。

SLIDE 

Peak Design(ピークデザイン)の「SLIDE」です。肩パッドが特徴です。折りたためませんのでトラベル・トレッキングに向いているかというと、?となります。街中でカメラを生のまま方にかけて持ち運ぶにはかなりカッコいいストラップになります。

SLIDEの幅は上の写真の通りです。

SLIDE LITE

Peak Design(ピークデザイン)の「SLIDE LITE」です。肩パッドがないので丸めたり折りたためます。折りたたんだ時の嵩張りが同社の「Leash」よりもあります。街中でカメラを生のまま方にかけて持ち運ぶにはかなりカッコいいストラップになります。

SLIDE LITEの幅は上の写真の通りになります。

Leash

「Leash(リーシュ)」の幅は上の2つと比べると細くなります。

ポイントは人それぞれ、か。

上の写真を見てください。

飛行機での持ち込み移動の際や、トレッキングの際のバッグパックの中では、筆者は6D Mark2+16-35 F4、OMD EM1 Mark2+12-100F4 を、どちらもLoweproの「Toploader Zoom 50 AWⅡ」に収納しています。

その際に、「Leash(リーシュ)」ならばストラップをつけたまま収納できるというのが非常に高いポイントでした。

さらに、トレッキングの際に「Capture(キャプチャー)」にカメラをはめ込み、さらに保険的にLeash(リーシュ)を首に掛けるということで、不意にカメラを山中に落とすということを防ぐようにしています。

また、バッグパックを置いてカメラを持って散策する際にもLeashでも十分筆者の一眼システムなら肩にかけて持ち運ぶことができます。

このことから、「SLIDE」や「SLIDE LITE」も使用して試行錯誤したのちに出た答えが、トレッキングには「Leash」と「Capture」というシステムでした。

最後に

トレイルトレッキングの際、撮りたいときにサッと撮れるということはもちろん、かさばらない収納能力なども重要なポイントになります。カメラのストラップは横幅が広くしっかりしたものが格好は良いのですが、トレッキングの際にカメラをそのまま首から下げて歩くことは少ないことを考えると、そのような存在感のありすぎるストラップは理想的ではありません。かといって、ストラップなしというのは重量のある一眼を扱うには不安が大きいものです。これらを考え筆者のトレッキングの際はPeak Design(ピークデザイン)の「Leish(リーシュ)」と「Capture(キャプチャー)」の組み合わせが鉄板になりました。今後もトレッキングでのカメラの扱い方に対して考えてゆこうと思います。今回のレポートが購入を考えておられる方の参考になれば幸いです。 

マンフロットElementトラベル三脚スモールについては、こちらに詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

マンフロットBefree advancedについては、こちらに詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

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