【雪山山行記】会津駒ケ岳、ほど良い登りの後に待ち受ける見渡す限りの絶景稜線歩き!の素敵な雪山の3ページ目です。今、中門岳まで到達したところです。
ほぼ登りきりました。せっかくなので、もう少し進んで北側の景色を記念に撮っておきます。
中門岳から北方向の眺めです。写真中央奥に丸山岳(まるやまだけ、1820m)、その右手前に坪入山(1774m)が見えています。せっかくなのでズームして遊んでみます。
北北西方向です。最奥左手に守門岳(すもんだけ、1537m)、その右に浅草岳(あさくさだけ、1585m)が見えています。その手前に見えているのは左手に村杉岳(1534m)、その右に猿倉山(1455)が見えています。
北方向の眺めです。坪入山(1774m)がすぐそこに見えています。もう少し右に視線をずらしてみます。
北東方向の眺めです。目の前に見えているのは三ツ岩岳(2065m)です。
中門岳から北西~北東方向の眺めを楽しみましたので、今から折り返すことにします。左奥に見えているトップが会津駒ケ岳頂上です。そして、右奥には相変わらず燧ケ岳が素敵な感じで見えています。
本日の目的地であった中門岳にも到達したことですし、天気も良く時間的に余裕があるので帰りものんびり歩きます。
行きの際に通過した中門岳の標識を再通過します。
時々アップダウンのある稜線です。貴重な日陰で少し飲水休憩します。
時々木々の間から見える景色を楽しみます。未丈ヶ岳(みじょうがたけ、1553m)、毛猛山(けもうやま、1517m)が綺麗です。
行きは会津駒ケ岳頂上から基本下りでしたので、中門岳からの帰りは基本ずっと登りになります。
ずっと登りといっても緩やかな傾斜です。
日光に照らされている時間も長く気温も温かいですが、雪の状態はそこまで悪くありません。踏み抜きも今のところありません。
中門岳からの帰りは行きにくらべるとアッという間です。もうここまで戻ってきました。
目の前に見えている小高い場所まで行くと、そのあたりが見晴らしがとても良い場所です。そこで手持ちのパン等を食べる大休憩をする予定にしています。
座って景色を眺めながらパンと飲み物を食べる。幸せですね。ついでにまた270度回って景色を堪能することにします。毎度ですが、左から視野を右に移していってみましょう。
まず燧ケ岳(ひうちがたけ)です。さらに視線を右に移します。
至仏山(しぶつさん」)です。その右に景鶴山(けいづるやま)が見えています。さらに視線を右に移します。
中央奥は遠く谷川岳方面です。さらに視線を右に移します。
平ヶ岳(ひらがたけ、2141m)、池ノ岳(2082m)です。ここから少しズームしてみます。
中央奥に巻機山(まきはたやま、1967m)、牛ヶ岳(うしがたけ、1961m)、越後沢山(1860m)方面が見えています。さらに右に視線を移してみます。
丹後山(1808m)、大水上山(1831m)、兎岳(1925m)、中ノ岳(2085m)です。さらに右に視線を移してみます。
中ノ岳(2085m)、越後駒ケ岳(2003m)、荒沢岳(1969m)が見えています。その右方向は日本海が見えています。眼下には奥只見湖です。さらに右に視線を移してみます。
ここまで視線を右に移してきたら今は北西方向の眺めになります。左から日向倉山(1430m)、未丈ヶ岳(みじょうがたけ、1553m)、毛猛山(けもうやま、1517m)の並びです。
名残惜しさを感じ、最後にもう一度ズームして見納めしておきます。
まずは南南西方向の燧ケ岳からスタートです。
南西方向の眺めです。武尊山、小至仏山、至仏山、景鶴山が見えています。
西方向の眺めです。平ヶ岳、池ノ岳、そして遠く巻機山、牛ヶ岳が見えています。
圧巻の並びが始まります。丹後山、大水上山、兎岳から
さらに中ノ岳、そして
荒沢岳、越後駒ケ岳、さらに右には日本海までが見渡せます。
北西方向の眺めです。眼下に奥只見湖が見えています。そのまま奥まで視点を移すと日本海が見えています。
北西からやや北寄りの眺めです。日向倉山、未丈ヶ岳、毛猛山の素敵な並びが見えています。
最後に北北西の眺めです。中央最奥に守門岳(すもんだけ、1537m)、その右(写真右端奥)に浅草岳(あさくさだけ、1585m)です。
景色を楽しんだ後は、今から写真中央に見えている会津駒ケ岳頂上に戻ります。しかし、その前に進行方向右の景色もぐるりと見ておきます。
南方向になります。女峰山(にょほうさん、2483m)、帝釈山(たいしゃくさん、2455m)、小真名子山(こまなごさん、2323m)、大真名子山(おおまなごさん、2375m)、太郎山(たろうさん、2367m)、男体山(なんたいさん、2486m)です。さらに右に視線を移してみます。
日光白根山ですね。せっかくなのでズームしてみます。
ゴールデンウィークには、ほとんど雪はなくなっているようです。さらに視線を右に移してみます。
日光白根山(2578m)の右に錫ヶ岳(すずがたけ、2388m)、笠ヶ岳(2246m)、四郎岳(2156m)が見えています。
270度の景色を楽しみましたのでそろそろ会津駒ケ岳の頂上に戻ることにします。
しばらく登ってから振り返り、稜線の景色を名残惜しく感じて撮影しておきます。
会津駒ケ岳頂上に戻る登りの右方向の景色は相変わらずの絶景です。名残惜しいためもう一度振り返ってシャッターボタンを押します。
広角レンズならもっと広く撮れるのですが、28㎜ではこんな感じです。名残惜しいので至仏山より右側の風景をズームして眺めておきます。
行きの際よりも時間が経過して日射時間もながくなり遠景が霞がかってきました。中央奥が谷川岳方面です。
中央に平ヶ岳、池ノ岳方面です。
そして巻機山、牛ヶ岳、越後沢山、丹後山、大水上山方面です。
兎岳、中ノ岳、越後駒ケ岳、荒沢岳方面です。さらに右には日本海です。
今まで登ってきた稜線です。この景色に別れを告げてそろそろ会津駒ケ岳頂上に戻ります。
この木々の間を少し登れば会津駒ケ岳山頂です。
若干の踏み抜き箇所が出現し始めていました。注意して進みます。
会津駒ケ岳頂上に戻ってきました。太陽も高い位置にあり日射がまぶしいです。
本日の目的が遂行されましたので、あとは登山口までひたすら下りを楽しむこととします。
駒の小屋(写真右奥)に向けて下ります。
この下りの間の眼前の景色はこれです。燧ケ岳の立派な山容を堪能しながら下ります。
駒の小屋をズームで見てみます。行きの際より多少人数が増えているようですが、天気が良いゴールデンウィークにしては少ない方です。
駒の小屋に向かうトレースと駒の小屋を経由しないショートカットのトレースが見えていますね。
この下りの傾斜はこのような感じです。緩やかで歩きやすい感じです。
会津駒ケ岳頂上からの最初の下りが終わりました。帰りも駒の小屋を経由することにします。
先ほどから雲が出てきましたので、青空が無くなる前に会津駒ケ岳頂上を写真に撮っておくことにしました。
のんびり歩いているとしばらくして駒の小屋に到着しました。一度木製のベンチに座って飲水+エネルギー補給の休憩です。
駒の小屋前での休憩を終えて下り始めます。ここからは行きと同じ道を下るのみです。時間的余裕がありますので今日はのんびり進みます。
登りに比べるとまあ下りはほんとに楽ですよね。
下りながら右手の景色はこんな感じです。このあたりで燧ケ岳と至仏山がペアで拝めるのは終わりになります。
しばらく下り続けると、森林帯が近づいてきました。
森林帯に突入です。木々が徐々に密になってきますので、ここからは眺望はあまり期待できません。
トレースはたくさんありますが、基本直登方向のトレースを辿ることが多いです。
いつもの折れた木の場所まで戻ってきました。
ここを通過するとより一層木々が高く密になってきます。
踏み抜きも特になく順調に下っています。それにしても下りは楽ですね。
下りの際はいつも、これをずっと登って来たんだなぁと思います。
標高も下がってきて、ツリーホール部分の雪が少なくなってきました。
しばらくすると、木々の周りが完全に土むき出しになってきました。
先ほどまで下っていた雪面をやや進行方向右側に逸れる形で進み木製ベンチの場所に来ました。ここでザックを降ろして休憩です。今日はここでアイゼンを外すことにしました。
行きでも見ましたが、この木製ベンチの場所には水場の標識があります。いつも積雪期は水場については当てにしていません。ザックの中の手持ちの水を飲んで、登山口までの下りを再開することにします。
先ほどのベンチの場所から下ると間もなく、雪が無くなってきました。
ここが本日登山道に雪がある場所としては最後のようです。
雪が無くなっている分、雪解け水が登山道に小川のように流れています。流れる雪解け水とともに軽快に下って行きます。
しばらく下っていくと、さすがに雪解け水もなくなってきました。
標高もどんどん下がって、もう蒸し暑いぐらいになってきました。
軽快に下っていきます。会津駒ケ岳は大きな段差もなく全体的に歩きやすい登山道です。
この看板が見えたら、下ってきたなぁと実感します。しかしここから登山口まではもう少しあるんですよね。
「行き」は森林の中をひたすらの「登り」ですが、「帰り」はひたすらの「下り」です。
下界が近いのか、遠くで川を流れる水が少しずつ耳に入るようになってきた気がします。
この雰囲気、登山口が近づいてきたことを感じます。
このような道がつづら折りになって繰り返しになっていて、登山口まで下って行きます。登山口はもうすぐです。
登山口の階段が見えてきました。先にある階段を下れば終了です。
階段を下りきりました。今日は終始天気の良い状態でのさわやかな残雪期登山でした。
階段を違う角度でも写真に収めた後は、のんびり車道を歩いて駐車場所まで戻ることにします。
この車道を歩いてしばらく先が駐車場所です。昼の太陽の光が心地良く木々から漏れています。天気の良い日の残雪期登山は最高ですね。
最後に
いかがでしたか?残雪期の会津駒ケ岳トレッキングの様子をレポートしました。会津駒ケ岳は尾瀬を直接取り囲む山ではないですが、尾瀬エリアにあり燧ケ岳(ひうちがたけ)・至仏山(しぶつさん)とともに尾瀬エリアを代表する山です。山頂へは雪山登山としてオーソドックスなのは今回レポートした滝沢登山口から登るルートです。積雪期・残雪期の会津駒ケ岳の醍醐味は何といっても、その眺望です。特にその中でも会津駒ケ岳から中門岳にかけての稜線からの眺めが最高です。燧ケ岳、至仏山だけではなく、平ヶ岳、中ノ岳、越後駒ケ岳そして、守門岳方面まで見渡せ、群馬~新潟県境の名峰も眺めながら傾斜のほとんどない稜線歩きが楽しめます。岩稜帯歩きもなく比較的広い雪面歩きが多いため、雄大な景色に浸りながらゆっくり絶景を楽しめることができる会津駒ケ岳いかがでしょうか?雪山登山の山選びに本レポートが一助になれば幸いです。
宿泊案内
燧ヶ岳登山の際の宿泊地としては桧枝岐エリアがおススメです。桧枝岐エリア以外では南会津エリアや那須塩原エリアでの宿泊も選択肢に挙がります。早朝の御池登山口へのアプローチの手段は自動車になります。南会津エリアや那須塩原エリアは近隣と言ってもそれなりに運転時間がかかりますのでその点は注意が必要です。
桧枝岐エリアやその他上記近隣エリアの宿泊施設の紹介(レビュー・施設情報)を以下で調べることができます。
楽天トラベル (南会津・桧枝岐エリア) | Yahooトラベル (西那須野駅周辺) |
Booking.com (那須塩原市エリア) | じゃらんnet (南会津エリア) |
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