Nordkappノルウェー北欧

ノールカップの拠点!ノルウェー ホニングスボーグへのアクセス 徹底解説!

ヨーロッパ最北端の岬、ノールカップ (Nordkapp)。ここノールカップも天気さえよければ高確率でオーロラを観察できるノルウェー最北部のFinmarkエリアに属します。夏は一日中太陽が沈まない真夜中の太陽が見れる観光地として多くの人が訪れますが、冬の夜となると話は全く別です。冬のノールカップへはまずアクセスが限られます。昼も夜もブルドーザー型のトラックを先頭に後続の車が隊列を組んで現地へ向かう方法しかありません。さて、ノールカップに行くにはまずファーストステップとしてノルウェー ホニングスボーグまで来る必要があります。

今回はノールカップの拠点となる「ホニングスボーグ」の街へのアクセスについて解説します。

 

ホニングスボーグの位置

上のマップ上、オレンジのピンがホニングスボーグです。

比較として、ブルーのピンを打ってみました。ブルーのピンは北欧4国各国の首都の空港です。

グリーンのピンはトロムソ空港(TOS)です。ホニングスボーグを含むフィンマルクエリアの玄関口になります。

 

 

ノルウェー オスロ空港(OSL)→ホニングスボーグ空港(HVG)

まず、注意点として

ノルウェー オスロ空港(OSL)-ホニングスボーグ空港(HVG)間は直行便はありません。

メジャーな方法は以下の乗り継ぎになります。

・オスロ空港(OSL) → トロムソ空港(TOS)SASNorwgian Air Shuttle

・トロムソ空港(TOS) → ホニングスボーグ空港(HVG):ヴィデロ―(Wideroe)航空

 

トロムソからのヴィデロ―航空はホッピングフライトで少なくとも1~2個の空港に立ち寄ってからホニングスボーグに到着することが多いです。

曜日によっては、オスロを夕方出発しても同日夜の内にホニングスボーグに到着する乗り継ぎもあります。

 

Widerøe(ヴィデロ―)航空について

 

Widerøe航空は過去SASの傘下にありましたが、ここ数年でSASから売却となり、SASとはパートナーシップを維持しながら独自のサービスを展開しています。

フィンマルクエリアに行くには多くの場合、一旦オスロからトロムソまで行き、トロムソから各地へヴィデロ―航空で向かうという方法がメジャーです。

Widerøe(ヴィデロ―)航空のウェブサイトはこちら

 

使用機材

ヴィデロ―航空のフィンマルクエリアでの使用機材は基本はBombardier Dash 8-100です。2列×2列の10行、定員39人の座席配置です。

 

 

フィンマルクエリアでのフライトルート一例

ヴィデロ―航空のフィンマルクエリアでのフライトルート一例を上に示してみました。

WF975:キルケネス → アルタ (緑のライン:東から西へ)

WF968:アルタ → Vadsø(バツェ) → Båtsfjord(バツフィヨルド) → Mehamn(メハムン) → Honningsvåg(ホニングスボーグ) → Hammerfest(ハンメルフェスト) → Tromso(トロムソ)

 

例えば、WF968はたくさん停まっているようにみえますが、その都度飛行機を降りる必要はありません。ホッピングフライトで、路線バスのように飛行機が着陸・離陸を繰り返します。一回当たりの停車は約15分です。

 

 

ノルウェー オスロ空港 出発

ノルウェー オスロ空港はSAS、Norwegianがメインの空港です。日本からのアクセスになるとヨーロッパのどこかのハブ空港(コペンハーゲン、フランクフルト、チューリッヒ等)を経由して到着することになると思います。

冬にホニングスボーグに向かう場合は、天候による運航の遅れが発生する可能性を常に考えておく必要があります。オスロ夕方発でホニングスボーグ同日夜着も可能な乗り継ぎはありますが、万が一の事を考えてオスロ朝発で余裕をもった行程にすることをお勧めします。

オスロ泊(日程的に余裕があればオスロ観光を組み込んでも良)をしてから朝オスロ空港からホニングスボーグにむかうのがベストな選択に思えます。

 

オスロ空港そばで一泊するなら

オスロ空港から歩いて行けるほど近いホテルは2つあります。上の写真は到着出口を出て目の前にある看板です。左に行けば「Park Inn」ホテル、右に行けば「Radisson Blu」ホテルです。筆者のおすすめは値段的に少し安くなる「Park Inn」ホテルです。どちらもホテルまで通路がありますので雪に降られることなくホテルに行くことができます。

Park Inn by Radisson Oslo Airport

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Radisson Blu Airport Hotel

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オスロの街中心にもPark InnホテルやRadisson Bluホテルはあります。ですので、空港のそばの方のホテルを予約する場合は注意が必要です。

 

 

 

オスロ空港の特徴

ノルウェーはシェンゲン協定国ですがEUではないということで、少し他のEUの空港と違った雰囲気があります。この写真は保安検査上を通過してすぐの場所です。写真奥D・E・Fが国際線のゲートになります。ドイツやスウェーデンなどの同じシェンゲン内の国へ飛ぶ時もここを通過する必要があります。なお、オスロ空港からキルケネスやトロムソに行く際は国内線になりますので搭乗はAターミナルになります。

 

 

 

ノルウェーにはいたるところにノルディックスキーの練習場があります。ノルウェーの人々もノルディックスキーが大好きです。この日も空港のテレビでノルディックスキーの世界大会の様子が生中継されていました。みんな釘付けです。

 

ノルウェー国内線はターミナルAです。スカンジナビア4国(フィンランド・スウェーデン・デンマーク・ノルウェー)の中でもオスロ空港の広さは最大級ですので搭乗に遅れないように気をつけましょう。

 

 

ホニングスボーグ空港 到着

ホニングスボーグ空港はとても小さな空港ですので、自分の足で降機し空港施設まで歩きます。暖かい機内から降りたら、いきなり-20℃の世界です。降りる前に防寒具をしっかり装備しておきましょう。

 

 

降機して施設まで歩いて中に入ります。

 

 

空港施設内に入りました。とても小さな空港ですのでターンテーブルもありません。そのかわりにしばらくすると写真中央のブルーのドアが開いて荷物を取り出すように係員から指示があります。

 

荷物が置かれている場所です。各自自分で中に入って自分の荷物を取りだしたら空港出口に向かいます。空港内には保安検査内外通じてお店はありません。SIMカードが必要ならばオスロ空港で購入しておくか、途中のトロムソ空港のコンビニで購入しておきましょう。

 

 

ホニングスボーグ空港 → ホニングスボーグの街へ

ホニングスボーグ空港からホニングスボーグの街に行くのに、公共バスはありません。

ですので、タクシーを呼ぶ必要があります出口のドアにとてもシンプルにタクシーの連絡先が表示されていますので、電話しましょう

行先に関してはホテルの名前を言いましょう。それが一番わかりやすいです。

この点を考えても、ホニングスボーグ空港に来る前にオスロ空港やトロムソ空港でSimカードを購入しておいた方が良いと思います。

 

 

 

ホニングスボーグ空港 出発

ホニングスボーグの街からホニングスボーグ空港にやってきました。これが入口です。

 

空港前にある駐車場です。ホントに小さい空港です。

 

空港建物に入ると右側にチェックインデスクがあります。チェックインデスクに1人、保安検査に1人という人員配置です。

 

保安検査を通過すると待合室です。テーブルが2個だけあります。ホニングスボーグ空港から乗り込む乗客も7~8人です。

 

おなじみのヴィデロ―航空Bombardier Dash 8-100に乗り込みます。

 

 

 

 ホニングスボーグ アクセス Q & A

Q:ホニングスボーグ空港にはラウンジはありますか?

A:ホニングスボーグ空港はとても小さな空港で(航空系・その他ともに)ラウンジはおろか、保安検査外にテーブル2つ、保安検査内にテーブル2つ、椅子も数えるほどしかありません。

 

 

Q:ホニングスボーグ空港からのタクシーに乗るとき英語でOKですか?
A:英語でOKです。北部ラップランドのローカルの人々が必ず英語を話すとは限りませんが、ノルウェー内で観光に関係する場所(ホテル・タクシー・アクティビティー)は英語で全く問題ありません。
 
 
 

最後に

いかがでしたか?今回はヨーロッパ最北端の岬、ノールカップ (Nordkapp)の拠点になるホニングスボーグの街へのアクセスについて解説しました。夜は雲さえなければ高確率で街からオーロラを見ることができ、冬はかなりマニアックな行程になりますがノールカップ観光をすることができます。是非機会があれば、ヨーロッパ大陸最北の街ホニングスボーグを訪れてみてくださいね。

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