絶景トレイルの超定番!ツールドモンブラン(TMB)1周トレッキング!レポート⑯

ヨーロッパアルプスの山々の中でもモンブラン(Mont Blanc, 4810m)は日本人にもその名前は知らない人はいないというほど有名です。この西ヨーロッパ最高峰のモンブランを主峰としてグランドジョラスなどの4000m級の山がこのエリアに塊のように存在しており、その山群の周りを1周する約170kmのロングトレイル「Tour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)」です。

その特徴としてほぼ毎日峠越えがあり、アップダウンの累積標高差が10000mを越えるなど体力的な条件が求められますが、その分絶景を眺めることができる場所には事欠きません。

さて今年は「Tour du Mont Blanc (TMB: ツール・ドゥ・モンブラン)」を1周するトレッキング、そしてテント泊と山小屋泊を織り交ぜて楽しんでみました。

本ページではこの絶景トレイルの超定番「Tour du Mont Blanc (TMB: ツール・ドゥ・モンブラン)」1周のトレッキングレポートその⑯(7日目前半)を行います。

一個前のレポート(6日目後半その2)はこちら

西ヨーロッパ最高峰のモンブラン(4810m)を主峰とする4000m級の山塊を1周する約170kmのロングトレイル「Tour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)」。今回テント泊を織り交ぜてTMB1周のトレッキングを行いました。6日目後半その2のレポートです。

一個後のレポート(7日目後半)はこちら

西ヨーロッパ最高峰のモンブラン(4810m)を主峰とする4000m級の山塊を1周する約170kmのロングトレイル「Tour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)」。今回テント泊を織り交ぜてTMB1周のトレッキングを行いました。7日目後半のレポートです。

今回のトレイル情報

まず、TMBはどこにある?

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上の地図上赤のピンが西ヨーロッパ最高峰のモンブラン(Mont Blanc, 4480m)です。その周囲にはグランドジョラスなどの4000m級の山塊があり、その周りをぐるっと一周するトレイルがTMB(上の地図のブルーのライン)です。

参考として、スイスジュネーブ空港・チューリッヒ空港、ドイツフランクフルト空港、フランスパリシャルルドゴール空港水色のピンを打ってみました。

TMBに最も近いスイスジュネーブ空港からTMB(シャモニ・モンブランの街)へのアクセスについては以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

ヨーロッパアルプスを堪能する2大人気ロングトレイルTMBとHaute route。それらの基点となるのが、フランスのChamonix(シャモニー)です。今回はそのシャモニー(Chamonix)へアクセスと、ジュネーブ空港から簡単 ・便利なALPY BUSの解説を行います。

次に、TMBの概要について

TMB(Tour du Mont Blanc、ツール・ドゥ・モンブラン)フランス・イタリア・スイスの3国にまたがる約170㎞のロングトレイルです。

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TMBの西側半分がフランス内(ブルーのライン)にあり、TMBの南側がイタリア内(グリーンのライン)、TMBの北東側がスイス国内(赤のライン)にあります。

フランス側のシャモニーやレズ―シュからのスタートが一般的ですが、TMBをどこからスタートするか、時計回り・反時計回りにどちらに周るかは完全に自由です。

TMBの楽しみ方・計画の立て方・攻略の仕方について、トレッキング以外にも観光で楽しむシャモニーの街等、以下に詳しくまとめていますので是非ご覧ください。

モンブラン(4810m)を主峰とする4000m級の山塊を1周するロングトレイルTour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)。今回はテント泊と山小屋泊を交ぜて楽しみました。今回はこのTMB1周トレッキングのまとめその①を行います。
モンブラン(4810m)を主峰とする4000m級の山塊を1周するロングトレイルTour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)。今回はテント泊と山小屋泊を交ぜて楽しみました。今回はこのTMB1周トレッキングのまとめその②を行います。
モンブラン(4810m)を主峰とする4000m級の山塊を1周するロングトレイルTour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)。今回はテント泊と山小屋泊を交ぜて楽しみました。今回はこのTMB1周トレッキングのまとめその③を行います。
モンブラン(4810m)を主峰とする4000m級の山塊を1周するロングトレイルTour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)。本ページは実際にTMB1周トレッキング中に、またはプランニングの際に調べる・利用する可能性が高い情報をまとめた便利帳です。

トレッキングレポート

<前回までのあらすじ>

TMB1周初日はTré-le-champからLac de cheserysまで登り、シェズリー湖畔で野営、ワイルドキャンプで一晩を過ごしました。

2日目Lac de cheserys → La Flégère → Planpraz までトレッキングを行い、Le Bréventに立ち寄った後、Chamonix → Les Houches → Le Prarionという行程で、綺麗な夕焼けを楽しんだ後、Hôtel Le Prarionで一晩を過ごしました。

3日目、Hôtel Le Prarionからモンジョワ谷の底部を歩き続け、Les Contamines(レ・コンタミンヌ)の町を通過し、その先のCamping du Pontetでテント泊を行いました。

4日目、Camping du Pontetからの長い登りを終え、Refuge du Cols de la Croix du Bonhomme(ボンノム小屋)周辺でテント泊を行いました。

5日目、ボンノム小屋→Col des Fours 越え→La ville des Glaciers→モッテ小屋→Col de Seigne越え→エリザベッタ小屋→La Visaille→Courmayeur(クールマイユール)、クールマイユールのホテルで一晩を過ごしました

6日目、クールマイユール→メゾン・ヴェイユ小屋・シュクルイ湖→クールマイユールCamping Grandes JorassesMont della Saxeの中腹トレイル(TMB本道反時計回り方向)→Leche→Lechere→Mont della Saxeの尾根トレイル→ベルトーネ小屋→クールマイユール、クールマイユールで2泊目を過ごしました

では7日目前半のレポートをしていきます。

今日の予定ですが、以下

・クールマイユールからバスに乗ってArp nouvaz (イタリア語で「アルヌーバ」と発音します)まで行って、そこからトレッキング開始。

・Arp nouvaz→Refuge Helene(エレナ小屋)→Grand Col Ferret(大フェレ峠、大フェレのコル)越えでスイス入り→Ferret村(フェレ村)→La Fouly

という風にしています。

La Foulyでの宿泊ですが、

・選択肢①Camping des Glaciers、La Foulyにある人気のキャンプ場です。

・選択肢②La Foulyにあるホテル

になります。

昨日(TMB1周6日目)の夜、ピザを楽しみながら今日の天気予報をチェックしていました。

天気ですが、「今日の午後は曇り、夕方は雨・雷」の予報でした。

La Fouly到着の時間を見積もってみます。18時を過ぎることは確実のような感じです。

La Fouly人気のキャンプ場「Camping des Glaciers」でのテント泊を考えていましたが、

予定を変更することにしました

La Foulyのホテルをスマホで検索してみます。いくつかあるうち以下の2つがやはりメジャーです。

・Auberge des Glaciers

・Hôtel/Restaurant Edelweiss La Fouly

ここから先は好みで適当にチョイスです。Booking.comアプリでホテルを選び予約を済ませました。(どちらのホテルになったかは次のレポートをお楽しみに!)

では写真を交えて、7日目前半のレポートをしていきましょう。

快適に一晩を過ごしたホテルCresta et ducをチェックアウトして、クールマイユールのバスターミナル モンテ・ビアンコ広場にやってきました。朝は特に各方面に行く大きなバックパックを背負ったハイカー達で賑わっています。

昨日と同様SAVDAバスのオフィスで「Arp nouvaz」 (イタリア語で「アルヌーバ」と発音します)まで大人1人と言ってバスのチケットを購入します。例の如く、こちらは英語で伝えますが、わざとなのかスタッフは完全にイタリア語で返してきます。

昨日のように間違えることのないように、今日はちゃんと行先を確認してから「VAL FERE(=フェレ谷)」行きのバスに乗り込みます。

VAL FERE(=フェレ谷)」行きのバスはクールマイユールを出発して、その次のバス停、そしてCamping des Glandes Jorassesのバス停で沢山のハイカーが乗車してになりさいた。荷物を置く場所がないほどの超満員での運航になりました。写真は始発のモンテ・ビアンコ広場バス停を出発した時の写真です。

バスで約40分、Arp nouvazのバス停に到着しました。なおこのバス停がフェレ谷行きバスの終点でもあります。バスはここで折り返してクールマイユールに帰っていきます。日帰りハイカーから筆者のような馬鹿でかいバックパックを背負ったスルーハイカーまで多種多様です。

Arp nouvazのバス停から北東方向を眺めるとすでに遠くにGrand Col Ferret(大フェレ峠、大フェレのコル)に続く稜線が見えています。Grand Col Ferret(大フェレ峠、大フェレのコル)を越えるとイタリアからスイス入りです。

Arp nouvazのバス停から北東方向に向かって歩き始めます。

やがて出てくる分岐で右に行けばChalet Val Ferretというホテル・レストランで、アイスを食べたいぐらい今日は暑いですが、今日は時間にあまり余裕があるわけでもなく、右にいかずに左に行くことにします。

左に行く道というのがこれです。橋を渡ってすすんでいく道になります。ちょっと進んだ先に標識がありますのでちょっと見ておきましょう。

今からまず向かうのがRifugio Elena(エレナ小屋)で45分とあります。さらにCol du Grand Ferret (大フェレ峠、大フェレのコル)までは2時間30分です。いつものごとく1.5倍程度の所要時間で考えておきます。

TMB本道は山の中を登っていくトレイルになります。左は自転車も通れるような道になっていて、実はどちらを選んでもエレナ小屋には行けます。筆者はTMB本道の山道を選びます。

すぐに急登が始まります。なお、この角度ではCol du Grand Ferret (大フェレ峠、大フェレのコル)は見えていません。まだまだ長時間登って、いろいろ越えてから見えてきます。

牛達の中をかき分けて進んでいきます。角があると、そばを通る時ちょっと緊張します。

TMB中何回も出てくるこの状況。牛にジーっと見つめられながらトレイルを登るという状況です。

ウシ達の中を通り抜けるとしばらくずっと単調な登りが続きます。

振り返ると昨日見ていたフェレ谷を今日は逆方向から眺めています。

天気がいいうちに、どんどん登りましょう。

標高も上がってきて左手に見える景色もすこしずつ開けてきました。

振り返ってフェレ谷を見てみても標高が上がってきた分見通しが良くなってきました。

このあたりはアカバナ科のエピロビウム・アングスティフォリウムが綺麗に咲いています。もう少し登ると景色も良さそうです。他のハイカーと同様、せっせと登り続けます。

大分左手の景色が開けてきました。左の山のピークは雲に隠れて見えていませんので、写真中央から右にかけて見えている山の図解を下に示します。

Aiguille Rouge de Trioletの周囲に存在する氷河がGhiacciaio di Triolet(トリオレ氷河)と言われます。そのピークが雲で隠れて見えてない左の山はMonte Gruetta(3686m)という名前です。雲で隠れていて少し残念です。

左手から少し進行方向(北東向き)に視線をずらすとこのような景色が見えています。下に少し図解しておきます。

3500m越えの山々が目前にあると、迫りくる迫力は言葉にしがたいものがあります。

トレイルは一旦平坦なトラバーストレイルに変わります。

時々振り返ってフェレ谷の見通しを楽しみます。

トレイルは次第に登り傾斜を強めていきます。先に見えている丘を登っていきます。

どんどん登っていきましょう。

丘の上が見えてきました。とりあえずもうちょっとです。

丘を登りきりました。多くのハイカーがここで休憩しています。フェレ谷を素晴らしく見通せます。

そして、丘を登り切ればすぐそこに見えているのがRifugio Elena(エレナ小屋)です。ではエレナ小屋の正面に行ってみましょう。

エレナ小屋はTMB上の数ある山小屋の中でも、オシャレでよくオーガナイズされた小屋の1つだと筆者は思います。ちょうど喉も乾きましたし、トイレにも行きたいので中に入ってみます。

入口入って右にレセプションカウンターがあります。フランスではオレンジーナばかり飲んだので、イタリアのここでは気分を変えて缶のCokeを購入することにしました。

入口入って左は食堂部分です。沢山のテーブルがあってこの日は天気が良かったこともあり多くのハイカーが昼食を楽しんでいました。

エレナ小屋入口の真正面に対峙する風景です。真ん中のピークがAiguille Rouge de Triolet (3289m)です。その右に存在する氷河はGhiacciaio di Pre de Barという名前になります。

氷河の名前もメインとなる山の名前に一致しています。

エレナ小屋でトイレを済ませたらもう一度フェレ谷を見ておくことにしました。

この丘から眺めるフェレ谷が一番綺麗に見通せているのではないかと個人的に思います。

エレナ小屋を入れても迫力のある景色が撮れます。

そろそろ大休憩を終わりにしてCol du Grand Ferret (大フェレ峠、大フェレのコル)に向かって再出発することにします。

エレナ小屋の横をに抜けていくトレイルを下ります。

ここからCol du Grand Ferret (大フェレ峠、大フェレのコル)までひたすら登りです。頑張っていきましょう。

ジグザグで登っていきますので、南向きに登ったり

北向きに登ったり、を繰り返します。

振り返ると3500m超峰が見守っています。ずっと雲で見えてなかったのですが、この角度で今日初めてMonte Gruetta(3686m、写真左の山)のピークが見えました。

段々標高が上がってきています。

途中からトレイルは東方向に向きながら登り続けていきます。

奥の上に見えているコルはCol du Ban Darrey(2694m)と呼ばれる場所です。この景色が見えるポイントからTMB本道は一気にCol du Grand Ferret (大フェレ峠、大フェレのコル)に向かう向き(北向き)に急登になっていきます。

ここからつづら折りの登りが当分続きます。

目を疑いたくなる光景かもしれませんが、ヨーロッパアルプスではよくある光景です。

こんな道でも上からマウンテンバイクで降りてくる強者がいます。

東向きに登ったり、

西向きに登ったり、ジグザグジグザグ。。。の繰り返し。

そして、時々休憩。フェレ谷を眺めます。グランドジョラスも見えていますね。ちょっと図解しておきます。

フェレ谷とこの迫力ある山塊をセットで見れるのは良いですね。

もうすぐか、と思いきやこの上の方向ではありませんでした。まだまだ登ります。

やっと行く先にコルが見えてきました。ここまで長い登りでした。もうちょっとです、頑張りましょう。

エレナ小屋を出て約1時間30分、Col du Grand Ferret (大フェレ峠、大フェレのコル)に到着しました。

すぐ休憩したいのはヤマヤマですが、Col du Grand Ferret (大フェレ峠、大フェレのコル)から北向きに少し登って眺めの良い場所に移動します。若干登りです。

写真右に見えている丘のような高い場所がTete de Ferret (2714m)です。今回はそこまで行く余裕がないので、もうちょっと登ったところで休憩することにします。

さあ、西側の山塊、フェレ谷側、スイス側を見渡します。

どんな景色が見えるのか?!

次のレポートで紹介します!お楽しみに!

次のレポートTMB1周7日目後半に続く!

次のレポート(7日目後半)はこちら

西ヨーロッパ最高峰のモンブラン(4810m)を主峰とする4000m級の山塊を1周する約170kmのロングトレイル「Tour du Mont Blanc (TMB、ツール・ドゥ・モンブラン)」。今回テント泊を織り交ぜてTMB1周のトレッキングを行いました。7日目後半のレポートです。

最後に

いかがでしたか?絶景トレイルの超定番!ツールドモンブラン(TMB)1周トレッキング!レポート⑯。TMB1周7日目前半の模様をレポートしました。Col du Grand Ferret (大フェレ峠、大フェレのコル)に到着しました。ちょうどこの場所がイタリアとスイスの国境です。次はCol du Grand Ferretから眺める風景、スイス側への下りとその後をレポートします。とにかく怪我のないように注意しながらTMB1周を続けることが大事です!次のレポートをお楽しみに!d

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