スマホのカメラが進化し、ミニ三脚があれば旅行等いろんな状況でも十分事足りることが多くなってきました。また卓上の三脚は場所をとらないため多くのyoutube撮影で使用されています。今回はスマホやyoutube撮影におすすめのミニ三脚・テーブル三脚についてとりあげます。
ミニ三脚・テーブル三脚・卓上三脚とは
ミニ三脚・テーブル三脚・卓上三脚のはっきりとした定義はありませんが、このカテゴリーに属する三脚は上の写真のように縮長が雲台込みで25cm程度までのコンパクトな三脚が該当していると考えて大方間違いないようです。(なお、一般的な三脚は縮長50~60cm程度です。)
おすすめのミニ三脚・テーブル三脚・卓上三脚は?
現在市場に出回っているミニ三脚・テーブル三脚・卓上三脚は安かろう・悪かろうの製品もあります。「安価でコンパクトだけれどもしっかり固定できるほどの丈夫さが不足する」というのが主な問題です。
そこで今回は筆者が旅行や普段使いで使用してきたものの中から、コンパクトかつ丈夫なミニ三脚・テーブル三脚・卓上三脚の紹介をしていきます。
まず、丈夫さは抜群ですが値段もそこそこする以下の3つ。
- Really Right Stuff TFA-01 Ultra
- Leofoto MT-03
- Leofoto LS-223C
次に、丈夫で質感も良く、さらに安価でとてもコスパの良い以下の2つ。
- Marsace MT-02
- Koolehaoda MT-02
特に最後の2つはコストパフォーマンスが非常に良く、まず気軽にミニ三脚を使ってみたい人にはとてもおススメのミニ三脚です。
Really Right Stuff TFA-01 Ultra
三脚の仕様は以下の表の通りです。
RRS TFA-01 Ultra | |
素材 | アルミニウム+ステンレス |
開脚段数 | 3段 |
プラットフォーム径 | 約3.4cm |
縮長(雲台なし) | 約15cm |
全高(1段目開脚時) | 約11.9cm |
全高(2段目開脚時) | 約8.4cm |
全高(フル開脚時) | 約3.7cm |
耐荷重 | 6.8kg |
本体重量 | 132g |
上の写真ではRRSの雲台「BH-25」を装着しています。
RRS BH-25 | |
ベース径 | 約3.4cm |
高さ | 約6.9cm |
耐荷重 | 4.0kg |
本体重量 | 147g |
ミニ三脚に装着するReally Right Stuff (RRS)の雲台は今なら「BPC-16」がおススメです。「BH-25」よりもボールの固定が一発でできてパンニングヘッドになっているため使いやすい雲台になっています。
Relly Right Stuffの公式サイトで「TFA-01」を見てみる
Really Right Stuffの公式サイトで「BPC-16」を見てみる
Leofoto MT-03 (三脚) + MBC-20 (雲台)
三脚の仕様は以下の表の通りです。
三脚部 | Leofoto MT-03 |
素材 | アルミニウム |
開脚段数(角度) | 3段(35°/55°/85°) |
プラットフォーム径 | 約3.3cm |
縮長(雲台なし) | 約15cm |
全高(雲台なし) | 約3cm~約18cm |
耐荷重 | 5.0kg |
本体重量 | 340g |
雲台の仕様は以下の表の通りです。
雲台部 | Leofoto MBC-20 |
ベース径 | 約1.8cm |
高さ | 約5.4cm |
耐荷重 | 5.0kg |
本体重量 | 104g |
ボールの固定がレバーで一発で可能で、パンニングヘッドになっているこの小型自由雲台「MBC-20」が非常に使いやすく便利です。
Leofoto正規販売代理店 ワイドトレードでMT-03の最新価格を見てみる
Leofoto正規販売代理店 ワイドトレードでMBC-20の最新価格を見てみる
なお、今ではMT-03+MBC-20のセットでの販売価格がお得になっています。
Leofoto正規販売代理店 ワイドトレードでMT-03+MBC-20のセットの最新価格を見てみる
フル開脚の状態で全高約3cm(雲台無しの高さ)です。
これぞLeofoto MT-03の特徴、折りたたんだ脚を伸ばすことができます。この時に雲台無しの全高で約18cmの高さを出すことができます。
これまたLeofoto MT-03の特徴、まさに変態的に脚を変形することができます。
Leofoto LS-223C
三脚の仕様は以下の表の通りです。
Leofoto LS-223C | |
素材 | 10層カーボン |
開脚段数 | 3段 |
パイプ径 | 22/19/16mm |
プラットフォーム径 | 約4.1cm |
縮長(雲台なし) | 約21cm |
全高(雲台なし) | 約4.7cm~約30.5cm |
三脚上部接続ネジ | UNC1/4または3/8ネジ |
耐荷重 | 10kg |
本体重量 | 540g |
上の写真では雲台「LH-25」を装着しています。雲台の仕様は以下の表の通りです。
雲台部 | Leofoto LH-25 |
ベース径 | 約3.6cm |
高さ | 約6.7cm |
耐荷重 | 6.0kg |
本体重量 | 172g |
Leofoto正規販売代理店ワイドトレードでLS-223Cの最新価格を見てみる
Leofoto正規販売代理店ワイドトレードでLH-25の最新価格を見てみる
なお、今ではLS-223CとLH-25のセットでの販売価格がお得になっています。
Leofoto正規販売代理店ワイドトレードでLS-223C+LH-25のセットの最新価格を見てみる
フル開脚の状態で全高約4.7cmの高さです。
全ての脚をMAX伸ばした状態で全高(雲台無し)約30.5cmです。
Marsace MT-02 (自由雲台付属)
Marsace MT-02 | |
素材 | アルミニウム合金+カーボン |
開脚段数 | 3段(35°/60°/85°) |
プラットフォーム径 | 約3.6cm |
縮長(雲台込み) | 約22cm |
全高(1段目開脚時、雲台込み) | 約18.2cm |
全高(2段目開脚時、雲台込み) | 約14.2cm |
全高(フル開脚時、雲台込み) | 約9.1cm |
耐荷重 | 4.0kg |
本体重量 | 240g |
「Marsace MT-02」にはボールの固定がレバーで一発で可能で、パンニングヘッドになっているこの小型自由雲台が付属しています。細かいことを言うと雲台の精度はLefotoのMBC-20にはかないませんが、固定力は十分あります。三脚+雲台の値段はLeofotoの1/5程度になっていますので非常にコストパフォーマンスのよい製品です。
値段から考えると十分すぎるくらいの質感の良さです。
この雲台がなかなか秀逸です。LeofotoのMBC-20ほどの精度ではないにしても値段から考えると十分な固定力です。セットの価格が非常に安くなっていますので、極端に言えば雲台だけ手に入れるためにこのセットを購入しても良いかもしれません。
Koolehaoda MT-02
Koolehaoda MT-02 | |
素材 | マグネシウム合金 |
開脚段数 | 3段 |
プラットフォーム径 | 約4.3cm |
縮長(雲台なし) | 約24cm |
全高(雲台なし) | 約5.7cm~約32cm |
三脚上部接続ネジ | UNC1/4または3/8ネジ |
耐荷重 | 15kg |
本体重量 | 360g |
同社から雲台セットも販売されていますが、雲台は「Leofoto MBC-20」や「Marsace MT-02」の雲台を流用するのが最適かと思います。脚にスポンジグリップが装着されていて、使用感や質感も十分高くなっています。カバンに放り込むのにちょうどよい太さ・長さで絶妙なサイズ感です。
フル開脚で全高約5.7cmの高さになります。
全ての脚をMAX伸ばした状態で全高(雲台無し)約32cmです。
総評
値段はそれなりにしますが、ミニ三脚・テーブル三脚・卓上三脚として「Leofoto MT-03」が品質・精度・汎用性において間違いなくトップだと思います。Really right stuffはその先駆的なデザインや製品の先発性からリスペクトされるものであり、ブランド力も当然あります。しかし他メーカーの品質も安価ながら年々良くなってきているため、Really right stuffの「TFA-01 Ultra」は素晴らしいのですが、値段面で今やかなりの割高感があると言わざるを得ません。
コストパフォーマンスといえば、今回紹介した「Marsace MT-02」と「Koolehaoda MT-02」がかなり良いので是非手に取ってみてほしいミニ三脚です。安かろう悪かろうの多いミニ三脚ですが、この2つは少なくとも良い質感・固定に足りる丈夫さを備えています。個々に弱点はありますが普段使いには気になるほどのものではないです。
全高30cmを出せるミニ三脚として「Leofoto LS-223C」と「Koolehaoda MT-02」ということになりますが、市場価格としては「Koolehaoda MT-02」が「Leofoto LS-223C」の1/6程度の値段になっていることから、やはりコストパフォーマンス非常に良いのは間違いありません。
実際の値段を考えると「Marsace MT-02」と「Koolehaoda MT-02」を購入して、Marsace MT-02の雲台を流用するのがコスパの高い便利な使い方の1つになりそうです。
最後に
今回はスマホやyoutube撮影におすすめのミニ三脚・テーブル三脚についてとりあげました。カメラの小型化やスマホのカメラの進化によって、ミニ三脚でも事足りることが多くなってきました。現在多くのミニ三脚が販売されていますが、安かろう悪かろうという製品もあるのが現実です。ミラーレス一眼の重さにも対応する固定力のあることが三脚としての必須の性能です。今回は固定力のある・コスパの優れたミニ三脚を紹介しました。スマホと同じくもはや一人に一つ持っていてもおかしくないミニ三脚、皆さんの選択の際に当ページが参考になると幸いです。
コメント