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スイス 一気に4000m超の18座を見渡せる絶景!Hohsaas (ホーサース)!③

ヨーロッパアルプスの中でも名峰がひしめくスイス ヴァレー州。その中でも一気に4000m超の18座を見渡せるとても貴重なそして絶景の場所があります。それがHohsaas (ホーサース)です。今回はそんなHohsaas(ホーサース)の徹底解説その③を行います。

スイスでの近・中距離移動の際の電車の乗車券購入方法について以下にまとめましたので是非ご覧ください。

Hohsaas(ホーサース)の場所

ブルーのピン:Saas-Grund→Kreuzboden(クロイツボーデン)→Hohsaas(ホーサース)

・パープルのピン:Saas-Fee(サースフェー)

オレンジのピン:Visp駅(中央、上の端)

Hohsaas(ホーサース)へのアクセス

Visp駅からポストバスでのアクセスになります。

(なお、Brig駅からVisp駅経由のポストバスもあります。)

Visp駅からSaas-Fee行きのポストバスに乗車、Saas-Grundエリア内のバス停(例、Saas-Grund等)からならクロイツボーデンやHohsaas(ホーサース)に向かうSaas-grundロープウェイ乗り場に 容易に到達することができます。

名峰18座が見渡せるホーサース(Hohsaas) 徹底解説!

今回はBrigを出発点にして話を進めていきます。本レポートはレポート②になります。

  • Brig → Saas-Grund : ポストバス(レポート①)
  • Saas-Grund → Kruezboden → Hohsaas :ロープウェイ(レポート①)
  • Hohsaas :名峰18座を眺めるトレッキング(レポート②)
  • Hohsaas :名峰18座を眺めるトレッキング(本レポート)
  • Hohsaas :名峰18座を眺めるトレッキング(レポート④)
  • Hohsaas :名峰18座を眺めるトレッキング(レポート⑤)
  • Hohsaas → Kruezboden:トレッキング(下り)(レポート⑥)
  • Kruezboden → Saas-grund:トレッキング+ロープウェイ(レポート⑦)

では実際の写真を示しながら解説を始めていきましょう。

雄大な面持ちのStrahlhorn(4190m)を眺めていた前レポートの続きから今回のレポートを再開します。

The Strahlhorn (4,190 m) はSaas-Feemの南とZermatt の東に位置してまたがる山になります。実はスイスの中には同じ名前であまり知られていない全く別の山が3つあります。(3027m, 3194m, 3200m).

まだ上にコースが続いています、登っていきましょう。

6番目に出てくる案内モニュメント「Rimpfischhorn(4199m)」です。

1859年9月9日にLeslie Stephen、Robert Living、Melchior Anderegg、 Johann Zumtaugwald がFluh Alp、Rimpfischwängeを経て初登頂を成し遂げました。

美しいアラリンの背後に迫るとても鋭利な山、という風にHohsaasからは見えます。同じ山でもゴルナーグラートなどの展望台からみる場合とまた異なった光景です。

どんどん進んでいきましょう。

7番目に「Allalin(4027m)」です。

1856年8月28日にLondon barrister Edward Levi Ames、Franz-Josef Andenmattenがアラリンホルンの初登頂を成し遂げました。

地中ケーブルカーのMetro Alpin funicular (メトロアルピン)が現在はMittelallalin (ミッテルアラリン、3456 m) まで行っており、それがアラリンホルンの北東壁の真下になり、4000m超峰を登るにあたってメトロアルピンのおかげでアラリンホルンが現在は最も登頂しやすいといわれています(西北西 Ridge, difficulty Grade Fのノーマルルートにおいてミッテルアラリンから標高差約550m)。 容易といえどもクレバスなどの危険性も多く、山岳ガイドなしやクレバスレスキュートレーニングを受けていない登山者は登るべきではないとされています。

HohsaasやSaas-feeから眺めるアラリンはこんもりと丸いトップ・キレイに雪をまとう姿でとても美しい筆者のお気に入りの山の一つです。そしてその背後に迫るRimpfischhornが素敵です。

さあ、次行ってみましょう。

こちらの方向にはWeissmies(ヴァイスミース)と迫力あるトリフト氷河があります。

8番目の案内モニュメントが出てきました。見てみましょう。

8番目は「Alphubel(4206m)」です。

アルプフーベルのトップは雪(氷)で覆われたプラトーになっており、その東側ではFee Glacierの一部になっています。西側はより岩場になっており、より険しくなっています。最も近い街はTäschでその逆サイドはSaas-Feeになります。Leslie Stephen、T. W. Hinchliff、 Melchior Anderegg、Peter Perren が1860年8月9日にTäschからスタートして南東ridge経由で初登頂を成し遂げました。

これがまた特徴のあるトップの形状で見たらすぐわかる山です。実はアラリンより標高が高く雄大な構えの山で迫力があって筆者のお気に入りの山でもあります。

まだまだ先があります。ゆっくり登っていきます。

振り返るとアルプフーベルがどーんと構えています。

9番目の案内モニュメントに到着しました。「Täschhorn(4490m)」です。

1862年7月30日にRev. John Llewelyn-Davies、Rev. J. W. Hayward、Stefan、Johann Zumtaugwald、Peter-Josef Summermatterが初登頂を成し遂げました。

先ほどのアルプフーベルから視線を右にずらすと出てくる尖りに尖った山が「Täschhorn(テーシュホルン)」です。

さらに次に進んでいきましょう。次のモニュメントは他と違って大きいようです。

10番目は「Dom(4545m)」です。スイスの山を語るにこの山は外せません。

スイス国内にある山としては最も標高の高い山、それが「Dom(ドーム)」です。

4545mというピークの標高はヨーロッパアルプスのなかでは3番目に高く、 スイスの中ではモンテローザについで2番目に高い標高となります。ドームはミシャベルアルプス群におけるメインの山になります。

ドームという名は大聖堂の意味もあり、Canon Berchtold of Sitten cathedralにちなんで名づけられたといわれています。

高さもさながらその構えも雄大な山です。

北西ridgeからの登頂が Reverend John Llewelyn-Davies、Johann Zumtaugwald, Johann Krönig、Hieronymous Brantschen によって1858年9月11日になされました。その後、途中トラバースを利用した西ridgeの初登頂は1878年にMrs E. P. Jackson、Percy W. Thomas、Aois Pollinger, Josef Truffer, Josef Marie Biner, Josef Imboden and Josef Lengen によって、その後完全な西ridgeの登頂は1882年にPaul Güssfeldt、Alexander Burgener、B. Venetzによってなされました。なお、西壁の直接的ルートはさらにあとの1962年に開拓されました。またSaas-Feeからの東壁ルートや南壁ルートなどが開拓されてきた歴史があります。

さて、Domを見ながらトレッキングコースをさらに進んでいきます。

まだまだ4000m超の名峰がつづきます!

続きは次のレポートで!

最後に

いかがでしたか?スイス 一気に4000m超の18座を見渡せる絶景!Hohsaas (ホーサース)!③。ツェルマットが絶景トレッキングコースの雄大さは一番ですが、このHohsaas、Saas-Feeエリアは晴れていたらモンテローザ・アラリン・アルプフーベル・テーシュホルン・ドーム・レンシュピッツ、その4000m越えのヨーロッパアルプスを代表する名峰がバッチリ見えて、かつ、人の数はツェルマットより確実に少なくのんびり楽しむことができます。ツェルマット観光に余裕があれば、Vispからもアクセスがシンプルで簡単なこのHohsaas、Saas-Feeエリアに足をのばしてみてはいかかがでしょうか?ツェルマットも絶景に事欠きませんが、こちらのエリアも負けてませんよ!

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