北部ノルウェーの鉄道・海運の要衝であるナルヴィク。第2次世界大戦においてナルヴィク港は不凍港であり各国の戦略上の要所でもありました。晴れてさえいれば高確率でオーロラが見れる北部ノルウェーエリアに位置し、ロフォーテンからの300番バスの終点でもあります。また東側はスウェーデンとの国境でもあるためスウェーデンからの鉄鉱石の鉄道輸送だけでなく観光客などの人の行き来も比較的多い場所になります。今回はこのナルヴィクの街のホテル・観光・スーパ―について解説します。
ナルヴィクの位置
上のマップ上、オレンジのピンがナルヴィクです。
比較として、ブルーのピンを打ってみました。ブルーのピンは北欧4国各国の首都の空港です。
ナルヴィクへのアクセスについて以下にまとめていますのでどうぞご覧ください。
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(↑出発地に「OSL」、到着地に「EVE」でプルダウンメニューを選ぶと簡単に検索できます。)
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ナルヴィクの街中心の地図
ナルヴィクの街中心部の地図に色分けしたピンを打ってみました。皆さんお分かりの通り宿泊場所や観光すべきところが豊富というわけではありません。
イエローのピン:ホテル
オレンジのピン:AMFI、Narvik Storsenter(スーパーマーケット)
グリーンのピン:REMA1000(スーパーマーケット)
ブルーのピン:観光案内所、博物館
ブラックのピン:駅、バスターミナル
パープルのピン:Narvikfjelletロープウェイ駅
上のマップの最上部グレーのバー左端のアイコンをクリックすると、それぞれのピンの詳細表示をご覧になることができます。
Scandic Narvik (スカンディック ナルヴィク)
他のScandicホテルと同様にハイレベルのサービス、ロケーション、朝食の充実で、値段もそこまで高くないという申し分のないホテルです。何度か筆者もここに宿泊しています。受付の対応もとても丁寧です。
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朝食の場所もスペース十分で、勿論朝食の種類も充実しています。みなコーヒーを楽しみながらゆっくりとした時間を過ごしています。北欧のホテル朝食の定番、サーモン系の種類も豊富にあります。
ベーコンもその他のあったかい食べ物も豊富にあって、さらに結構塩分が多いので食べ過ぎると後でとても喉が渇きますので注意です。
ホテルロビーです。広いスペースでゆったりと過ごせる場所です。
Scandic Narvik (スカンディック ナルヴィク)の高層階からのナルヴィクの街の眺めです。
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Quality Hotel Grand Royal
街中心部からやや北側に位置するホテルです。特に鉄道のナルヴィク駅に一番近いホテルで通りを挟んで隣にスーパーマーケットやピザ屋があり立地が良いホテルです。(それでも10分は歩きます)。
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Enter Hotell Narvik
街中心部では南の方に位置するホテルです。比較的リーズナブルで泊まれるホテルになります。
Narvik Hotel Wivel
Scandic Narvikの前を走る道路E6を挟んで向かいにあるホテルです。比較的安めの料金設定で雰囲気も良いホテルです。
Thon Hotel Narvik
街中心から登り坂をある程度登り続ける必要がある場所にあるホテルです。中心部から離れる分閑静な場所にあってとても雰囲気のよい感じです。REMA 1000スーパーマーケットが近くにあり、さらにNarvikが一望できるNarvikfjelletの頂上にアクセスできるロープウェイ駅にも近い場所になります。車があると便利なホテルです。
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Narvikfjellet
ナルヴィクの街、港を一望できる山の山頂までロープウェイで向かうことができます。ウィンターシーズンはスキー場になります。筆者が訪れた時は6月末で、山頂にはまだ雪が残る状況でした。あいにくの天気で眺めはいまいちですが、冬には条件がよければオーロラも眺めることができる場所になります。
筆者が実際Narvikfjelletを訪れた際のレポートはこちら
Tourist Information Center
ナルヴィクの街中心の一番開けた場所にツーリストインフォメーションがあります。同じ敷地内に建物続きでNarvik Krigsmuseum(ナルヴィク戦争博物館)があります。
寒い外とは異なり、建物の中はしっかり空調が効いています。広い空間で座って休憩できるスペースが結構あります。
さらに奥の方に行くとカフェも併設されています。
Narvik Krigsmuseum (ナルヴィク戦争博物館)
街中心のツーリストインフォメーションと同じ建物内にある博物館です。ロフォーテンの戦争博物館に比べるとはるかに規模の大きい北部ノルウェーの戦争資料の博物館になります。第2次世界大戦時のナルヴィクはドイツ軍にとって対英米戦略上の重要な港でした。このナルヴィクにおける大戦時の貴重な記録をみることができるとてもすばらしい博物館です。
Narvik Krigsmuseum(ナルヴィク戦争博物館)については実際に行った体験を交えて以下に詳しくまとめていますのでご覧ください。
Narvik Krigsmuseum(ナルヴィク戦争博物館)の公式ウエブサイトはこちら
ショッピングモール「AMFI」
スポーツ用品、婦人服、紳士服から各種レストランなどがある大型ショッピングモールです。
開店時間:月曜-金曜 10時-20時、土曜日 10時-18時、日曜日はclose、それ以外にcloseとなる休日等がありますので向かわれる際は事前にウエブサイトをチェックすることをお勧めします。
AMFIへは街中心の表側から入れますが、裏側にあたるロフォーテンからの300番バスの停車場(ナルヴィクバスターミナル)からのアプローチも可能です。
Narvik Storsenter
クオリティホテルグランドロイヤルの隣(通りを挟んで隣)にAMFIほどではないですがショッピングモールがあります。ピザ屋や、薬局、Extra(スーパーマーケットのチェーン店)、日用品を広く扱うClas Ohlsonなどが入っています。Vinmonopoletが中にあります。
なお、ノルウェーではスーパーで買えるのはアルコール度数4.7%以下までと法律で決まっています。それ以上のアルコール度数の酒類は「Vinmonopolet (ヴィンモノポレ)」という、国営のリカーショップに行く必要があります。 販売時間は平日はスーパーで20時まで、Vinmonopoletで18時までです。土曜日はスーパーマーケットやコンビ二では18時まで、Vinmonopoletでは15時までとなっています。祝祭日、日曜日はどこのお店でもアルコール購入は出来ません。それ以外ではBARなどでアルコールをオーダーすることが可能です。
「REMA1000」
上のマップ、グリーンのピンがREMA1000の場所になります。
家具、日用雑貨から食料品まで販売している大型スーパーです。中心部からは結構登った場所にあります。歩いてもいけますが結構歩きます。
最後に
いかがでしたか? 北部ノルウェーの鉄道・海運の要衝であるナルヴィク。第2次世界大戦においてナルヴィク港は不凍港であり各国にとって戦略上の要所でもありました。晴れてさえいれば高確率でオーロラが見れる北部ノルウェーエリアに位置し、ロフォーテンからの300番バスの終点でもあります。また東側はスウェーデンとの国境でもあるためスウェーデンからの鉄鉱石の鉄道輸送だけでなく観光客などの人の行き来も比較的多い場所になります。今回はこのナルヴィクの街のホテル・観光・スーパ―について解説しました。極寒の地ですので事前に情報を収集して、無駄なく街を歩かれることをお勧めします。その際は本ページを是非参考にしてみてくださいね。
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