今年もまたこの時期がやってきました。
キルナの東、ユッカスヤルビィという場所に世界中の人々がこの季節やってきます、そのお目当ては「アイスホテル」です。全てが氷で作られた幻想的な部屋・ハイクオリティなサービスなど、多くの観光客を惹きつけてやみません。
前回はアイスホテルへのアクセス、宿泊のレポートをしましたが、今年は宿泊なしのアイスホテル観光に焦点をあてて、各部屋の紹介をしていきたいと思います。
アイスホテル アクセス・宿泊レポートはこちら
ICEHOTEL(アイスホテル)敷地内マップ
ICEHOTEL敷地内入口
Marknadsvägenからの入り口に看板が立っています。
Reception(受付)
看板のある入り口から敷地内に入るとすぐ現れるのがReception(受付)です。
宿泊予約がある人も、宿泊せずにアイスホテル見学観光のみの人もまずはReceptionに行きましょう。
今回はアイスホテル見学観光のみですので、Ticket for entrance and guided tour(入場料)を購入します。ガイドによる30分間のツアーは正午開始と午後2時開始があり、参加に関しては任意です。公式見学時間は朝10時~18時です。
なお、2018年1月時点で入場料は349SEKです。(前回訪れたときは295SEKでしたので年々やや値上がり傾向にあるようです。)
Reception(受付)で入場料を購入し、入場券代わりの三角形のシールを貰います。それを適当なところに貼って敷地内に入っていきます。Receptionを出るとすぐ写真のようなアーチがあります。アーチをくぐって左が売店で、右がwarm roomで使用されるコテージ群です。
売店
売店でも入場券の購入ができます。
warm roomで使用されるコテージ群
ユッカスヤルビィでも冬至~1月中旬は太陽が昼間昇りません。この写真を撮影したのは朝の10時30分です。
Riverside Lobby
Receptionを出てアーチをくぐりそのまま歩くと”Riverside Lobby”に到着します。なお、Riverside LobbyはICEHOTELの宿泊者のみが使用できることになっています。(内部には更衣室・シャワー・サウナがありますが使用できるのは宿泊者のみです)
写真の矢印が示すように隣にICEHOTEL(cold room)の入り口があります。
では行ってみましょう。
ICEHOTEL入口 (cold roomの昼間の入口)
昼間の観覧時間は入口に入場券の確認をするスタッフが立っています。
三角形のシールの入場券を見せて、ドアを開けてICEHOTEL内部に入ります。
ICEHOTEL 内部紹介 2018
お待たせしました。では、ICEHOTEL 2018年のcold room全紹介をしてゆきます。まずは入口入ってすぐの通路から。
外も-8~10℃で寒いのですが、中に入るとなおさら冷えてきます。ニット帽や手袋、マフラーなどで顔の保護があれば安心です。
入口からの通路を歩くと、まもなく左右が見渡せるメインの廊下に出ます。皆がまず最初に感嘆の声を上げる場所です。
The Ice Churech
メインの廊下の西側の突き当りにあるのがすべて氷でできた”The Ice Church (氷の教会)”です。氷でできた椅子の上にトナカイの毛皮が敷いてあります。アイスホテルでは結婚式を挙げることができ、そのためにこの教会やレストランを使用することもできます。
牧師さんが使用する台も氷でできています。トナカイの毛皮は氷の冷たさを断熱する優れものです。
ICEHOTEL 各Cold roomの紹介
Ice Room
ベーシックなcold roomの部屋の様子です。このタイプのcold roomは”Ice Room”という名前での予約になります。10部屋以上は用意されており、値段も一番お値打ち価格の部屋です。
Art Suite
ベーシックな”Ice Room”とは異なり、一つ一つの部屋が各アーティストによって彫刻・作成されています。それぞれの部屋に氷のアートに対する名前がついています。
「DAILY TRAVELLERS」と名付けられた部屋です。(作:Alem Teklu, Anne Karin Krogevoll)
この部屋には氷の椅子もありました。
さて次の部屋に行ってみましょう。
「A RICH SEAM」と名付けられた部屋です。(作:Howard Miller, Hugh Miller)。部屋に入ると大きな氷のブロックに圧倒されますが、それを超えたところにベッドがあります。
ベッドは半分かまくらになっている部分の中にありました。これは結構冷えそうですね。
どんどん次いきましょう。
「HANG IN THERE」と名付けられた部屋です。(作:Marjolein Vonk, Maurizio Perron)。これまた面白い部屋です。ベッドが氷のアーチに乗っかっています。
周って見てみると、なんとも芸が細かくてビックリです。
「FOLLOW THE WHITE RABBIT」と名付けられた部屋です。(作:Anna Sofia Mååg, Niklas Byman)。氷の上で凛としたウサギと壁に映る影が、何か物語的な雰囲気を醸し出しています。
「WANDERING CLOUD」と名付けられた部屋です。(作:Lisa Lindqvist)。ボリュームのある氷の彫刻の中に包みこまれた寝床があります。
「CUMULUS」と名付けられた部屋です。(作:Annakatrin Kraus, Hans Aescht)。Cumulusの意味は英語で「積雲」です。光源の使い方が非常に効果的なアートでした。
「LIVOQ」と名付けられた部屋です。(作:Fabien Champeval, Friederike Schroth)。ベッド上の直線的なアートももちろんですが、ベッドの向かい側にも大きなアートがありました。
どうやって作ったのだろうと思わずにはいられない形です。
「MONSTERA」と名付けられた部屋です。(作:Nina Kauppi, Johan Kauppi)。3人が寝れる広さのベッドです。
「KING KONG」と名付けられた部屋です。(作:Lkhagvadorj Dorjsuren)。ここも3人が寝れる広さのベッドです。なかなかの迫力のキングコングです。
(次のページに続く)
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