グリンデルワルト 絶景とハイキングの美味さ満載!まさに王道 ユングフラウ

世界3大北壁の一つ、アイガーの麓の町グリンデルワルト。上りは登山鉄道やロープウェイを利用し、下りはハイキングで帰ってくるという楽しみ方ができます。今回はこれぞ王道、ユングフラウ鉄道を利用した絶景、ハイキングルートを組み合わせた行程について取り上げます。

全体像

後日、図をUPします。

行程

全行程をまとめると以下のようになります。

特に天気に左右されるのがユングフラウヨッホ⇔メンヒヨッホヒュッテの行程だと思います。夏に行う貴重な雪上ハイキングの機会ですので天候条件がよければ是非堪能したいルートです。

グリンデルワルト → グルント (登山鉄道WABまたはバス

グルント → メンリッヒエン (ロープウェイGGM)

メンリッヒエン → クライネシャイデック (ハイキング)

クライネシャイデック → ユングフラウヨッホ (ユングフラウ鉄道JB)

ユングフラウヨッホ ⇔ メンヒヨッホヒュッテ (ハイキング)

ユングフラウヨッホ → アイガーグレッチャー (ユングフラウ鉄道JB)

アイガーグレッチャー → アルピグレン (ハイキング)

アルピグレン → グリンデルワルト (登山鉄道WAB)

備考:

WAB、GGM、JBはすべてスイス半額カード、スイストラベルパス、スイストラベルパスフレックス(1日分にカウント)に対応しています。ただしJBの割引率のみ特殊で、スイス半額カード使用で50%OFF、スイストラベルパス、トラベルフレックス使用の場合25%OFFです。

では、実際の写真を交えながら行程を紹介してゆきます。

グリンデルワルト → グルント (登山鉄道WABまたはバス

グリンデルワルトからバスに乗ってグルントにやってきました。宿泊したホテルでグリンデルワルト内のバス乗り放題チケットを貰っているためバスには気軽に乗れて便利です。グリンデルワルトからグルントへは登山鉄道WABでもアクセス可能で、1駅です。また、グリンデルワルトからグルントへは歩くと20分程度の下り道です。

ロープウェイGGMに乗る場合は、バス停はグルントの次の「メンリッヒエンバーン」というバス停で降ります。(「グルント」も「メンリッヒエンバーン バス停」も同じ敷地内です)

グルント → メンリッヒエン (ロープウェイGGM)

グルントにあるメンリッヒエンバーン駅です。ここからロープウェイGGMに乗ってメンリッヒエンに向かいます。なお、GGMはGondelbahn Grindelwald Männlichenの略です。

ロープウェイGGMの公式サイトはこちら

このロープウェイGGMはヨーロッパ最長と言われており、グルントからメンリッヒエンまでは約30分かかります。さらにこのロープウェイは4人乗りの鳥かご型で外見上とてもかわいい形のゴンドラです。ロープウェイからは下に草を食む牛達や広大な緑の絨毯を眺めることができます。

メンリッヒエン駅(2195m)に近づくにつれて辺りが霧になってきました。

メンリッヒエン → クライネシャイデック (ハイキング)

メンリッヒエン駅を出たら左方向がクライネシャイデック方面、右方面がヴェンゲンへのロープウェイ乗り場方面です。

今回はクライネシャイデックまでハイキングです。メンリッヒエンからクライネシャイデックまでの道は整地されていてアップダウンもほとんどなくスニーカーでも十分歩けるレベルです。

クライネシャイデック方面に少し歩き始めてからメンリッヒエン駅を振り返って見た景色です。霧が多いのが残念です。

人気のハイキングルートでもあり、牛達もハイキング客に慣れています。

天気が良ければユングフラウ3山の全貌が楽しめるポイントのホーネック(Honegg)周辺。かろうじてユングフラウの中腹が見えていますが、今日は霧と雲が邪魔してなかなか全貌を見せてくれません。残念!

進み続ける内に少し雲が晴れてきました。ユングフラウの山頂がちょうど手前に雲があるために隠されて見えません。シルバーホルン(Silberhorn、3695m)が右端に綺麗に見えています。3山が見えて人気のルートですが、この日は雲のためにメンヒ・アイガーはずっと見えないままでした。

クライネシャイデック → ユングフラウヨッホ (ユングフラウ鉄道JB)

クライネシャイデックのユングフラウ鉄道駅から見えるメンヒ(左)とユングフラウ(右)です。メンヒとユングフラウの間、ユングフラウの肩(ユングフラウヨッホ)にスフィンクステラス(Sphinx Terassen)が建っているのがここからでも見えます。

グリンデルワルトからの登山鉄道WABと、ここからユングフラウヨッホへのユングフラウ鉄道JBの重要な乗り換え場所でもあり、クライネシャイデック駅にはレストランや売店が数件あって賑わっています。

クライネシャイデックにはベルビュー・デザルブ(左の大きな方の建物)という100年以上前から営業している伝統あるホテルや、駅舎の2、3階にあるマウンテンロッジなどの宿泊施設があります。写真右上にアイガーの北壁が見えています。この日は雲のため残念ながらクライネシャイデックから全容をみることはできませんでした。

しばらくしてユングフラウヨッホ側から電車が下って帰ってきました。

クライネシャイデック駅では団体用乗り場と予約客用乗り場、予約なし一般客用乗り場に分かれています。この時は、一般客用乗り場は後半の車両に一致する場所になっていました。

ずっと乗りたかったユングフラウ鉄道に乗り込めると思うと胸が高鳴ります。

ユングフラウ鉄道JBの一般席のシートはこのような形です。私たちが乗った際は空いていたのですが、しばらくしてグリンデルワルトからの登山鉄道WABが到着し、乗り継ぎでたくさんの人が乗り込んで最終的には満員で出発になりました。

登り進行方向右側のシートに座れば、右手にユングフラウを眺められます。この後まもなくしてアイガーグレッチャー駅に到着です。

アイガーグレッチャー(Eigergletscher、2320m)駅を出発してすぐユングフラウ鉄道は長いトンネルに入ります。

このトンネルはアイガーとメンヒの中を掘り抜いて作られたもので、建設工事が始まったのが1895年というからビックリです。途中、アイガー北壁のど真ん中に位置するアイガーヴァント(Eigerwand、2865m)駅と、アイスメーア(Eismeer、3159m)駅があります。

クライネシャイデックから約50分でユングフラウヨッホ駅に到着です。ユングフラウヨッホ駅は鉄道の駅としてはヨーロッパ最高地点、3464mです。

ユングフラウヨッホ ⇔ メンヒヨッホヒュッテ (ハイキング)

ハイキングの前に、ここまできたら外せないユングフラウヨッホの展望台、スフィンクステラスの紹介です。ユングフラウヨッホ駅から少し歩いた後、エレベータで上がってくることができます。標高は3571m、冬でも上がってこれますし全面ガラス張りの室内展望台もありますので快適です。

では、西側からぐるりと見渡してみます。

展望台から西方向にユングフラウが見えます。ユングフラウヨッホ自体がユングフラウの肩の意味ですので、ユングフラウヨッホの展望台からは最も近く綺麗にユングフラウを眺めることができます。

展望台から南方向には大きな氷河を眺めることができます。これがヨーロッパ最長のアレッチ氷河(Aletschgletscher)です。全長約22㎞、氷の厚さが約900m、1年に約180mのスピードで流れていると言われています。

南方向のアレッチ氷河から視線を左に向けるとトルークベルク(Trugberg、3933m)が見えます。山頂のギザギザがまさしくトレードマークで、何だかとてもカッコいい山です。

さらに雪原上にはメンヒヨッホヒュッテ方向に歩く人々を見ることができます。

展望台から東方向にはメンヒです。展望台自体がユングフラウとメンヒの間、メンヒ寄りに建っていますのでメンヒも綺麗に眺めることができます。

では、展望台の下に下りて今度は展望台自体を眺めてみます。

スフィンクステラスから下りてきて、外に出て下から振り返って展望台方向を見上げた様子です。手前の小高いところに展望台の銀色のドームが見えます。その奥にはユングフラウです。

では、天気も良いことですしここからメンヒヨッホヒュッテに向けてハイキングを開始します。

ユングフラウヨッホからメンヒヨッホヒュッテまでは終始雪上のハイキングです。雪上と言っても夏季シーズン中はもちろん固く整地されていますので防水のシューズであれば歩くことは可能です。(あくまで防水の登山靴推奨です、スニーカーでは冷たさに耐えることができるかどうかが問題です。)

ユングフラウヨッホを出発して50分、メンヒヨッホヒュッテ(3650m)に到着です。最後の坂が若干滑りやすいので注意です。

メンヒヨッホヒュッテの展望台から今まで歩いてきた道を眺めてみます。ユングフラウやユングフラウヨッホの展望台はちょうどメンヒの向こう側のためこの場所からは見ることができません。

メンヒヨッホヒュッテの南側、すぐ目の前に見えるのがトルークベルク(Trugberg、3933m)。この山の山頂のギザギザもさることながら、稜線の雪のエッジがめちゃくちゃカッコいい山です。

メンヒヨッホヒュッテのレストラン。ビールなどのアルコール類、グラーシュやソーセージ盛り合わせなど、メニューも豊富でこんな場所にある割にはそこまで高額ではありません。(勿論、下の世界から比べると十分高い値段ですが)

スタッフの雰囲気もよく、宿泊も受け付けていました。

メンヒヨッホヒュッテのページはこちら

メンヒヨッホヒュッテでエネルギー補給のあと、ユングフラウヨッホに向けて出発です。行きの道をそのまま、メンヒのそばを通って帰ります。

メンヒ頂上を見上げてみると、ちょうど登頂しているパーティーが見えます。

メンヒを右手に見ながら行きの道をそのまま戻ってきました。ユングフラウヨッホの展望台やユングフラウを目の前に見ながら下っていきます。

ルート所要時間

ユングフラウヨッホ → メンヒヨッホヒュッテ 50分 (行きは登りが続きます)

メンヒヨッホヒュッテ → ユングフラウ 40分 (帰りは下りになります)

ユングフラウヨッホの駅の上にはユングフラウ鉄道の歴史を語る写真が展示されているムービングウォークギャラリーやその他アトラクションが設置されています。これらはスフィンクステラスと、ここでのもう一つの見所、氷の宮殿を結ぶルート上にあります。

氷の宮殿にある廊下です。床も氷ですのでツルツルのアイススケートリンクみたいに良く滑ります。転倒しないように手すり必須です。廊下の先には様々な氷のオブジェが展示されています。

ユングフラウヨッホにはスフィンクステラス、氷の宮殿以外にもプラトーというもう一つの展望台や、レストラン・お土産店も豊富にありますので、いろいろ見て回ると結構時間が過ぎるのが速いと感じます。

ユングフラウヨッホでの展望、メンヒヨッホヒュッテへのハイキングを楽しみましたので、今からユングフラウ鉄道に乗って下って行くこととします。乗車チケットは持っているけど座席予約していない人のレーンは黄色の看板のレーンです。

次に向かうはアイガーグレッチャー駅です。

次ページは:アイガー北壁直下を通る「アイガートレイル」をハイキング

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コメント

  1. O より:

    こんにちは!
    フランクフルトでキャンセル待ちの時にお会いした親子3人組です!
    今日は、ゴルナーグラートにいきました!
    天気に恵まれ、雲のないマッターホルンのもとでハイキングできました!
    ブログ(enjoytravelingsolo.com)かなり活用させていただいてます。ほんとにありがとうございます!
    Enjoytravelingsoloさんの旅も素敵なものになりますように!

    • enjoytravelingsolo より:

      O 様

      コメントいただき誠にありがとうございます。
      フランクフルト→ジュネーブ行きの便がキャンセルになってお互い待合いで待っているときに偶然お会いして、あの時のお話で少しでもお力になれていたらこちらもとても嬉しいです。
      晴れている日のゴルナーグラートは、頂上の展望台から沢山の山々を眺めることができ、雲のないマッターホルンは惚れ惚れするほど美しく、雄大であったと思います。
      素晴らしいハイキングであったとお伺いし、とても嬉しく思っています。

      拙ブログを活用していただき、お力になれていたら本当に嬉しく思っております。
      今年夏のスイスの大自然トレイルの情報も順次アップしていきますので、またご覧いただければ幸いです。

      またご質問等ございましたらどうぞお気軽にお問合せください。
      今後ともよろしくお願いいたします。