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Leofoto(レオフォト) 三脚 Mr.Qシリーズ LQ-284C・LQ-324C 堂々登場!!

Leofoto(レオフォト)から「Mr.Qシリーズ」(LQシリーズ)が堂々登場!です。サイズはひと周り小さいながら、Gitzoのマウンテニア三脚に真っ向勝負を挑んでいるかの如く携行性と汎用性を併せ持つこのシリーズ。これからのカーボン三脚の大本命になる期待大のシリーズを今回取り上げます。

Leofoto (レオフォト) 正規代理店ワイドトレード 「Mr.Qシリーズ」(LQシリーズ) 紹介ページはこちら

 

 

Leofoto(レオフォト)について

Leofotoは2014年に中国広東省の中山市に設立された比較的新しい会社です。それ以前はOEM元として他社の三脚の製造を手がけていました。2018年3月から日本でも正規代理店(株式会社ワイドトレード)を通しての購入ができるようになり、以後値段と質のバランスが支持されてきています。また新製品の発表ペースが早いのもユーザーを惹きつける理由です。

Leofoto (レオフォト) 正規代理店 株式会社ワイドトレード 商品販売サイトはこちら

 

「Mr.Qシリーズ」(LQシリーズ)について

2020年8月に「Mr.Qシリーズ」(LQシリーズ)が発表された際、そのカーボンの柄に注目が集まってしまいました。「Snow capped mountain pattern」(雪を被った山の模様)と言われるカーボンの柄なのですが、これが三脚界では暗黙の了解状態であった「Really Right Stuff (リアリーライトスタッフ、RRS)」の三脚の象徴とも言われるカーボン柄によく似ていたからです。

元々、Really Right Stuffの製品に類似した製品が多かったLeofoto(レオフォト)ですが、筆者も2020年の発表を見たときに、「レオフォトとうとうやっちまったか?!」と思ってしまいました。

「Snow capped mountain pattern」のカーボン柄自体は数あるカーボン柄の一つにしか過ぎないのですが、わざわざRRSの代名詞にもなっているような柄に似た柄を選ばなくても・・という印象で眺めていました。

そこで2021年1月に「Mr.Qシリーズ」の日本での発売日を迎えました。

するとどうでしょう?

 

なんと、カーボン柄が日本販売のみのオリジナルになっているではありませんか!

 

ワイドトレードの商品紹介サイトの写真ではやや光沢があるようにも見えますが、実物はマットな色調で手触りももちろんサラっとしています。

 

 

レンジャーシリーズ(LSシリーズ)を使っていて気付くこと

レンジャーシリーズ(LSシリーズ)でLeofotoが一気に世に出たといっても過言ではありません。10層カーボンを三脚本体に採用し高品質でコストパフォーマンスが優れていることで人気を獲得しました。

レンジャーシリーズ(LSシリーズ)の特徴は、センタポールを廃して三脚自体をスリムにして、携行性を大幅に改善したことです。

筆者もレンジャーシリーズ(LS-325C、LS-365C)を屋内外で使用し、その携行性の良さ・頑強な点に対して大いに満足しています。実際屋外使用で風景撮影・夜空撮影の際、それといった欠点を感じたことがありません

しかし、レンジャーシリーズを使用していると以下のことにも気付きます

  1. 付属のセンターポールを使用することがない
  2. 高さの微調整をするには3脚とも調整する必要がある。

1:レンジャーシリーズはセンターポールが普段から装備されているわけではありません。ネジ式で取り付ける必要がありその手間のために使うことを避けるという状況になっています。重いレンズをつけたフルサイズミラーレスを支える上では、ネジ式で取り付けたセンターポールは少し頼りない気がするのも確かです。

2:特に屋内使用で高さの微調整の際に手間がかかることがセンターポールの無い三脚の泣き所です。仕方ない点でもあります。センターポールがあれば簡単に数cmの高さの微調整はできますが、センターポールがない場合は3脚とも調整する必要が出てきます。

 

満を持して「Mr.Qシリーズ」(LQシリーズ)登場!

そこで「Mr.Qシリーズ」(LQシリーズ)の登場です。主な特徴を以下に挙げていきます。

 

センターユニットが素早く交換可能に!

「レンジャーシリーズ」との大きな違いの一つです。センターユニットを素早く取り外してセンターポールをはめ込むことができます。可動式センターポールで細かい高さの調整も可能です。

 

センターユニットが交換可能ながらコンパクトなボディ形状!

同社の「サミットシリーズ」と同じ交換可能なセンターユニットですが、サミットシリーズに比べてコンパクトになり、レンジャーシリーズ並みの収納径になっています。

 

強度とデザインが一新された新カーボンパイプ!

今までのレンジャーシリーズの10層カーボンのカーボン柄も落ち着いていて良かったのですが、今回の「Mr.Qシリーズ」(LQシリーズ)ではさらに強度に優れた多層カーボンパイプで、日本販売のみのオリジナルのカーボン柄になっています。(日本限定版は例の「Snow capped mountain pattern」ではなく、新パターンになっています)

 

撥水生地の専用ケース付属!

レンジャーシリーズも素晴らしい専用ケースが付属しましたが、さらにそれを上回る撥水機能を持った生地の専用ケースが付属します。ケースが三脚とセットでいつも付属するのがレオフォトの素晴らしい点です。

 

 

「Mr.Qシリーズ」(LQシリーズ)! 絶妙なサイズを出してきた!

レオフォトのレンジャーシリーズ(LSシリーズ)、「Mr.Qシリーズ」(LQシリーズ)、参考として最下の2段にGitzoのマウンテニア2型と3型の定番人気三脚を挙げて表にしてみました。

製品名称

(脚径)

段数 収納高 最細脚を伸ばさない場合の伸長 伸長 全伸長 耐荷重 重量
雲台無し 雲台無し、センターポール無し 雲台無し、センターポール無し 雲台無し、センターポールMax伸ばし
LS-324C
(32/28/25/22)
4段 48.5cm   130.5cm (162.5cm) 15kg 1.39kg
           
LS-284C
(28/25/22/19)
4段 45cm   118.5cm (150.5cm) 10kg 1.11kg
           
LS-365C
(36/32/28/25/22)
5段 48cm 121cm 152cm (183.5cm) 20kg 1.77kg
           
LS-325C 
(32/28/25/22/19)
5段 46cm 114cm 144.3cm (175.8cm) 12kg 1.41kg
           
LQ-324C
(32/28/25/22)
4段 49.3cm 98.5cm 130cm 約159cm 15kg 1.49kg
           
LQ-284C
(28/25/22/19)
4段 45.6cm 92.2cm 121.8cm 約151cm 10kg 1.21kg
           
GT2542
(29/25.3/21.7/18.3)
4段 56cm 108cm 137.5cm 165cm 18kg 1.68kg
  (センターポール有) (センターポール有)      
GT3542L
(32.9/29/25.3/21.7)
4段 59cm 116cm 150cm 178cm 21kg 1.95kg
  (センターポール有) (センターポール有)      

まず、三脚自体をサッと素早く展開することを前提とすると…

伸展させる脚に関しては何も考えず最大限伸ばすことで3脚とも素早く等長になります。

筆者の場合(身長178cm)では、雲台無しでの三脚の高さが120cm~140cmならOVFをのぞき込む姿勢にも無理がなく、カメラ・レンズ共に操作がしやすい状況です。

ちなみに筆者の場合、雲台無しでの三脚の高さがもし150cmならEVFと目の高さが同じになりますが、それより上や奥にあるカメラ上面やレンズのボタンを見ることが出来ません。(それ以上の高さなら脚立や台が必要になってきます。)

上の表からもお分かりの通り、Gitzoのマウンテニア2型 GT2542の全脚MAX伸ばし+センターポールを伸ばさない時(高さ137.5cm)や、LS-365Cの最細脚(22mm脚)は伸ばさずその他の脚をMAX伸ばしの状態(高さ121cm)が、筆者にとってはサッと素早く展開出来てカメラ・レンズ操作のしやすい高さです。

さあ、そこでLQ-324CLQ-284Cです。

バッチリ筆者のスイートスポットを満たしてきました。それぞれセンターポールセンターユニットを装着した状態で、すべての脚を全伸伸ばしで約134cm、約126cmの高さかつ、それぞれセンターポールで約159cm、約151cmまで高さが出せるという便利さです。これは今後の三脚の大本命になる期待大です。

Mr.Qシリーズの32mm径のモデル「LQ-324C」と同社の人気雲台「LH-40」のセットについてのファーストインプレッション・レビューはこちら。

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Mr.Qシリーズの28mm径のモデル「LQ-284C」と同社の人気雲台「LH-36」のセットについてのファーストインプレッション・レビューはこちら。

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Leofoto(レオフォト)「Mr.Qシリーズ」(LQシリーズ)をどこで買う?

Leofoto製品の日本国内の正規代理店は「株式会社ワイドトレード」です。

ワイドトレード社Leofoto製品販売ページ最新価格を見ることができます。

Mr.Qシリーズ 4段 脚径32mm 「LQ-324C」の最新価格を見てみる

Mr.Qシリーズ 4段 脚径32mm +雲台「LQ-324C + LH-40」の最新価格を見てみる

Mr.Qシリーズ 4段 脚径28mm 「LQ-284C」の最新価格を見てみる

Mr.Qシリーズ 4段 脚径28mm 「LQ-284C + LH-36」の最新価格を見てみる

 

最新価格情報

以下のメジャーなカメラ用品ネット通販サイトでも購入が可能です。大手店ならではの値引きが展開されていてお得な値段になっています。お得に購入するならチェック必須です。

LQ-324C

→マップカメラでの最新価格を見てみる

→カメラのキタムラでの最新価格を見てみる

→ビックカメラでの最新価格を見てみる

LQ-324C+LH-40

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LQ-284C

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LQ-284C+LH-36

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最後に

レンジャーシリーズの携行性とサミットシリーズの汎用性を併せ持ち、各部の材質も変更となり強度面もパワーアップしたLeofoto(レオフォト)の「Mr.Qシリーズ」(LQシリーズ)!の詳細・実使用をしながら気づいた点・他のメジャーな三脚との比較も今後行っていきます。「Mr.Qシリーズ」(LQシリーズ)、手にとるとその高品質さを実感すること間違いなしです。

今回発表されたMr.Qシリーズの32mm径のモデル「LQ-324C」と同社の人気雲台「LH-40」のセットについてのファーストインプレッション・レビューはこちら。

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Mr.Qシリーズの28mm径のモデル「LQ-284C」と同社の人気雲台「LH-36」のセットについてのファーストインプレッション・レビューはこちら。

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Leofoto(レオフォト) 雲台の質・価格・使い勝手の良さを以下でレポートしていますので是非ご覧ください。

質・値段・使い勝手! なかなか良いぞ! Leofoto (レオフォト)の雲台!(LH-40編)
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