「WHITE DESERT」と名付けられた部屋です。(作:Timsam Harding, Fabian Jacquet casado)。ベッドの向かいにある鋭利な4角錐が特徴のシンプルなアートでした。
「LAST FABERGE EGG」と名付けられた部屋です。(作:Tomasz Czajkowski, Eryk Marks)。シンプルなのですが、ドーム状の天井を含めた壁内側には細かな彫刻が施されており、とても手の込んだアートでした。
「RADIANCE」と名付けられた部屋です。(作:Natsuki Saito, Shingo Saito)。どこか日本の茶室を思わせる雰囲気と、光を色んな方向に反射させる氷の彫刻が印象的でした。
「GROUND RULES」と名付けられた部屋です。(作:Cari Wellander, Ulrika Tailving)。透明な氷と白い模様に雪を巧みに使用して見事な曲線美のカタツムリでした。ベッドはアートの奥にありました。
「SPACE ROOM」と名付けられた部屋です。(作:Adrian Bois, Pabio Lopez)。部屋に入ると宇宙服を来たアートが出迎えてくれます。透明な氷を巧みに使っています。
宇宙服のアートの向かいにベッドがあります。イメージは宇宙船の中でしょうか。
ICEHOTEL 365 に移動
ICEHOTELの”Ice Room”と”Art Suite”を見学して楽しんだ後はICEHOTEL365に移動します。
ICEHOTEL365は2016年から始まった1年365日ICEHOTELを楽しむことができる施設です。施設内には「ICEBAR」、Cold Roomの中でも「Art Suite 365」に分類される数種類の部屋があります。
では中に入ってみましょう。
ICEHOTEL365に入るとICEBARがあります。撮影時は午前中でしたので営業していませんでした。テーブルも椅子もすべて氷でできています。
ICEBARのメニューです。前回のレポートで取り上げましたがカクテルの器も氷でできています。支払いはカードOKです。
ICEBARを通り過ぎると奥のスペースでは彫刻体験アクティビティの真っ最中でした。彫刻体験アクティビティは午前10時から始まります(~13時まで)。連泊やチェックアウト後に時間的余裕がある人は是非参加を検討してはいかがでしょうか?
Art Suite 365
一つ一つの部屋が各アーティストによって彫刻・作成されています。それぞれの部屋に氷のアートに対する名前がついています。ICEHOTELの方はArt Suiteで、ICEHOTEL365はArt Suite365と呼ばれます。
では見ていきましょう。
「YOU ARE MY TYPE」と名付けられた部屋です。(作:Charli Kasselbäck, John Bark)。YOUやLOVEなどのアルファベットをかたどった氷のアートに囲まれて、中央にベッドがあります。ポップな印象です。
「Sugar Suite」と名付けられた部屋です。(作:Peder Istad. Emil Olofsson, Oskar Gustavsson)。数あるcold roomのなかで最もカラフルな部屋でした。
「PILLOW BAR」と名付けられた部屋です。(作:Edith van de Wetering, Wilfred Stijger)。部屋に入ると枕を抱いた少し寂しそうな氷のアートが出迎えてくれます。
こちらはバーで飲みすぎてテーブルに突っ伏して寝ている感じです。部屋全体がバーをイメージした作りになっていました。
「OH DEER」と名付けられた部屋です。(作:Ulrika Tallving, Carl Wellander)。見事な彫刻の鹿に見つめられながら寝るという非日常です。灯籠はすこしアジアンテイストです。
「DANGER THIN ICE」と名付けられた部屋です。(作:Franziska Agrawal)。ベッドに行くまでには氷でできた桟橋、その下は凍った湖をイメージ、といったところでしょうか。
「MELTING POT」と名付けられた部屋です。(作:Rob Harding, Timsam Harding)。Melting pot自体は金属などを融解するるつぼもしくは、人種や文化のるつぼ、といった意味です。この部屋はシンプルなのですが、部屋に入るやいなや多くの球体に見られているような錯覚を感じインパクト大です。
「MERMAID FITNESS」と名付けられた部屋です。(作:Nina Hedman, Magnus Hedman)。筋骨隆々のマーメイドたちが部屋の中で筋肉自慢をしてポーズをとっています。美しい曲線美です。
「LIVING WITH ANGELS」と名付けられた部屋です。(作:Benny Ekman)。深いブルーのタイルのような氷が他の部屋と異なった印象を与えます。
「HYDRO SMACK」と名付けられた部屋です。(作:Julia Gamborg Nielsen, Lotta Lampa)。まるで空中にクラゲが浮いているような、非常に芸の細かい素敵なアートの部屋です。
「DANCERS IN THE DARK」と名付けられた部屋です。(作:Tjåsa Gusfors, Patrick Dailard)。この部屋が他の部屋と違うのはBGM(民俗音楽調)が流れている点です。イメージは闇の中で踊るダンサー達です。
「Dreamscape」と名付けられた部屋です。(作:Alex Haw, Aditya Bhatt)。氷の階段を登って寝床にアプローチします。狭い空間によくこの作品を作ったなぁと関心します。
ICEHOTEL敷地の南側はトーネ川
ICEHOTEL、ICEHOTEL365の南側の雪原は、凍ったトーネ川と河原です。この一面の雪原が、犬ぞりやスノーモービルなどのアクティビティーのフィールドになります。
1月中は日中も写真のような暗さですが、多くの人がアクティビティーを楽しんでいます。
なお、Cold room作成に使用される氷はこのトーネ側から切り出されたものです。
最後に
いかがでしたか? アイスホテル ほぼ全室紹介!2018。写真で見ても楽しい部屋ばかりですが、実際行って見てみるとその作りの素晴らしさに感動すること間違いなしです。オーロラ鑑賞にラップランドエリアにお越しの際は是非アイスホテルも訪れてみてください。
今回は見学に焦点をあてて報告しました。アイスランドのアクセスや宿泊のTIPSについては以下をご覧ください。
氷と雪でできたホテルは何もスウェーデンのICEHOTELだけじゃない!ということでノルウェー キルケネスのSNOWHOTELも頑張っています。ぜひこちらもご覧ください。
コメント