ノルウェーの最北の街の内の一つアルタ。ユネスコ世界遺産に登録の「アルタの岩絵」を始め、1899年に世界最古のオーロラ観測所が設けられたことで有名です。晴れてさえいれば高確率でオーロラが見れるフィンマルクエリアに位置し、アルタは昔も今もオーロラ観察に適していることが知られており、冬には多くの観光客がオーロラを見に訪れます。今回はこのアルタの街のホテル・観光・スーパ―について解説します。
アルタの位置
上のマップ上、オレンジのピンがアルタです。
比較として、ブルーのピンを打ってみました。ブルーのピンは北欧4国各国の首都の空港です。
グリーンのピンはトロムソ空港(TOS)です。ホニングスボーグを含むフィンマルクエリアの玄関口になります。なお、トロムソ自体はフィンマルクではなくTromsエリアになります。
アルタへのアクセスについて以下にまとめていますのでどうぞご覧ください。
アルタの街中心の地図
アルタの街中心部の地図に色分けしたピンを打ってみました。皆さんお分かりの通り宿泊場所や観光すべきところが豊富というわけではありません。
紫色のピン:ホテル
グリーンのピン:スーパーマーケット
ブルーのピン:教会、博物館、観光案内所等
オレンジのピン:レストラン
上のマップの最上部グレーのバー左端のアイコンをクリックすると、それぞれのピンの詳細表示をご覧になることができます。
Scandic Alta (スカンディック アルタ)
実際冬のアルタ街中心の宿泊先はこの「Scandic Alta」と次にあげる「Thon Hotel Alta」の2択のみです。
他のScandicホテルと同様にハイレベルのサービス、ロケーション、朝食の充実で、値段もそこまで高くないという申し分のないホテルです。筆者もここに宿泊しました。受付の対応も丁寧で、お願いすると公共バスの時刻表なども調べてくれます。
朝食の場所もスペース十分で、勿論朝食の種類も充実しています。みなコーヒーを楽しみながらゆっくりとした時間を過ごしていました。おなじスカンディックホテルでも、アルタのほうがホニングスボーグより都会で宿泊客も多いです。
スカンジナビアのホテルの朝食ならではのニシンの酢漬けシリーズとサーモンシリーズがあります。魚類は美味しいのですが結構塩分が多いので食べ過ぎると後でとても喉が渇きますので注意です。
アルタでのアクティビティの受付もホテル内にあります。なお、パンフレットだけでもアルタでのオーロラ観察アクティビティを開催している会社は3~4社はありました。アクティビティ参加を考えている場合は事前にウェブサイトで検索、ツーリストインフォメーションに行く、ホテルで考えるの3通りが可能だと思います。
ホテルロビーには無料で飲めるコーヒ―や紅茶のコーナーもあり、総じて清潔・サービスのよいホテルです。
このスカンディックホテルアルタの客室からはThe northern lights cathedralを窓越しに真正面に眺めることができます。夜のライトアップはなかなかムードがあります。例えば3階のフロアなら344号室から360号室ならば真正面にThe northern lights cathedralがドーンとあってなかなか迫力があります。
Thon Hotel Alta
実際冬のアルタ街中心の宿泊先は先にあげた「Scandic Alta」とこの「Thon Hotel Alta」の2択のみです。このホテルも各種予約サイトでも評価が高く、価格帯もScandicと似ています。好みで決めて良いと思います。あえていうならばこのホテルの方が50mほどバス停に近いです。
Tourist Information Center
おそらく観光客が必ず立ち寄るであろうアルタの観光案内所です。空港からのバスはこのツーリストインフォメーションの前で止まります。また、アルタの岩絵があるアルタ博物館へのバス140番をはじめ、あらゆるバスがこの前でとまります。絵葉書の販売・アルタの岩絵をモチーフにしたお土産も中で販売されています。
ツーリストインフォメーションの外側の壁には電光掲示板があり、バスの時刻表になっています。140番がアルタ博物館を経由するバスです。
The northern lights cathedral
街中心にドーンと構えているのがThe northern lights cathedralです。日本語に訳すとオーロラ大聖堂です。アルタの一大観光場所になっています。実は只の教会・大聖堂ではなく、地下にオーロラの博物館を備えています。これがなかなかまた充実した内容でびっくりします。アルタに来たらここに来ないという選択肢はありません。
The northern lights cathedralについては実際に行った体験を交えて以下に詳しくまとめていますのでご覧ください。
Alta museum (アルタ博物館)
街中心からすこし離れていますが140番のバスで10分たらずで行くことができます。これがおそらくアルタの中でももっとも有名な観光スポットです。ユネスコの世界遺産に登録されている「アルタの岩絵」を展示しています。夏は屋外の岩絵を見ることができ、冬はその一部を博物館の中で見学することができます。紀元前の北極圏の生活についての貴重な記録をみることができるとてもすばらしい博物館です。
Alta museum (アルタ博物館)については実際に行った体験を交えて以下に詳しくまとめていますのでご覧ください。
アルタ教会
アルタの街中心から歩いて15分程度の距離、Bossekop地区にある教会です。1858年に建造され、内部には230人が座れる椅子があります。2013年にアルタにThe northern lights cathedralができるまでこの地区のメインの教会でした。
Supermarket 「KIWI」
中心部にあるスーパーマーケット「KIWI」です。KIWI自体はノルウェーでチェーン展開されているスーパーマーケットです。食料品から日用品を購入することができます。
Supermarket 「REMA1000」
家具、日用雑貨から食料品まで販売している大型スーパーです。日曜日は閉まっていることに注意です。この建物のなかに電化製品を取り扱うショップ「ELKJOP」があります。
アルタに来てカメラのSDカードが足りなくなったらここにくればSDカードを購入することができます。
ショッピングモール「AMFI」
スポーツ用品、婦人服、紳士服から各種レストラン、Vinmonopoletが中にあります。大型ショッピングモールで、他のフィンマルクエリアの街に比べるとアルタが都会で人口が多いことを感じます。
地元の幼稚園児の散歩も見かけます。
レストラン「Taverna’n」
アルタの街中心で数少ないレストランの内の一つです。値段はそこまで高くなく、雰囲気もいいため地元の人から観光客まで人気があり各種サイトでも評価の高いレストランです。他にもショッピングモール「Amfi」内にあるレストランDu Verden Matbarも評価が高く人気です。ちなみに筆者が行った冬はDu Verden Matbarは改装中でクローズでした。
Kokkejaevel Hoftepluss
ショッピングモール「Amfi」内にあるレストラン(テイクアウト、もしくは店の前にあるテーブル席で食べる)です。豊富な種類の大きなサンドウィッチを、そこまで高くない値段で提供しています。新鮮でおいしいと評判の店で、お昼時は周りで働いている人も多く買いにきます。
人気店のためお昼の時間帯はみるみるうちに商品が売れていきます。
レストラン「UNO CAFE」
ショッピングモール「Amfi」内にあるカフェです。人気でいつも多くの人がまったりしています。外が寒いため中でみなゆっくりしている感じです。
最後に
いかがでしたか? ノルウェーの最北の街の内の一つアルタ。ユネスコ世界遺産に登録の「アルタの岩絵」を始め、1899年に世界最古のオーロラ観測所が設けられたことで有名です。晴れてさえいれば高確率でオーロラが見れるフィンマルクエリアに位置し、アルタは昔も今もオーロラ観察に適していることが知られており、冬には多くの観光客がオーロラを見に訪れます。今回はこのアルタの街のホテル・観光・スーパ―について解説しました。極寒の地ですので事前に情報を収集して、無駄なく街を歩かれることをお勧めします。その際は本ページを是非参考にしてみてくださいね。
コメント