日本の山雪山登山

【雪山山行記】黒斑山、気軽な登りで大人気の絶景ガトーショコラとご対面

黒斑山(くろふやま)

浅間山の第一外輪山の最高峰(標高2404m)が黒斑山です。まさに浅間山を眺めるための山と言っても良いと思います。チェリーパークライン(道路)を車で走行し一気に標高を1973mまで上げた後からの登山になります。車坂峠から黒斑山山頂への登山道はよく整備されており歩きやすくなっています。冬期登山ルートは多くの登山者が通ることで掘れている箇所もあり、また幅の狭い箇所もあるためスノーシューよりは登山口からアイゼン装着で登山開始することが無難です。登山口から「槍が鞘」までが樹林帯ですが、そこから「トーミの頭」にかけて眺めが開けて、斜度が少し急になります。そして「トーミの頭」から黒斑山山頂、蛇骨岳山頂(2366m)まではアップダウンの少ないコースです。登山口から山頂までの所要時間が短く、天気が良くて日没前に帰ってくることが可能ならば、午後一番からの登山開始でも十分楽しむことができます。車坂峠には高峰高原ホテルや高峰高原ビジターセンターがあり、食事処やトイレの使用が可能です。駐車場は上記ビジターセンター横かチェリーパークラインに点在する駐車スペースを利用することになります。

黒斑山の場所

登山ルート

登山口・ベースの施設

黒斑山登山口の建物の一つ、高峰高原ビジターセンターです。冬期早朝はまだ開館されていません。早朝に現地到着しても黒斑山や冬期登山の人気の山のため、ビジターセンター敷地内の駐車場はかなり早くに満車になります。満車の際はビジターセンターを通り過ぎてチェリーパークラインを少し下ったところにパーキングスペースが点在していますので、そこを利用することになります。

開館後、ビジターセンターに入ってみました。2階の様子です。

ビジターセンター2階に上がるとすぐレンタルのヘルメット等が目に入ります。

登山口付近の建物のもう一つが高峰高原ホテルです。レストランや温泉の設備があります。

山行記

黒斑山登山口に立っている案内図の看板です。看板前が広場のようになっていますのでそこでアイゼンを装着します。途中アイゼンを装着するスペースがあまりないので、冬期はここから装着して歩き始めるのがおススメです。

登山口から歩き始めです。気持ちの良い森林の中のトレイルです。今日は午前中に霧ヶ峰車山登山で絶景を楽しんだ後、車で黒斑山登山口まで移動してきました。午後1時過ぎの登山開始です。

人気の山ですので午後はかなりの踏み跡です。しっかり固められてかつ、迷うこともないので快調に進みます。

いかにも午後の風景という感じです。

車坂山を越えるといったん下りが始まります。アイゼンをしっかり効かして下ればとくに問題ありません。

先ほどの下りが終わったら今度は登り返しです。多くの登山者によって踏み固められた登りで、足取りも軽く進んで行けます。

パッと視界が開けるポイントに来ました。コマクサ展望台(旧名 開けたガレ場)です。遠くには北アルプスが見えています。手前にアサマ2000スキー場が見えます。

多少駆け上がるように登山口から登ってきたので、適当な岩に座って魔法瓶の温かいお茶と菓子パンを食べながら休憩です。

北北西方向に大きく裾野を広げた四阿山(あずまやさん、2354m)が雄大に構えていてとても素敵です。

コマクサ展望台での休憩を終えて再度軽快に登り始めます。一度開けた景色でしたが、再度林間のコースになります。

左手の景色が開けてきました。歩きやすい道が続きます。

この景色が見えてきたら槍が鞘が近づいてきたことを感じます。サッサと登り続けます。

木々の背丈が段々低くなってきました。

しばらく登り続けていると避難者用シェルターが出てきます。ここまで来たら槍が鞘までもう少しです。

避難用シェルターの入り口はこのようになっています。

避難用シェルターの内部はこのようになっていました。

避難用シェルターを見た後も緩やかな登りが続きますが、ここを過ぎると槍が鞘です。

今日は午後からの登山開始ということで駆け足気味に登っていたこともありあっという間に槍が鞘に到着しました。朝から一日中晴れて気温も高めだったこともあり浅間山東側の雪が多少溶けていましたが、ガトーショコラとご対面です。写真向かって左の斜面を登って「トーミの頭」に向かいます。

トーミの頭に向かって登り始めます。厳冬期の朝の凍結の場合等状況によってピッケルがあった方が良いかもしれませんが、午後になると雪が柔らかくなって登りやすくなっています。くれぐれも右の崖に落ちないように注意です。

午後ということもありすれ違う人もおらず、登りやすくなっている斜面を進み続けます。

トーミの頭への登りが終わりに近づいてきました。

良い天気の中、最後の登りを満喫します。

到着しました。控え目ですが「トーミの頭」の標識が立っていました。

トーミの頭からの浅間山(あさまやま、2568m)を眺めます。天気の良い日の冬の浅間山の眺めが本当に好みです。絶景ですね。

浅間山から視線を左奥に移してみると平ヶ岳(2141m)、至仏山(2228m)、燧ケ岳(2356m)、武尊山(2158m)、日光白根山(2578m)など尾瀬方面の名峰が見えています。

さらに左方向に視線を移してみると手前に仙人岳、奥の方に谷川岳方面の山々が見えています。

さらに左方向に視線を移してみると、左に黒斑山、そして蛇骨岳と続きます。

トーミの頭からの一通りの眺めを楽しみましたので黒斑山に向かって歩き始めます。

再度森林の中のコースです。標高差のあまりない歩きやすいトレイルを進んできます。

トレイル自体は若干狭めです。

歩きやすい踏み固められた雪を軽快に歩き続けます。

ここで右手方向の眺めが開けます。黒斑山山頂です。

黒斑山山頂からの浅間山の眺めです。トーミの頭よりも少し北側に回り込んだ場所からの眺めですね。

前掛山に登るための賽の河原分岐点からの登山道が見えます。

よく見ると黒斑山山頂の標識が控え目に立っていました。

ではさらに蛇骨岳に向かって歩き進むことにします。

その間にも時々右手方向の視界が開けますので、浅間山をまたパチリ。

蛇骨岳までの間も林間のコースです。

上り下りがほとんどない林間コースを歩いていきます。

しっかり踏み跡で固められたトラバースのような場所も時々あります。

本日の折り返し場所の蛇骨岳が近づいてきました。

今日は画面中央上の場所まで行って折り返す予定です。

しばらく歩いていると最後の登りになりました。

到着です。ここでも控え目に蛇骨岳の標識が立っていました。

景色を楽しむためにもう少しだけ先に行ってみます。しかし写真より先は時間の関係で今日は進まないことにします。

北西方向に四阿山(あずまやさん、2354m)が大きく裾野を広げた景色を眺めることができます。

さらに右方向に視線を移すと横手山方面を眺めることができます。

それにしても横手山は存在感がありますね。ちなみに横手山は日本国道最高地点があったり、その南西側の麓に草津温泉や草津温泉スキー場があったりと色々見どころ多い場所です。

北東方面はトーミの頭からの眺めと同様、平ヶ岳(2141m)、至仏山(2228m)、燧ケ岳(2356m)、武尊山(2158m)、日光白根山(2578m)など尾瀬方面の名峰が見えています。

蛇骨岳以降はこのような感じです。今日は時間の都合上眺めるだけです。

蛇骨岳からの浅間山の眺めです。日中、日光が当たっていた浅間山南東斜面が向こう側になりますので、トーミの頭から眺めた浅間山よりも雪を被った部分が多く見えます。

蛇骨岳からの眺めを一通り楽しみましたので、ここで折り返し今から帰ることにします。

今から帰る道のりを眺めます。太陽が西側に行ってしまいましたので、影になってきました。少し速足で進みます。

トラバース的な道も多くの登山者で踏み固められた雪のコースですので簡単に歩くことができます。

サイドに積もった雪の感じが良いですね。フワフワです。

太陽光が入らない林間はもう暗くなってきています。

奥に見えるトーミの頭に向けて歩き続けます。

黒斑山までとくに上下のない林間コース主体です。

コースを照らしてくれる太陽の光は偉大ですね。

蛇骨岳で折り返してから間もなくで黒斑山山頂に到着です。行きで十分景色を楽しみましたのでサッと通過します。

トーミの頭まで緩やかな下りです。

分岐の標識もありますが、向かうのはトーミの頭方向です。

トーミの頭に到着しました。太陽が西にだいぶ傾いてきて夕焼け前の浅間山の景色になっていました。これもこれで良いですね。

帰りは槍が鞘まで登り返さず、ここで下りきったところの分岐で中コースを選択する予定です。

中コースへの分岐に標識が立っていました。中コースで下り始めます。

太陽の光が入らないと寒く暗くなってきますので、足元に注意して軽快に下ります。

しばらく下り続けていると木々の間から太陽の光が指すようになってきました。

今日は一日中天気の良い日でした。太陽の光があるうちに下りきるのが良いですね。

夕焼け前で雪が薄いオレンジ色のように見えています。

フワフワの新雪にカメラを近づけて撮ってみました。夕方独特の色合いになっています。

先ほどの視界が開けるところを過ぎると林間コースの下りがしばらく続きます。木々の間から太陽の光が漏れていますので視界は良好です。

このあたりを過ぎて林間のコースを歩き続けると、間もなくチェリーパークラインを走行する車の音も聞こえてきました。駐車場まで帰ってきたことを実感します。

ビジターセンターまで帰ってきました。行きの段階ではほぼ満車だった駐車場ですが、夕方に帰ってくると筆者の車を含めて3台になっていました。

最後に

いかがでしたか?黒斑山の雪山トレッキングの様子をレポートしました。まさに浅間山を真正面から眺めるためにあるような黒斑山、すべての季節で絶景をながめることができますが積雪期の景色が一番好みです。チェリーパークライン(道路)で標高を1973mまで車で上った後からの登山で、実質の標高差が少ないことと絶景を見れることで大人気の雪山です。黒斑山山頂への登山道はよく整備されており歩きやすくなっています。しかしコース自体は全般的に広くないために登山口からアイゼン装着で登山開始することが無難です。気軽にガトーショコラを堪能する雪山登山いかがでしょうか?雪山登山の山選びに本レポートが一助になれば幸いです。

宿泊案内

黒斑山雪山登山の際の宿泊地としては現地に向かう前に浅間山にかかる雲の状況が一目でわかる場所になる佐久エリアがおススメです。当日早朝の浅間山にかかる雲の様子が良くない時や、天気予報で浅間山方面の雲が晴れない時などは急遽予定を変更して、八ヶ岳方面や美ヶ原、霧ヶ峰方面への山行に切り替えることができ便利です。

上記近隣エリアの宿泊施設紹介(レビュー・施設情報)を以下で調べることができます。

楽天トラベル (佐久エリア) Yahooトラベル (佐久エリア)
Booking.com (佐久エリア) じゃらんnet (佐久エリア)

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