北へ北へ向かいとうとうやって来てしまいました、ノルウェー スヴァールバル諸島。そして1000人以上の人が定住する地としては世界最北の町「Lonyearbyen(ロングイェールビーン)」。町中にあるものが「世界最北の~」という枕詞が付きます。今回はロングイェールビーンへのアクセスについて解説します。
ノルウェー オスロ空港(OSL)-ロングイェールビーン空港(LYR)
ノルウェー オスロ空港(OSL)-ロングイェールビーン空港(LYR)間はSASとLCCのNorwgian Air Shuttleが直行便を運航しています。フライト時間は2時間55分~3時間で、SASもNorwegianもともにほぼ毎日1日1便飛ばしています(季節によって変わります)。もちろんオスロからトロムソ、トロムソからロングイェールビーンにに向かうという方法もあります。
ノルウェー オスロ空港 出発
ノルウェー オスロ空港はSAS、Norwegianがメインの空港です。日本からのアクセスになるとヨーロッパのどこかのハブ空港(コペンハーゲン、フランクフルト、チューリッヒ等)を経由して到着することになると思います。
12月~2月はいつ来てもロングイェールビーンは真っ暗ですので日夜関係ありませんが、その厳しい気候を考えると夜遅くにロングイェールビーン到着は避けたいところです。そうなると
もし日本から来られる場合、
オスロ泊(日程的に余裕があればオスロ観光を組み込んでも良)をしてから朝オスロ空港からロングイェールビーンにむかうのがベストな選択に思えます。
勿論、途中のトロムソに宿泊してトロムソ観光を挟むのもおススメです。
オスロ空港そばで一泊するなら
オスロ空港から歩いて行けるほど近いホテルは2つあります。上の写真は到着出口を出て目の前にある看板です。左に行けば「Park Inn」ホテル、右に行けば「Radisson Blu」ホテルです。筆者のおすすめは値段的に少し安くなる「Park Inn」ホテルです。どちらもホテルまで通路がありますので雪に降られることなくホテルに行くことができます。
Park Inn by Radisson Oslo Airport
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Radisson Blu Airport Hotel
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オスロの街中心にもPark InnホテルやRadisson Bluホテルはあります。ですので、空港のそばの方のホテルを予約する場合は注意が必要です。
オスロ空港の特徴
ノルウェーはシェンゲン協定国ですがEUではないということで、少し他のEUの空港と違った雰囲気があります。この写真は保安検査上を通過してすぐの場所です。写真奥D・E・Fが国際線のゲートになります。ドイツやスウェーデンなどの同じシェンゲン内の国へ飛ぶ時もここを通過する必要があります。なお、オスロ空港からキルケネスやトロムソに行く際は国内線になりますので搭乗はAターミナルになります。
ノルウェーにはいたるところにノルディックスキーの練習場があります。ノルウェーの人々もノルディックスキーが大好きです。この日も空港のテレビでノルディックスキーの世界大会の様子が生中継されていました。みんな釘付けです。
ノルウェー国内線はターミナルAです。スカンジナビア4国(フィンランド・スウェーデン・デンマーク・ノルウェー)の中でもオスロ空港の広さは最大級ですので搭乗に遅れないように気をつけましょう。
ロングイェールビーン空港 到着
自分の足で降機し空港施設まで歩きます。暖かい機内から降りたら、いきなり-20℃の世界です。降りる前に防寒具をしっかり装備しておきましょう。通年で定期便がある世界最北の空港ということで、記念撮影する人も多いですね。
降機して施設まで歩いて中に入ります。
施設内に入ったらそのままターンテーブルです。北極熊が出迎えてくれます。ターンテーブルを過ぎたら出口はもう見えてます。迷うことはありません。
空港出口を出ると、おそらくほとんどの旅行者が記念撮影をするであろう標識があります。なおスヴァールバル空港内で保安検査場外にはお店はありません。SIMカードが必要ならばオスロ空港で購入しておくか、ロングイェールビーンのスーパーで購入しましょう。
ロングイェールビーン空港→街中心部
空港出口を出て左側に空港ー町のシャトルバスが待機しています。飛行機の発着に合わせてバスの時刻表が組まれていますので乗り遅れることはないと思います。
手前のバスの運転手に行先のホテルを告げると、運転手から手前のバスに乗るべきか、奥のバスに乗るべきか教えてくれます。
乗り込むときにクレジットカードで支払うタイプではありません。全員が乗り込んでから出発前に、運転手がクレジットカードリーダーを持って各席をまわります。その時に片道を購入するか、往復を購入するか運転手に言います。
往復を購入した場合はレシートを大事に帰りまでキープしておいてください。
なお、シャトルバスのの運賃は以下の通りです。
片道 75NOK
往復 120NOK
バスは各ホテルの近くのポイントに停車します。その都度、どのホテルが近いか運転手がマイクでアナウンスしてくれますので、注意して聞いておきましょう。
以下のウェブサイトで時刻表等の情報が公開されていますので、チェックしておくことを強くお勧めします。
ロングイェールビーン空港ー町中心のシャトルバスについて(公式ウェブサイト)
ロングイェールビーン空港 出発
次はロングイェールビーン空港の出発側を解説します。町中心からのシャトルバスに乗って空港にやってきました。
空港の出発側ですが、カウンターは写真の通りシンプルな並びです。チェックインマシンはありませんので直接カウンターでチェックインです。写真右が保安検査場です。
保安検査以前の待合に使用できるベンチはほとんどありません。
保安検査場を通過すると搭乗ゲート1つで、広大な待合スペースがあります。待っている間テーブルも椅子も自由に利用可能です。十分な数のテーブルがありますので出発までゆっくりできます。
空港唯一の売店です。ある程度のお土産も販売していますし、ホットドッグやコーヒーメーカーなどを備えています。
パスポートコントロールをトロムソ空港で通過する必要があるため(ノルウェー本土入国のスタンプを押してもらう必要があるため)、トロムソ経由オスロに帰る場合は一度トロムソで降機する必要があります。
オスロ – ロングイェールビーン アクセス Q & A
Q:オスロ空港やロングイェールビーン空港にはラウンジはありますか?
A:オスロ空港はスカンジナビア4国の中でも主要な大きな空港で、航空系・カード系のラウンジがあります。スターアライアンスのラウンジは国内線(ノルウェー国内線)、国際線ともに1つずつあります。なお、ロングイェールビーン空港は小さな空港で(航空系・その他ともに)ラウンジはありません。
最後に
いかがでしたか?ノルウェー オスロ空港⇒ロングイェールビーン空港⇒ロングイェールビーン街中心のアクセスについて今回解説しました。スヴァールバル諸島はその厳しい気候から決して万人向けの旅行地ではありませんが、町中のほとんどのものに「世界最北の~」という名が付いたり、極地の自然の神秘や驚異を感じるにはもってこいの魅力的な土地です。ぜひ機会があればスヴァールバル諸島に旅行してみてくださいね。
スヴァールバル諸島ロングイェールビーンでのホテルの選び方についての解説はこちら
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コメント
再来週に行く予定ですが、空港およびシャトルバスの情報等参考になりました!
コメントありがとうございます。
夏のスヴァールバルもとても素敵です!
世界最北づくしをどうぞお楽しみください。
素敵な旅になることを祈っております。
今後ともよろしくお願いいたします。
Enjoytravelingsolo