日本の山雪山登山

【雪山山行記】燧ケ岳、ちょうど良い距離の雪原歩きと適度な雪斜面、さらに絶景で満足の雪山

「【雪山山行記】燧ケ岳、ちょうど良い距離の雪原歩きと適度な雪斜面、さらに絶景で満足の雪山」の2ページ目です。燧ケ岳山頂へもう少しという地点で周囲の眺めを楽しみながら歩いているところです。

草木を突っ切るとここから再び南西方向に直登再開です。

気温が高くなり日射時間が長くなると雪面が歩きにくくなってきます。

時に南方向にトラバースを適宜しながら登り続けます。

標高が高くなってきました。振り返ると相変わらずの美しい会津駒ケ岳です。向かって左奥に丸山岳(1820m)が見えています。

北北西方向は守門岳、毛猛山、未丈が岳、日向倉山、右奥には浅草岳(1585m)も見えています。

ここに来て南東方向にお馴染みの山々が見えてきました。左から女峰山(にょほうさん、2483m)、帝釈山(たいしゃくさん、2455m)、小真名子山(2323m)、太郎山(たろうさん、2367m)、大真名子山(おおまなごさん、2375m)、男体山(なんたいさん、2486m)、日光白根山(にっこうしらねさん、2578m)です。

トップまであと少しです。時々南向きにトラバース的な登りを挟んで基本南西向きに登っていきます。

燧ケ岳のトップの一つ、俎嵓(まないたぐら)へはあと少しです。ここで一旦平坦な場所になります。俎嵓へは写真に見えているトレースを辿るよりは、定められた登山道を歩くことをお勧めします。写真では写っていませんが、木々に隠れて向かって右側に登山道があります。

西方向を見ると燧ケ岳のもう一つのトップである柴安嵓(しばやすぐら、2356m)が木々の隙間から見えています。

この平坦な場所から南東方向の眺めは安定の会津駒ケ岳です。

一通り眺めを楽しんだので俎嵓(まないたぐら、2346m)に向かいます。木々に隠れていますが登山道になっています。

木々にザックが引っかかりやすいので注意です。

雪が無くなって岩の登りになりました。

久しぶりに人工物を見て少し安心します。

燧ケ岳のトップの一つ俎嵓(まないたぐら、2346m)はすぐそこです。アイゼンを外すスペースがなかったためアイゼンを装着したままです。仕方ないですがさすがに歩くときに違和感がありますね。

俎嵓(まないたぐら)から南南東方向の眺めです。眼下に尾瀬沼が見えています。奥には左から女峰山(2483m)、小真名子山(2323m)、太郎山(2367m)、大真名子山(2375m)、男体山(2486m)、日光白根山(2578m)、錫ヶ岳(すずがたけ、2388m)、笠ヶ岳(2246m)、皇海山(すかいさん、2143m)、袈裟丸山(1961m)が見えています。

日光白根山(2578m)です。

男体山(2486m)です。

女峰山(2483m)と帝釈山(2455m)です。

俎嵓から南西方向の眺めです。まず一番手前にあって存在感抜群の山が至仏山(しぶつさん、2228m)です。至仏山の向かって左に見える山が武尊山(ほたかやま、2158m)です。至仏山まで広がっている湿原が尾瀬ヶ原です。

武尊山(2158m)です。とても印象的な山容です。

至仏山(2228m)です。どこから見てもわかる素敵な形です。5月初旬では随分雪が溶けてしまっています。

南方向の眺めです。手前に荷鞍山(2042m)、その奥に見えるのが赤城山 黒檜山(くろびさん、1828m)です。ちなみにこの方角には富士山もある、はずです。今日は霞んで遠くは見えませんでした。

俎嵓から西方向の眺めです。見えているピークが柴安嵓(しばやすぐら、2356m)です。俎嵓からの360度の眺めを楽しんだ後、柴安嵓に向かう予定です。

柴安嵓から右に視線を移してみると、平ヶ岳(ひらがたけ、2141m)、中ノ岳(なかのだけ、2085m)、越後駒ケ岳(2003m)、荒沢岳(1969m)が見えています。

平ヶ岳(2141m)をzoomしてみます。素敵な雪山の山容です。

中ノ岳(2085m)、越後駒ケ岳(2003m)、奥に八海山 入道岳(1778m)が見えていますね。

冬にはアクセスが困難な荒沢岳(1969m)も素晴らしい眺めです。

そして北方向には浅草岳(1585m)、守門岳(すもんだけ、1537m)、その手前に毛猛山(1517m)、さらに手前に未丈が岳(みじょうがたけ、1553m)、日向倉山(1430m)の流れです。

俎嵓からの360度の景色を楽しみましたので、そろそろ向かいに見えている柴安嵓に向かうこととします。ここからボトムまで雪がないようですので、一旦アイゼンを外して下ります。

俎嵓と柴安嵓の間の平坦なエリアまで下ってきました。今から柴安嵓まで登り返します。

柴安嵓までのトレースは基本直登です。

それなりの斜度ですが、適度な雪の固さのため登りやすい状況です。

登りながら横の風景を撮るとこのような感じです。斜度はそれなりです。一歩一歩確実に踏むように足に集中します。

それなりの斜度の区間は束の間で、それが終われば後はなだらかな登りです。

燧ケ岳のトップの一つである柴安嵓(しばやすぐら、2356m)に到着しました。眺めがとても良い場所ですので、360度ぐるっと眺めを楽しんでみます。

西方向の眺めです。眼下に尾瀬ヶ原、正面に至仏山が圧倒的存在感です。

素敵な形の至仏山をzoomして堪能します。

次に至仏山のさらに東方向の奥に視線を向けてみると、谷川岳をはじめとして、朝日岳白毛門、朝日岳、檜倉山、柄沢山など、谷川岳方面の山々が見えています。

至仏山から視線を左に移すと、武尊山(ほたかやま、2158m)です。これもとても印象的な山です。

西方向の眺めの中でも、至仏山より右に視線を移すとこれまた素敵な山々を見ることができます。中央奥に柄沢山(1900m)、米子頭山(1796m)、巻機山(まきはたやま、1967m)、牛が岳(1961m)、小沢岳(1946m)、下津川山(しもつごうやま、1928m)、ネコブ山(1794m)、越後沢山(1860m)が見えています。そして右端手前に見えている雪山が平ヶ岳(ひらがたけ、2141m)です。

ZOOMしてみます。米子頭山(1796m)、巻機山(1967m)、牛ヶ岳(1961m)、小沢岳(1946m)、下津川山(1928m)が良く見えています。写真左上、奥の方角に火打山や妙高山あたりがうっすらと見えているようです。

北西方向の眺めです。平ヶ岳、中ノ岳、越後駒ケ岳、荒沢岳が素敵ですね。

zoomしてみます。白沢山(1962m)、平ヶ岳(2141m)、池の岳(2082m)、その奥に八海山 入道岳(1778m)、兎岳(1925m)、中ノ岳(2085m)と続いています。

さらに右に視線を移すと、中ノ岳、越後駒ケ岳、灰吹山、荒沢岳(1969m)と続きます。

北東方向には会津駒ケ岳(2133m)、その左奥に丸山岳(1820m)です。

南東方向の眺めです。女峰山、小真名子山、太郎山、大真名子山、男体山、日光白根山、錫ヶ岳、笠ヶ岳、皇海山(すかいさん)、袈裟丸山が見えています。

女峰山、小真名子山、太郎山、大真名子山、男体山の並びはどこからでも印象的な眺めですね。

東方向の眺めです。先ほどまで居た俎嵓(まないたぐら)が正面に見えています。俎嵓からは写真で見えている登山道を下ってきて、柴安嵓まで登り返してきました。俎嵓の奥に帝釈山(たいしゃくさん、2060m)が見えています。帝釈山のさらに左奥は霞んで見えていませんが那須の三本槍岳(1917m)、朝日岳(1896m)がある方向になります。

北方向は浅草岳(1585m)、守門岳(すもんだけ、1537m)、その手前に毛猛山(1517m)、さらに手前に未丈が岳(みじょうがたけ、1553m)、日向倉山(1430m)の流れです。さらに奥只見湖が見えています。

柴安嵓からの360度の眺めを楽しみましたので、そろそろ引き返すことにします。登りの人とかち合わないように、帰りは写真左の斜面を下ることにします。

下りの様子は次ページに続く。

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